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つづ‐らか🔗🔉

つづ‐らか 眼を見張るさま。新撰字鏡2「盰、張目之、目豆々良加尓須」。栄華物語花山「目も―なる小法師にて」

つづら‐がさ【葛笠・葛籠笠】🔗🔉

つづら‐がさ葛笠・葛籠笠】 ツヅラフジで編んだ網代笠あじろがさ。近江国水口みなくち産で、形は市女笠いちめがさに似て、中のみねがやや低い。天和(1681〜1684)の頃女子の間で流行し、のち、風流を好む江戸の男子も用いた。西鶴織留2「辻辻のぬけたる―を被き」 葛笠 ⇒つづら【葛】

つづら‐きっつけ【葛切付】🔗🔉

つづら‐きっつけ葛切付】 ツヅラフジで編みあげた下鞍したぐら⇒つづら【葛】

つづら‐こ【葛籠】🔗🔉

つづら‐こ葛籠(→)「つづら」3に同じ。 ⇒つづら【葛】

つづら‐ふじ【葛藤・防已】‥フヂ🔗🔉

つづら‐ふじ葛藤・防已‥フヂ ツヅラフジ科の蔓性落葉木本。西日本の暖地に生える。蔓は長く平滑で他物に巻き付く。葉は大きく卵円形、しばしば浅く5裂。雌雄異株。夏、淡緑色の小花をつけ、果実は黒熟。根を乾したものは生薬の防已ぼういで、利尿剤とする。蔓は非常に強く、かごなどを編む。オオツヅラフジ。ツタノハカズラ。アオツヅラ。 ⇒つづら【葛】

つづらふじ‐か【葛藤科】‥フヂクワ🔗🔉

つづらふじ‐か葛藤科‥フヂクワ 双子葉植物の一科。蔓になるものが多い。世界の温帯に広く分布、65属350種ある。ツヅラフジ・アオツヅラフジ・ハスノハカズラなど。 ⇒つづら【葛】

つづらぶみ【藤簍冊子】🔗🔉

つづらぶみ藤簍冊子】 上田秋成の自撰歌文集。6巻6冊。1804年(文化1)成立、05年前半3巻3冊を、06年6巻6冊本を刊行。歌・紀行・文集から成る。

つづら‐ぼうし【葛帽子】🔗🔉

つづら‐ぼうし葛帽子】 葛笠つづらがさの異称。狂言、庵の梅「北嵯峨の踊りは、―をしやんと着て」 ⇒つづら【葛】

広辞苑 ページ 13192