複数辞典一括検索+

ひし‐ひし【緊緊・犇犇】🔗🔉

ひし‐ひし緊緊・犇犇】 ①物がおされて鳴るさま。源氏物語夕顔「足音―と踏みならしつつ」 ②すきまなくぴったりと寄りつくさま。古今著聞集16「互ひに―と取りくみて」。平家物語4「平家の兵ども十四五騎、―と落ち重なつて」 ③動作の勢いの激しいさま。宇治拾遺物語1「―とただ食ひに食ふ音のしければ」 ④手厳しいさま。ゆるみないさま。源平盛衰記34「―と事定まりぬ」 ⑤鞭むちなどで強く打つさま。ぴしぴし。日葡辞書「ヒシヒシトウタルル」 ⑥強く身に迫って感じるさま。ひし。「有難さを―と感じる」

びし‐びし【緊緊・犇犇】🔗🔉

びし‐びし緊緊・犇犇】 ①鼻汁をすすりあげる音。万葉集5「咳しわぶかひ鼻―に」 ②物がしなって風を切ったり打ち当たったりして発する連続音。また、そのさま。「鞭を―鳴らす」 ③手加減せず容赦なく行うさま。「―取り締まる」

ぴし‐ぴし【緊緊・犇犇】🔗🔉

ぴし‐ぴし緊緊・犇犇】 ①はげしく物を折る音。びしびし。 ②鞭むちなどで強く打つ音。 ③容赦なく厳しく行うさま。「―と仕込む」

ひじ‐ぶとん【肘蒲団】ヒヂ‥🔗🔉

ひじ‐ぶとん肘蒲団ヒヂ‥ (→)「肘突き」に同じ。

ひじ‐ほうもん【秘事法門】‥ホフ‥🔗🔉

ひじ‐ほうもん秘事法門‥ホフ‥ 〔仏〕浄土真宗の異安心いあんじんの一種。教義を公開せず、信者にのみその内容を秘密裡に伝えるものをいい、特定の一派を指すわけではない。夜中の秘事、隠密の釈義、十劫秘事、不拝おがまず秘事などともいわれ、江戸時代の土蔵おくら秘事などが有名。

びし‐ま🔗🔉

びし‐ま 小さな鉛のおもり(びし)を多数つけた釣糸。真鯛釣りなどに使う。

ひじ‐まき【臂巻・釧】ヒヂ‥🔗🔉

ひじ‐まき臂巻・釧ヒヂ‥ (→)くしろに同じ。〈倭名類聚鈔14

ひじ‐まくら【肘枕】ヒヂ‥🔗🔉

ひじ‐まくら肘枕ヒヂ‥ 自分の肘をまげて枕の代りにすること。

ひし‐むすび【菱結び】🔗🔉

ひし‐むすび菱結び】 紐の結び方。菱形に結ぶもの。

ひし‐めき【犇】🔗🔉

ひし‐めき】 ひしめくこと。騒動。

広辞苑 ページ 16480