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まわし‐のみ【回し飲み】マハシ‥🔗🔉

まわし‐のみ回し飲みマハシ‥ 飲物の容器を人から人へと回して飲むこと。 ⇒まわし【回し・廻し】

まわし‐ぶみ【回し文・廻し文】マハシ‥🔗🔉

まわし‐ぶみ回し文・廻し文マハシ‥ 同一の事柄を多人数に知らせるため宛名を列記し、順々にまわして示す書状。めぐらしぶみ。かいじょう。かいぶん。 ⇒まわし【回し・廻し】

まわし‐べや【回し部屋・廻し部屋】マハシ‥🔗🔉

まわし‐べや回し部屋・廻し部屋マハシ‥ 遊女が一時に二人以上の客をとった時、後の客を入れる部屋。廻し座敷。 ⇒まわし【回し・廻し】

まわし‐もの【回し者】マハシ‥🔗🔉

まわし‐もの回し者マハシ‥ 敵の中にひそかに紛れこんで、内情を探る人。間者。間諜かんちょう。いぬ。スパイ。 ⇒まわし【回し・廻し】

まわし‐もり【回し盛り】マハシ‥🔗🔉

まわし‐もり回し盛りマハシ‥ 飯などを高くまるく盛ること。 ⇒まわし【回し・廻し】

まわ・す【回す・廻す】マハス🔗🔉

まわ・す回す・廻すマハス 〔他五〕 ①ある点を中心にその周囲に沿うように動かす。輪を描くように動かす。回転させる。竹取物語「疾はやき風…舟を海中にまかり入りぬべく吹き―・して」。「独楽こまを―・す」「換気扇を―・す」 ②周囲をとり巻くようにする。宇治拾遺物語9「見れば屏風をたて―・して」。「幕を―・す」 ③向きを変えさせ、他に移す。差し向ける。天草本平家物語「搦手へ―・せと言うて、楯の六郎に七千余騎を添へて北黒坂へ―・し」。「車を玄関に―・す」「金を他に―・す」 ④順々に送りわたす。天草本平家物語「院宣ぢやと言うて、九州二島へ文を―・いて」。「奉加帳を―・す」 ⑤次から次へとめぐらせて、全体に及ぼす。あまねくゆきわたらせる。行き届かせる。源氏物語賢木「いと急にのどめたる所おはせぬおとどの、おぼしも―・さずなりて」。「気を―・す」 ⑥(動詞の連用形について)その動作をあちこちで、何度もまたは継続して行う意を表す。「こづき―・す」「高級車を乗り―・す」 ⑦まるめこむ。浄瑠璃、卯月潤色「親父様、内の今めに―・されて」 ⑧利子をとって貸す。資金を運用する。日本永代蔵4「借銀も此のごとく利を一ヶ月も重ねぬやうに―・せば」。「年利五分に―・す」 ⑨(遊里語)遊女などが客の気に入るようにつくす。色道大鏡「まはす。男の気にちがはじと、女の方より従ふ貌なり」。好色一代男3「女郎寝て―・せば、男は酔ひて前後をしらず」

広辞苑 ページ 18684