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かえし‐わざ【返し技】カヘシ‥🔗🔉

かえし‐わざ返し技カヘシ‥ 柔道の技の一つ。相手が仕掛けてきた技を、そのまま切り返して反撃する。裏を取る。 ⇒かえし【返し】

かえ‐しん【替え芯】カヘ‥🔗🔉

かえ‐しん替え芯カヘ‥ シャープ‐ペンシル・ボールペンなどの、取替え用の芯。

かえ・す【反す・返す・帰す・還す】カヘス🔗🔉

かえ・す反す・返す・帰す・還すカヘス 〔他五〕 ➊《反・返》事物・事柄の置かれた位置・順序・状態などを入れちがいにする。 ①表裏を反対にする。うらがえす。ひるがえす。万葉集11「わが背子が袖―・す夜の夢ならしまことも君に逢へりし如し」。万葉集1「采女の袖吹き―・す明日香風」。享和本新撰字鏡「翻、加戸須」。「手のひらを―・す」「軍配を―・す」「裏を―・す」 ②上であったものを下にする。くつがえす。ひっくりかえす。大和物語「雨のもりければむしろを引き―・すとて。思ふ人雨とふりくるものならば我がもる床は―・さざらまし」 ③たがやす。掘りかえす。古今和歌集「あらを田をあらすき―・し―・しても人の心を見てこそやまめ」。新撰字鏡8「耕、加戸須」 ➋事物・事柄を、もとの所・状態・人などへもどす。 ①もとの場所へもどす。帰らせる。万葉集6「病あらせず速やけく―・したまはね本の国へに」。「棚に本を―・す」「妻を里に―・す」 ②もとのようにする。もとへもどす。夫木和歌抄16「夕月夜染むる岡部の松の葉を緑に―・す村時雨むらしぐれかな」。「白紙に―・す」 ③もとの持主にもどす。返却する。また、官位を返上する。辞する。竹取物語「今金五十両たまはるべし…もし金賜はぬものならば衣の質―・したべ」。源氏物語澪標「病によりて位を―・し奉りてしを」。「借金を―・す」 ④返報する。むくいる。日本霊異記「畜生すらなほ恩を忘れずして恩を―・し報ゆ」。「恩を仇で―・す」 ⑤返事や返歌をする。大和物語「女、このかへし…と―・したりける」。「―・す言葉がない」 ⑥一度のどを通った食物をもどす。嘔吐する。栄華物語嶺月「湯のませなどすれど―・しつつ惑ふ」 ⑦(自動詞的に)ひきかえす。もどる。平家物語9「敵かたきにうしろを見せさせ給ふものかな。―・させ給へ」。「寄せては―・す浦波」 ➌《反・返》時の経過やある種の操作によって事物の状態・性質を今までと違ったものにする。 ①ある色に染まっている物を他の色に染める。染めかえす。平家物語1「小桜を黄に―・いたる鎧きて」 ②神楽歌・催馬楽さいばらなどを謡う時に、その調子を律から呂りょに、または呂から律にかえなどする。呂律の調子をかえる。袖中抄「古今のかへしものの歌…―・すとは催馬楽拍子に吹きなしひきなして朝倉をうたふなるべし」 ③(「孵す」と書く)卵をあたためて子にする。宇津保物語藤原君「卵かいの内に命こめたるかりの子は君が宿にて―・さざるらむ」。「雛ひなを―・す」 ➍《反・返》(他の動詞の連用形に付いて) ①その動作をもう一度する。繰り返す。「読み―・す」「思い―・す」 ②他から受けた動作と同じ動作をこちらから行う。「問い―・す」「なぐり―・す」 ◇もとへ戻す意の場合、事物には「返」、人には「帰」を使うのがふつう。ただし、乗物の場合は「車を帰す」のように「帰」を用いる。

広辞苑 ページ 3370