複数辞典一括検索+
りく‐き【陸機】🔗⭐🔉
りく‐き【陸機】
中国、西晋の詩人。字は士衡。呉の名族の出身。呉の滅亡後、弟の陸雲(262〜303)と共に洛陽へ赴き、晋に仕えた。修辞に意を用いた華麗な詩風で、六朝修辞主義の路を開いた。陸雲と共に二陸と称される。著「陸士衡集」。(261〜303)
りく‐ぎ【六義】🔗⭐🔉
りく‐ぎ【六義】
①詩経大序にいう詩の6種の分類。すなわち賦・比・興・風・雅・頌。賦は感想そのままを述べたもの、比はたとえを採って感想を述べたもの、興は外物に触れて感想を述べたもの、風は民間に行われる歌謡、雅は朝廷でうたわれる雅正の詞藻、頌は宗廟頌徳の詞藻。
②紀貫之が詩の六義を転用して古今集序において述べた、和歌の6種の風体。そえ歌・かぞえ歌・なずらえ歌・たとえ歌・ただこと歌・いわい歌。転じて、和歌。「―の道」
③書道で、筆法・風情・字象・去病・骨目・感徳の6種の法。
④(→)六書りくしょ1に同じ。
りく‐ぎ【六儀】🔗⭐🔉
りく‐ぎ【六儀】
①周代、祭祀さいし・賓客・朝廷・喪紀・軍旅・車馬の6事に関する儀式。
②転じて、ものの道理・筋道。浄瑠璃、今宮の心中「善悪ふたつをかみ分けて、―をただす柴崎に」
③唐代後宮の六つの女官名。淑儀など。
りく‐ぎ【六議】🔗⭐🔉
りく‐ぎ【六議】
律に規定された刑法上の特典を受くべき6種の資格。議親ぎしん・議故ぎこ・議賢ぎけん・議能ぎのう・議功ぎくう・議貴ぎきの総称。天皇の親族・縁故者、国家の賢者や能・功ある者、貴族などは裁判に際し律を機械的に適用されず、特に情状酌量され、また流罪以下ならば最初から一等減刑される。唐律の八議に由来。→八議
りくぎ‐えん【六義園】‥ヱン🔗⭐🔉
りくぎ‐えん【六義園】‥ヱン
東京都文京区本駒込にある回遊式庭園。元禄(1688〜1704)年間、柳沢吉保がその別邸に造った江戸時代の名園。
りく‐きゅう【六宮】🔗⭐🔉
りく‐きゅう【六宮】
中国で、皇后のいる六つの宮殿。後宮。太平記39「―の美人」
広辞苑 ページ 20556。