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いた‐びょうし【板表紙】‥ベウ‥🔗🔉

いた‐びょうし板表紙‥ベウ‥ 板でつくった表紙。法帖・折手本などに用いる。

いた・ぶ【傷ぶ】🔗🔉

いた・ぶ傷ぶ】 〔自上二〕 いたましく思う。深く悲しむ。いたむ。敏達紀「―・びたまふ」

いた‐ぶき【板葺き】🔗🔉

いた‐ぶき板葺き】 板で屋根を葺くこと。また、その屋根。

いた‐ぶとん【板蒲団】🔗🔉

いた‐ぶとん板蒲団】 綿の固くなった蒲団。

いた‐ぶね【板舟】🔗🔉

いた‐ぶね板舟】 ①深田などで苗や刈稲などをのせる、板で造った小舟。 ②江戸日本橋魚河岸開設の当初、魚商人が各自に魚をならべて販売するのに用いた戸板。これを設置する場所は幅3〜4尺、奥行6尺の広さに定められ、この場所所有の権利者を板舟持といい、板舟権が成立した。

いた‐ぶら・し【甚振らし】🔗🔉

いた‐ぶら・し甚振らし】 〔形シク〕 (動詞イタブルから)ひどくゆれるさまである。はげしく心が動揺している。万葉集14「―・しもよ昨夜きそ一人寝て」

いた‐ぶ・る【甚振る】🔗🔉

いた‐ぶ・る甚振る】 [一]〔自四〕 激しく揺れ動く。万葉集11「風を痛み―・る浪の」 [二]〔他五〕 ①激しく揺り動かす。 ②脅迫して、金品をせびりとる。ゆする。浮世風呂3「伯父御でも―・らねへきやア、出所でどこがねへはな」 ③生意気な相手をいじめる。

いた‐ぶろ【板風呂】🔗🔉

いた‐ぶろ板風呂】 板で囲った風呂。今物語「―と云ふものをして、人々入りけるに」

いた‐ぶろ【板風炉】🔗🔉

いた‐ぶろ板風炉】 茶道で用いる風炉の一種。方形の板作りで、内部は壁塗り。

いた‐ぶんこ【板文庫】🔗🔉

いた‐ぶんこ板文庫】 2枚の板で書物を挟み、板の左右の端に通した紐で束ねておく道具。草紙挟み。木地文庫。

いた‐べい【板塀】🔗🔉

いた‐べい板塀】 板で造った塀。いたがき。 板塀 撮影:関戸 勇

いたぼ‐がき【板甫牡蠣】🔗🔉

いたぼ‐がき板甫牡蠣】 カキの一種。殻は扁平でやや丸く、外面灰褐色。瓦状の薄片で覆われ、殻長約10センチメートル。本州以南の内湾の岩に左の殻で固着。胎生。8月頃孵化。肉は美味。貝殻から胡粉ごふんを製する。ころびがき。なつがき。わらじがき。

広辞苑 ページ 1123