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つゆ‐け・し【露けし】🔗🔉

つゆ‐け・し露けし】 〔形ク〕 ①露が多い。湿気が多い。〈[季]秋〉。源氏物語賢木「道の程、いと―・し」 ②涙っぽい。源氏物語桐壺「見奉る人さへ―・き秋なり」

つゆこそでむかしはちじょう【梅雨小袖昔八丈】‥ヂヤウ🔗🔉

つゆこそでむかしはちじょう梅雨小袖昔八丈‥ヂヤウ 歌舞伎脚本。4幕。河竹黙阿弥作の世話物。通称「髪結新三かみゆいしんざ」。1873年(明治6)初演。江戸の材木屋白子屋の娘お熊の亭主殺しに、髪結新三の悪事をからませた大岡政談を脚色。→恋娘こいむすめ昔八丈 →文献資料[梅雨小袖昔八丈(序幕第三場)]

つゆごもり‐の‐はづき【露隠りの葉月】🔗🔉

つゆごもり‐の‐はづき露隠りの葉月】 陰暦11月の異称。 ○露凝るつゆこる 露が冬の寒さで凝結して流れ落ちない。露氷る。〈[季]冬〉 ⇒つゆ【露】

つゆ‐さむ【露寒】🔗🔉

つゆ‐さむ露寒】 露が霜に変わろうとする、暮秋の頃の寒さ。はだ寒。うそ寒。秋寒。〈[季]秋〉

つゆ‐ざむ【梅雨寒】🔗🔉

つゆ‐ざむ梅雨寒】 (ツユサムとも)梅雨期に数日続く季節はずれの寒さ。〈[季]夏〉

つゆ‐しぐれ【露時雨】🔗🔉

つゆ‐しぐれ露時雨】 ①露と時雨。新古今和歌集「―もる山かげの下紅葉」 ②露がいっぱいおりて時雨が降ったようになること。〈[季]秋〉。曠野「―歩鵜かちうに出づる暮かけて」(荷兮)

つゆ‐じも【露霜】🔗🔉

つゆ‐じも露霜】 (奈良時代にはツユシモ) ①露と霜。または露。古今和歌集「萩が花散るらむ小野の―に」 ②秋の末に、露が凍って霜となったもの。みずしも。〈[季]秋〉。万葉集10「秋萩の枝もとををに―置き」 ③としつき。歳月。星霜。新古今和歌集「―は改まるとも」 ⇒つゆじも‐の【露霜の】

広辞苑 ページ 13271