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な【肴】🔗🔉

】 魚・菜など、酒・飯に添えて食べる物の総称。副食物。おかず。古事記「前妻こなみが―乞はさば」

な【魚】🔗🔉

】 (「肴」と同源)食用とする魚類。さかな。まな。万葉集5「帯日売たらしひめ神の命の―釣らすと」

な【菜】🔗🔉

】 (「肴」と同源)葉・茎などを食用とする草本類の総称。今は主としてアブラナ類の葉菜を指す。あおな。万葉集1「この丘に―摘ます子」

な【那】🔗🔉

】 梵語の音訳字。

な【無】🔗🔉

】 (形容詞「なし」の語幹)無いこと。源氏物語若菜上「殊なる事―の御返りや」

な【儺】🔗🔉

】 ①追儺ついな。おにやらい。中務省式「凡そ年の終りに―を行ふ者」 ②追儺の時、おいはらう疫病の神。夫木和歌抄18「ふる年といふ―をやらふ音高み」

な【己・汝】🔗🔉

己・汝】 〔代〕 ①自分。おのれ。万葉集9「―が心から鈍おそやこの君」 ②転じて、おまえ。なんじ。なれ。いまし。古事記「―こそは男にいませば」

な【何】🔗🔉

】 〔代〕 なに。源氏物語夕顔「こは―ぞ」

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〔副〕 ①動詞の連用形(カ変・サ変では古い命令形の「こ」「せ」)の上に付けて禁止の意を表す。…するな。万葉集4「吾が背子は物―思ほし事しあらば火にも水にも吾なけなくに」 ②「な…そ」の形で動詞の連用形(カ変・サ変では古い命令形の「こ」「せ」)を挟んで、相手に懇願してその行動を制する意を表す。禁止の終助詞「な」よりも意味が婉曲である。どうか…しないでおくれ。万葉集2「放ち鳥荒び―行きそ君まさずとも」。源氏物語夕顔「あが君、生きいで給へ。いみじき目―見せ給ひそ」

広辞苑 ページ 14458