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つめ‐ふ・せる【詰め伏せる】🔗🔉

つめ‐ふ・せる詰め伏せる】 〔他下一〕[文]つめふ・す(下二) 言いつめて屈伏させる。説き伏せる。古今著聞集16「これほどにここちよく―・せたることこそ候はね」

つめ‐みがき【爪磨き】🔗🔉

つめ‐みがき爪磨き】 爪をみがくこと。爪をみがくもの。

つめ‐もの【詰物】🔗🔉

つめ‐もの詰物】 ①鳥・魚・野菜などの内部に、別の調理品を詰め込んだ料理の総称。また、その内部に詰めるもの。 ②接触部の摩耗を防いだり輸送の際に品物の損傷を防いだりするため、機械の隙間や品物の間に充填するもの。パッキング。 ③虫歯などの欠損部をふさぐもの。インレー。 ④(→)詰将棋つめしょうぎに同じ。 ⇒つめもの‐ばこ【詰物箱】

つめ‐ようじん【詰用心】🔗🔉

つめ‐ようじん詰用心】 追い詰められないように用心すること。厳重な用心。狂言、夷毘沙門「鞍馬のつつと奥に住んで、敵かたきも持たぬ―」

つめ‐よ・せる【詰め寄せる】🔗🔉

つめ‐よ・せる詰め寄せる】 〔自下一〕[文]つめよ・す(下二) おしよせる。せまりよせる。

つめ‐よ・る【詰め寄る】🔗🔉

つめ‐よ・る詰め寄る】 〔自五〕 詰問きつもんなどをするため相手の近くに迫り寄る。「相手に―・る」

つ・める【詰める】🔗🔉

つ・める詰める】 [文]つ・む(下二) [一]〔他下一〕 一定の枠の中に物を押し入れて、すいた所をふさぎ、微動もしないようにする意。 ①ぎっしりと入れて満たす。万葉集3「潮干なば玉藻刈り―・め」。狂言、茶壺「毎年栂の尾へ茶を―・めにやられまする」 ②隙間のないようにする。ふさぐ。漏れたりしないようにする。太平記17「多年のいきどほりもただ今日のいくさに定りぬと気を―・めぬ人はなかりけり」。「穴を―・める」「席を―・める」「息を―・める」 ③物を隙間に入れてあかないようにする。落窪物語2「うちたたきおしひけど、うちとに―・めてければゆるぎだにせず」。「戸を―・める」 ④ゆきづまらせる。窮地に追い込む。徒然草「問ひ―・められてえこたへずなり侍りつ」。玉塵抄22「一国の者、飢寒に―・められて皆死ぬぞ」 ⑤ぎりぎりの所まで押し進める。きわみに至らせる。槐記「また、これほどと―・めて、それより先はきはまりなき芸もあり」。「計画を―・める」 ⑥きびしく迫る。攻め寄る。謡曲、橋弁慶「長刀の鋒に太刀合はせ、―・めつ開きつ戦ひしが」。玉塵抄6「敵のくたびれた時に―・めて一いくさしたらば」 ⑦そのことにかかりきる。休みなくしつづける。玉塵抄9「周の礼義教へに民がならひ―・めたに、襄公一向に礼教ないぞ」。「そんなに―・めて仕事をしなくてもいい」 ⑧ちぢめる。短くする。風姿花伝「老いぬればとて、腰膝をかがめ身を―・むれば、花失せて」。「袖を―・める」 ⑨倹約する。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「随分私が身を―・め、三度つける油も一度つけ」。「生活費を―・める」 ⑩発音を促音にする。謳曲英華抄「出して唱へがたきつ文字は訓にても―・めて唱ふ」 ⑪将棋で王手をかけ、相手の王将を逃げみちのないようにする。「金が一枚あれば―・められる」 ⑫(「指を―・める」の形で) ㋐ドアなどに指を挟む。 ㋑謝罪などのしるしに指を切り落とす。 [二]〔自下一〕 ①つまる。動きがとれなくなる。今鏡「ならはせ給はぬ御ありさまに、御冠の額も―・むる心ちせさせ給ひ」 ②勤務の人のいるべき席があかないように控えている。勤番をする。狂言、萩大名「此のうち御前に―・めてあれば」。「控室に―・めて待機する」

広辞苑 ページ 13263