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す・く【剥く】🔗🔉

す・く剥く】 〔他四〕 薄く切る。そぎ切る。〈類聚名義抄〉。玉塵抄22「新しい柑橘の皮を使う時は裏を―・いて…火でこがいて使う」

す・く【梳く】🔗🔉

す・く梳く】 〔他五〕 (「透く」と同源)髪の毛を櫛くしでとかす。くしけずる。日葡辞書「ウマノカミヲスキタツル」

す・く【結く】🔗🔉

す・く結く】 〔他四〕 網を編む。夫木和歌抄33「いせしまや蜑あまのたはれに―・く網のめならぶ人もなほぞ恋しき」

す・く【漉く・抄く】🔗🔉

す・く漉く・抄く】 〔他五〕 (「透く」と同源) ①水に溶かした紙料しりょうを簀の上に薄く敷きのばし、または抄紙機にかけて紙を製造する。源氏物語鈴虫「唐の紙はもろくて、朝夕の御手ならしにもいかがとて、紙屋かんやの人を召して…心ことに清らに―・かせ給へるに」 ②紙を製するように薄く平たいものをつくる。「海苔を―・く」

す・く【鋤く】🔗🔉

す・く鋤く】 〔他五〕 (「透く」と同源) ①鋤すきなどで土地を掘りかえす。古事記「媛女おとめのい隠る岡を金鋤も五百箇いおちもがも―・き撥ぬるもの」。「田を―・く」 ②除く。とりのける。玉塵抄14「呂氏をば―・いて捨てうと云ふ心ぞ」

すぐ【直ぐ】🔗🔉

すぐ直ぐ】 [一]〔名〕 ①まっすぐで、まがっていないこと。新後撰和歌集「梓弓あずさゆみ心のひくにまかせずは今も―なる世にやかへらむ」 ②ただしいこと。正直。狂言、末広がり「これは洛中を走り廻る心も―にない者でござる」 [二]〔副〕 ①時間をおかないさま。ただちに。さっそく。「―参ります」「もう―春だ」「―腹を立てる」 ②距離をおかないさま。ごく近く。「―近くの家」

す・ぐ【挿ぐ】🔗🔉

す・ぐ挿ぐ】 〔他下二〕 ⇒すげる(下一)

広辞苑 ページ 10517