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ふみ‐はず・す【踏み外す】‥ハヅス🔗🔉

ふみ‐はず・す踏み外す‥ハヅス 〔他五〕 ①ふみどころをあやまって、足をそらす。太平記25「―・して太子夫人もろともに海底に落入り給ひてけり」。「はしごを―・す」 ②道義にはずれた行為をする。「人の道を―・す」 ③失敗する。失脚する。

ふみ‐はだか・る【踏みはだかる】🔗🔉

ふみ‐はだか・る踏みはだかる】 〔自四〕 足をひろげて立つ。今昔物語集27「牛の―・りて、はたらかで立てりければ」

ふみ‐はな・す【踏み放す】🔗🔉

ふみ‐はな・す踏み放す】 〔他四〕 鐙あぶみから足をはずして馬からおり、馬だけを行かせる。乗り放す。太平記26「馬を―・して徒立かちだちになつて」 ○文は遣りたし書く手は持たぬふみはやりたしかくてはもたぬ いろはカルタの一つ。恋文をやりたいが字が書けず、人にたのむわけにもいかない。気をもむ意。(遊里の)無筆な女が嘆く言葉。文を遣るには書く手は持たぬ。 ⇒ふみ【文】

ふみ‐は・る【踏み張る】🔗🔉

ふみ‐は・る踏み張る】 〔自四〕 足を開いて強くふむ。ふんばる。今昔物語集29「よもすがら秋の夜の永きになむ―・りて立てりければ」

ふみ‐びつ【文櫃】🔗🔉

ふみ‐びつ文櫃】 書物を入れておくひつ。ふびつ。

ふみ‐ひと【史】🔗🔉

ふみ‐ひと】 (書人ふみひとの意)大和政権で文筆を職とした官。ふびと。玄奘表啓平安初期点「史文ミ人前良に曠とおぎろにして」

ふみ‐びと【文人】🔗🔉

ふみ‐びと文人】 文芸を学び、また文筆に従事する人。特に、漢詩を作る人。ぶんじん。高光集「―召して…詩に作らせ給ふに」

ふみひらき‐づき【文披月】🔗🔉

ふみひらき‐づき文披月】 陰暦7月の異称。ふみづき。ふみひろげづき。

ふみ‐ひろ・ぐ【踏み広ぐ】🔗🔉

ふみ‐ひろ・ぐ踏み広ぐ】 〔他下二〕 ふんで広くする。努力して拡張する。浄瑠璃、心中宵庚申「婿たちが―・げた田地」

ふみひろげ‐づき【文披月】🔗🔉

ふみひろげ‐づき文披月(→)「ふみひらきづき」に同じ。

ふみ‐ひろご・る【踏み広ごる】🔗🔉

ふみ‐ひろご・る踏み広ごる】 〔自四〕 足に力をこめて立つ。ふんばる。宇治拾遺物語10「車のおつると心得て牛の―・りて立てりければ」

広辞苑 ページ 17363