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すい‐かずら【忍冬】スヒカヅラ🔗🔉

すい‐かずら忍冬スヒカヅラ スイカズラ科の常緑蔓性木本。山野に自生し、ときに観賞用に栽培。全株に褐色の細軟毛を密生。初夏、芳香のある白色または淡紅色の唇形花を開き、のち黄色に変わる。黒色の液果を結ぶ。茎・葉を乾したものは漢方生薬の忍冬にんどうで、利尿・解毒・解熱薬、花を乾して吹出物などの洗浄用とする。葉が冬でもしぼまないので、忍冬の名がある。金銀花。〈[季]夏〉。〈本草和名〉 すいかずら スイカズラ(花) 撮影:関戸 勇 ⇒すいかずら‐か【忍冬科】

すいかずら‐か【忍冬科】スヒカヅラクワ🔗🔉

すいかずら‐か忍冬科スヒカヅラクワ 双子葉植物の一科。木本または多年草。葉は対生。花は管状をなし、両性。放射状または左右相称。萼・花冠は5裂。雄しべは5。子房は下位で2〜5の心皮から成る。果実は液果または核果。北半球の温帯を中心に10属余、約500種。ニワトコ・ガマズミ・タニウツギ・ハスカップなど。 ⇒すい‐かずら【忍冬】

すいがつ‐かんのん【水月観音】‥グワツクワンオン🔗🔉

すいがつ‐かんのん水月観音‥グワツクワンオン 三十三観音の一つ。月下の水上に浮かぶ一葉の蓮華の上に立つ姿などに表される。

すいか‐とう【西瓜糖】‥クワタウ🔗🔉

すいか‐とう西瓜糖‥クワタウ 西瓜の果実汁のエキス。糖分のほか、カロテン・リンゴ酸を含み、利尿作用がある。 ⇒すい‐か【西瓜・水瓜】

すいか‐の‐せめ【水火の責め】‥クワ‥🔗🔉

すいか‐の‐せめ水火の責め‥クワ‥ ①水と火をまったく使わせない刑罰。平家物語4「検非違使二人をつけて、井にふたをし、火に水をかけ、―にをよぶ」 ②水や火を使ってする拷問。水責めと火責め。 ⇒すい‐か【水火】 ○粋が身を食うすいがみをくう 花柳界や芸人社会の事情に通じて粋いきがることは、ついにはその道に溺れて、身を滅ぼすこととなる。 ⇒すい【粋】 ○水火も辞せずすいかもじせず 水に溺れ火に焼かれるほどの苦痛や危険をもいとわず物事に尽力する。 ⇒すい‐か【水火】

すい‐がら【吸殻】スヒ‥🔗🔉

すい‐がら吸殻スヒ‥ タバコを吸ったあとに残る灰やもえさし。また、比喩的に、よい成分を吸いとったあとの残りかす。浄瑠璃、大職冠「一期連れ添ふ大事の男―にせまい」

広辞苑 ページ 10372