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もう‐まく【網膜】マウ‥🔗🔉

もう‐まく網膜マウ‥ 眼球壁の最内層。多数の視細胞が並び、これに視神経線維が分布。視細胞は光の刺激を受けて変化を起こし、これが大脳皮質に伝わって視覚となる。視細胞には杆体かんたい細胞と錐体すいたい細胞とがあり、錐体細胞は網膜の中央に多く集まって最も鋭敏に光を感じる黄斑おうはんを作る。視神経が入ってくる部分には視細胞がなく、この部分では見えないので、盲点または盲斑という。→眼球(図)⇒もうまく‐えん【網膜炎】 ⇒もうまく‐はくり【網膜剥離】

もうまく‐えん【網膜炎】マウ‥🔗🔉

もうまく‐えん網膜炎マウ‥ 網膜の炎症を意味するが、習慣的に広く腎臓病・糖尿病・高血圧・梅毒・結核などを主な原因とする網膜の病変をも含み、この場合は網膜症と同義。視力障害、視野の欠損、網膜の濁り・出血などが見られる。 ⇒もう‐まく【網膜】

もうまく‐はくり【網膜剥離】マウ‥🔗🔉

もうまく‐はくり網膜剥離マウ‥ 眼底の網膜色素上皮が網膜視細胞層から剥がれ、その間隙に液化した硝子体しょうしたいが貯留する病変。強度の近視者などに特発性に起こるほか、眼の炎症、糖尿病、外傷などに続発する。視野欠損を来し、進行すると失明に至る。 ⇒もう‐まく【網膜】

もう‐む【蒙霧・朦霧】🔗🔉

もう‐む蒙霧・朦霧】 ①もうもうとたちこめる霧。 ②心の晴れやかでないこと。心のふさがること。

もう‐めい【濛溟】🔗🔉

もう‐めい濛溟】 空がくもって暗いこと。

もう‐もう【耄耄】🔗🔉

もう‐もう耄耄】 耄碌もうろくしているさま。よぼよぼ。源氏物語若菜上「―に耳もおぼおぼしかりければ」

もう‐もう【惘惘】マウマウ🔗🔉

もう‐もう惘惘マウマウ 失望して気が抜けるさま。ぼんやりしているさま。ぼうぼう。

もう‐もう【莽莽】マウマウ🔗🔉

もう‐もう莽莽マウマウ ①草または毛髪などが多く、生え乱れるさま。 ②野原のひろびろとしたさま。

もう‐もう【朦朦・濛濛】🔗🔉

もう‐もう朦朦・濛濛】 ①霧や小雨、また煙などで薄暗いさま。「煙が―と立ちこめる」「―たる砂塵」 ②精神がぼんやりとしたさま。太平記27「執事兄弟只―としたるばかりにて」 ③病気。御湯殿上日記「御むろ御―にて」

広辞苑 ページ 19449