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なだま・る【宥まる】🔗🔉

なだま・る宥まる】 〔自四〕 なだらかになる。平穏になる。日吉社并叡山行幸記「神襟縁底は―・り給ふべきにや」。日葡辞書「イカリ(怒)ガナダマル」

なだ・む【宥む】🔗🔉

なだ・む宥む】 〔他下二〕 ⇒なだめる(下一)

なた‐め【鉈目】🔗🔉

なた‐め鉈目】 はっきりした道がない森林で、山中生活者・登山者などが樹木の幹に鉈でつけた目印。

なだめ【灘目】🔗🔉

なだめ灘目】 兵庫県灘の旧名。「―の酒」

な‐だめし【名謁】🔗🔉

な‐だめし名謁(→)名対面なだいめん1に同じ。

なだめ‐すか・す【宥め賺す】🔗🔉

なだめ‐すか・す宥め賺す】 〔他五〕 泣いたり怒ったりしている者を慰めたりおだてたりして機嫌を直させる。「だだっ子を―・す」「―・して仕事をさせる」

なだ・める【宥める】🔗🔉

なだ・める宥める】 〔他下一〕[文]なだ・む(下二) ①ゆるやかにする。寛大に処する。続日本紀32「免ゆるし賜ひ―・め賜ひて、遠流の罪に治め賜はく」。源氏物語少女「憚るところなく、例あらむにまかせて、―・むる事なくきびしう行へ」 ②穏やかにする。荒立てないようにする。なごやかにする。平家物語3「入道相国のさしも横紙をやられつるも此の人のなほし―・められつればこそ、世も穏おだしかりつれ」 ③機嫌をとる。しずめる。十訓抄「其の咎あまたたびに及ばば、―・むるに力及ぶべからず」。「泣く子を―・める」

なだ‐らか🔗🔉

なだ‐らか ①かどだたないさま。なめらか。宇津保物語祭使「―なる石、かどある岩」 ②平穏。無事。源氏物語玉鬘「響の灘も―に過ぎぬ」 ③性質などのおだやかなさま。おとなしやか。大和物語「女は大人になればこよなく―になるなれ」 ④急激でないさま。のどか。ゆったり。源氏物語行幸「―にやうやう人目をも馴らすなむ」 ⑤勾配のゆるいさま。「―な坂」 ⑥すらすらと物を言うさま。物事がすらすら運ぶさま。源氏物語橋姫「若き人々の―に物聞ゆべきもなく」。「会談は―に進んだ」 ⑦ほどよいさま。源氏物語末摘花「―なるほどにあひしらはむ人もがな」

広辞苑 ページ 14652