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たに‐ふけ【谷深】🔗🔉

たに‐ふけ谷深】 谷あいの低湿地。平家物語8「あるは―をも嫌はず、駆け入り駆け入り」

たに‐ふところ【谷懐】🔗🔉

たに‐ふところ谷懐】 山と山との間の谷間のふところのような所。散木奇歌集「山桜―に木隠れて」

たに‐ぶんちょう【谷文晁】‥テウ🔗🔉

たに‐ぶんちょう谷文晁‥テウ 江戸後期の画家。江戸の人。通称、文五郎。別号は写山楼・無二庵主など。松平定信の寵遇を受け、「集古十種」の挿絵や「公余探勝図巻」を描く。南画に北画風を加え、また大和絵をよくし、洋画にも精通した。諸国を巡歴し写生的な風景画をつくり、肖像画にもすぐれた。(1763〜1840) ⇒たに【谷】

たに‐べ【谷辺】🔗🔉

たに‐べ谷辺】 (古くは清音)谷のほとり。万葉集11「山高み―に這へる玉葛」

たに‐ま【谷間】🔗🔉

たに‐ま谷間】 ①谷のなか。たにあい。 ②物事の低い部分。一時的に低調になる期間。「連休の―」 ⇒たにま‐の‐ひめゆり【谷間の姫百合】

たに‐まち【谷町】🔗🔉

たに‐まち谷町】 相撲界で、力士の後援者、贔屓ひいき筋のこと。明治末年に大阪谷町筋の相撲好きの外科医が力士から治療代をとらなかったことからという。

たにま‐の‐ひめゆり【谷間の姫百合】🔗🔉

たにま‐の‐ひめゆり谷間の姫百合】 (英語名lily of the valleyの訳)ドイツスズランの異称。→すずらん1 ⇒たに‐ま【谷間】

たに‐みず【谷水】‥ミヅ🔗🔉

たに‐みず谷水‥ミヅ 谷川の水。渓水。

たにむら【谷村】🔗🔉

たにむら谷村】 姓氏の一つ。 ⇒たにむら‐けいすけ【谷村計介】

たにむら‐けいすけ【谷村計介】🔗🔉

たにむら‐けいすけ谷村計介】 陸軍軍人。伍長。日向出身。西南戦争に西郷軍の重囲にある熊本城を脱出、政府軍に危機を報じた。のちに田原坂たばるざかに戦死。(1853〜1877) ⇒たにむら【谷村】

だに‐も🔗🔉

だに‐も (ダニ・モはともに助詞) ①せめて…だけでも。万葉集1「三輪山をしかも隠すか雲―心あらなも」 ②さえも。古今和歌集「鶯―鳴かずもあるかな」 ○田にも畦にも腥物つけてたにもあぜにもなまぐさものつけて 溺愛できあいして、分別もなくむやみに物を与えること。「田もやろう畦もやろう」とも。 ⇒た【田】

広辞苑 ページ 12285