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つま‐ど・る【褄取る・袺る】🔗🔉

つま‐ど・る褄取る・袺る】 〔他五〕 竪褄たてづまを手で持ち上げる。褄をとる。

つま‐ど・る【端取る・妻取る】🔗🔉

つま‐ど・る端取る・妻取る】 〔他四〕 鎧の袖または草摺くさずりの両端を別色の糸または革でおどす。太平記32「洗ひ皮の鎧の―・りたるに」

つま‐なげだし【褄投出し】🔗🔉

つま‐なげだし褄投出し】 着物の褄を外に開いてすわること。武家の女性のすわり方。好色一代女6「いつ見習ひける―の居ずまひ」

つま‐なし【妻梨】🔗🔉

つま‐なし妻梨】 梨。「妻無し」の縁語として用いる。万葉集10「―の木を手折りかざさむ」

つま‐な・る【夫馴る・妻馴る】🔗🔉

つま‐な・る夫馴る・妻馴る】 〔自下二〕 雌雄、また異性同士がなれ親しむ。好色一代男2「おのがさまざま―・るるもをかしくて」

つま‐な・る【爪馴る】🔗🔉

つま‐な・る爪馴る】 〔自下二〕 弾きなれる。続詞花和歌集「人にまた―・れ(「妻馴れ」をかける)にけることなれば憂きためしにはひくと知らずや」

つまにおい‐の‐よろい【爪匂の鎧】‥ニホヒ‥ヨロヒ🔗🔉

つまにおい‐の‐よろい爪匂の鎧‥ニホヒ‥ヨロヒ 褄取縅つまどりおどしの鎧の俗称。

つま‐ね【爪根】🔗🔉

つま‐ね爪根】 爪つめの根もと。つまもと。

つま‐の‐こ【妻の子・夫の子】🔗🔉

つま‐の‐こ妻の子・夫の子】 ①妻を親愛の情を示していう語。万葉集18「その―と朝宵に笑みみ笑まずみ」 ②夫を親愛の情を示していう語。万葉集10「その―があらたまの年の緒長く思ひ来し」

つま‐の‐みこと【妻の命・夫の命】🔗🔉

つま‐の‐みこと妻の命・夫の命】 ①妻を親愛の情を示していう語。古事記「若草の―」 ②夫を親愛の情を示していう語。万葉集2「靡かひし―のたたなづく柔膚にきはだすらを」

つま‐はじき【爪弾き】🔗🔉

つま‐はじき爪弾き】 ①心にかなわぬことのある時、または嫌悪・排斥する時などに、爪先を親指の腹にかけてはじくこと。落窪物語1「老い給へるほどよりは、―をいと力々しうし給ひて」 ②転じて、嫌悪・排斥し非難すること。指弾。「世間の―にあう」「仲間に―される」

つま‐はずれ【褄外れ・爪外れ】‥ハヅレ🔗🔉

つま‐はずれ褄外れ・爪外れ‥ハヅレ 取りまわし。身のこなし。男色大鑑「―ゆたかに物ごししとやかに」

広辞苑 ページ 13242