複数辞典一括検索+

よ‐ごこち【世心地】🔗🔉

よ‐ごこち世心地】 世にはやる病気。流行病。疫病。世の中ごこち。撰集抄「その里に―おびたたしくはやりて」

よこ‐ごと【横言】🔗🔉

よこ‐ごと横言】 人を中傷することば。讒言ざんげん。万葉集9「垣ほなす人の―繁みかも」

よ‐ごころ【世心】🔗🔉

よ‐ごころ世心】 男女間の情。いろけ。色情。春情。伊勢物語「―つける女」

よこ‐さ【横さ】🔗🔉

よこ‐さ横さ】 (サは接尾語。横方よこさまの意)よこの方。万葉集18「縦たたさにもかにも―も」↔たたさ

よこ‐ざ【横座】🔗🔉

よこ‐ざ横座】 ①正面の席。上座。大饗のときの正座しょうざ。今昔物語集26「長たけ七八尺ばかりなる猿―にあり…次々の左右そうに猿百ばかり居並みて」 ②(炉の奥正面の席で、敷物が正面に向かって横向きになるところからいう)主人のすわる席。亭主座。↔竪座たてざ→いろり(図)。 ③勘定吟味役の異称。

よこざ【横座】🔗🔉

よこざ横座】 狂言。牛主が牛をとりかえそうと、「横座よ」と牛の名を呼ぶが、牛が答えないので苦心する。

よこ‐ざい【横材】🔗🔉

よこ‐ざい横材】 建築で、水平方向に渡された部材の総称。梁はり・桁けた・楣まぐさなど。横架材。

よこ‐ざき【横裂き】🔗🔉

よこ‐ざき横裂き】 横に引き裂くこと。

よこ‐ざし【横挿】🔗🔉

よこ‐ざし横挿】 髷まげの後部に横から差すかんざし。

よこ‐さび【横皺】🔗🔉

よこ‐さび横皺】 近世の烏帽子えぼしの皺しぼの、横に高く低く畝うねを立てたもの。

よこ‐ざま【横方・横様】🔗🔉

よこ‐ざま横方・横様】 (ヨコサマとも) ①横の方。横向き。枕草子49「鼻は―なりとも」。「―に吹きつける雨」↔縦ざま。 ②当然でないこと。道理にそむくこと。よこしまなこと。非道。今昔物語集20「人は心直かるべし、永く―の心の仕つかふべからず」 ⇒よこざま‐あめ【横方雨】 ⇒よこざま‐ぎり【横方斬り】 ⇒よこざま‐の‐さいわい【横様の幸】 ⇒よこざま‐の‐しに【横様の死】

広辞苑 ページ 20252