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いわ‐タバコ【岩煙草】イハ‥🔗🔉

いわ‐タバコ岩煙草イハ‥ イワタバコ科の多年草。山地の陰湿な岩壁に着生。根茎から2〜3葉を出す。葉は小判形で軟らかくタバコの葉に似る。葉面に縮緬ちりめん状のしわがよる。夏、花茎をのばし紫花をつけ、花後、蒴果さくかを結ぶ。若葉を食用、また胃腸薬として煎用。観賞用に栽培。イワナ。タキヂシャ。 いわタバコ イワタバコ 撮影:関戸 勇

いわた‐りょうと【岩田涼イハ‥リヤウ‥🔗🔉

いわた‐りょうと岩田涼イハ‥リヤウ‥ 江戸中期の俳人。別号は団友・神風館3世。伊勢山田の神官。蕉門に入り、支考・木因と親しく伊勢風の祖となった。行脚し、「皮籠摺かわごずれ」などがある。(1659〜1717) ⇒いわた【岩田】

い‐わた・る【居渡る】ヰ‥🔗🔉

い‐わた・る居渡るヰ‥ 〔自四〕 広く一面に居並ぶ。紫式部日記「かたちなどをかしき若人の限りにて、さしむかひつつ―・りたりしは」

いわ‐づか【岩塚】イハ‥🔗🔉

いわ‐づか岩塚イハ‥ 石垣。

いわつき【岩槻】イハ‥🔗🔉

いわつき岩槻イハ‥ 埼玉県東部の旧市名。2005年さいたま市と合併し、岩槻区はその行政区名の一つ。太田道灌が岩槻城を築城。もと阿部氏12万石の城下町。 ⇒いわつき‐もめん【岩槻木綿】

いわつき‐もめん【岩槻木綿】イハ‥🔗🔉

いわつき‐もめん岩槻木綿イハ‥ 岩槻近辺で織り出す木綿織物。のれん・ふろしき・晒さらし木綿などに使用。 ⇒いわつき【岩槻】

いわ‐づた【岩蔦】イハ‥🔗🔉

いわ‐づた岩蔦イハ‥ 緑藻類アオサ藻綱イワヅタ科に属する海藻の総称。緑色。岩上や砂上を匍匐する茎状部から葉状部が直立する。単細胞ながら多数の核を含み、肉眼で見える大きさに成長する。日本に約20種。クロキヅタ・クビレヅタ・フサイワヅタ・イチイヅタ・ヘライワヅタなど。

いわ‐つつじ【岩躑躅】イハ‥🔗🔉

いわ‐つつじ岩躑躅イハ‥ ①岩間に生えているツツジ。和歌では、「いはず」「いはねば」などを言いだすためにも用いる。万葉集7「山越えて遠津の浜の―」。古今和歌集「思ひいづるときはの山の―いはねばこそあれ恋しきものを」 ②ツツジ科の落葉小低木。北日本の高山帯に自生。高さ約8センチメートル。葉は膜質で頂部に集合。夏、葉腋に淡紅色の鐘形花を開く。果実は液果で紅熟。食用。 いわつつじ ③襲かさねの色目。表は紅、裏は紫。

広辞苑 ページ 1521