複数辞典一括検索+
繋ぐ】🔗⭐🔉
繋ぐ】
[一]〔他五〕
(「綱」を活用させた語)
①糸・綱などで1カ所に物を結びとめて離れないようにする。万葉集16「法師らがひげの剃杭馬―・ぎいたくな引きそ法師は泣かむ」。源氏物語少女「―・がぬ舟に乗りて池に離れいでて」。天草本平家物語「水の底には大綱を張り、逆茂木を―・いで流しかけた」。「犬を―・ぐ」
②切れたり離れたりしているものを続け合わせる。「糸を―・ぐ」「手を―・ぐ」「電話を―・ぐ」
③長く続くようにする。絶えないようにする。浄瑠璃、源氏冷泉節「―・ぐ命の憂き三年」。「望みを―・ぐ」
④とらえる。束縛する。わが方へ引きとめる。傾城禁短気「船町の喜田に末は―・がるる心底か」。「獄に―・ぐ」
⑤ひく。ほだす。「娘の縁に―・がれて」
⑥血痕・足跡などをたよりに、逃げた獣のあとをつける。たどる。万葉集16「射ゆししを―・ぐ川辺の和草にこぐさの」。平家物語8「男の帰らむ時、しるしを付けて行かむ方を―・いで見よ」
[二]〔他下二〕
⇒つなげる(下一)
つな‐くり【
綱繰】🔗⭐🔉
綱繰】
船首にあって、錨綱いかりづなや小錨を収めておく所。〈日葡辞書〉
つな‐ぐるま【
綱車】🔗⭐🔉
綱車】
ロープ車のこと。
つな・げる【
繋げる】🔗⭐🔉
繋げる】
〔他下一〕[文]つな・ぐ(下二)
切れ、または離れているものを続け合わせる。つなぐ。
つなし【
鯯】🔗⭐🔉
鯯】
コノシロの幼魚で、コハダより大きい頃の名。万葉集17「―とる氷見ひみの江過ぎて」
つなしま【
綱島】🔗⭐🔉
綱島】
姓氏の一つ。
⇒つなしま‐りょうせん【綱島梁川】
つなしま‐りょうせん【
綱島梁川】‥リヤウ‥🔗⭐🔉
綱島梁川】‥リヤウ‥
思想家・評論家。名は栄一郎。岡山県生れ。早大卒。美術・文芸評論で活躍し、宗教に関心を深め、「予が見神の実験」は反響を呼ぶ。著「西洋倫理学史」「病間録」など。(1873〜1907)
⇒つなしま【綱島】
つな‐すくみ【
綱竦み】🔗⭐🔉
綱竦み】
手綱を引いても、馬がすくんで進まないこと。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「畜類ながら性あれば、最期を惜しむ―かや」
つな‐そ【
広辞苑 ページ 13201。