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たぐい【類・比】タグヒ🔗🔉

たぐい類・比タグヒ ①たぐうこと。相ならぶもの。同等なもの。万葉集4「大夫ますらおもかく恋ひけるを幼婦たわやめの恋ふるこころに―あらめやも」。「―まれな人」 ②つり合い。対つい。孝徳紀「山川に鴛鴦おし二つ居て―よく偶たぐへる妹を」 ③兄弟・姉妹。源氏物語「―おはせぬをだにさうざうしく思しつるに」 ④仲間。源氏物語若紫「同じさまにものし給ふなるを、―になさせ給へ」 ⑤同じ種類。類るい。例。源氏物語若紫「人々まじなひわづらひしを、やがてとどむる―あまた侍りき」。「この―の品」 ⇒たぐい・する【類する】 ⇒たぐい‐な・い【類ない】

だく‐い【諾唯】‥ヰ🔗🔉

だく‐い諾唯‥ヰ 他人の言葉に対するうけこたえ。あいさつ。返答。

だく‐い【諾意】🔗🔉

だく‐い諾意】 承諾の意思。

たぐい・する【類する】タグヒ‥🔗🔉

たぐい・する類するタグヒ‥ 〔自サ変〕 相当する。匹敵する。 ⇒たぐい【類・比】

たく‐いつ【択一】🔗🔉

たく‐いつ択一】 二つ以上のものの中から一つをえらぶこと。「二者―」

たく‐いつ【卓逸】🔗🔉

たく‐いつ卓逸】 他よりぬきんでていること。卓越。

たぐい‐な・い【類ない】タグヒ‥🔗🔉

たぐい‐な・い類ないタグヒ‥ 〔形〕[文]たぐひな・し(ク) 並ぶものがない。くらべるものがない。源氏物語若紫「世語りに人や伝へん―・くうき身を覚めぬ夢になしても」。「―・い美しさ」 ⇒たぐい【類・比】

たぐ・う【比ふ・類ふ】タグフ🔗🔉

たぐ・う比ふ・類ふタグフ [一]〔自四〕 ①そいならぶ。ならぶ。万葉集15「沖になづさふ鴨すらもつまと―・ひて」 ②つれだつ。ともなう。源氏物語澪標「限りある道にては―・ひきこえ給はずなりにしを」。平家物語9「松の雪だに消えやらで、…嵐に―・ふ折々は梅花とも又疑はる」 ③似合う。適合する。源氏物語若菜上「いかに―・ひたる御あはひならん」 [二]〔他下二〕 ⇒たぐえる(下一)

たく‐え【卓衣】🔗🔉

たく‐え卓衣⇒たくい

たく‐えつ【卓越】‥ヱツ🔗🔉

たく‐えつ卓越‥ヱツ 他よりぬきん出てすぐれていること。はるかにひいでていること。卓抜。「―した技能」 ⇒たくえつ‐ふう【卓越風】

広辞苑 ページ 12070