複数辞典一括検索+
徒・空】🔗⭐🔉
徒・空】
①実じつのないこと。浮気。いたずら。伊勢物語「―なる心なかりけり」
②はかないこと。かりそめ。古今和歌集哀傷「花よりも人こそ―になりにけれ」
あ‐だ【
婀娜】🔗⭐🔉
婀娜】
①女の美しくたおやかなさま。白氏文集「春態紛として―たり」。太平記20「しをれ伏したる気色の、折らば落ちぬべき萩の露、拾はば消えなん玉ざさのあられよりなほ―なれば」
②色っぽくなまめかしいさま。洗練されて粋なさま。梅暦「一日増しに―になるおめへを」。「―な姿」
アダージェット【
adagietto イタリア】🔗⭐🔉
adagietto イタリア】
〔音〕速度標語。アダージョよりやや速い。
アダージョ【
adagio イタリア】🔗⭐🔉
adagio イタリア】
〔音〕速度標語。「ゆるやかに」の意。アンダンテとラルゴとの中間。
あた‐あた【
熱熱】🔗⭐🔉
熱熱】
〔感〕
(アツアツの転か)熱くて苦しい時に発する声。平家物語6「ただ宣ふ事とては―とばかりなり」
あだ‐あだ・し【
徒徒し】🔗⭐🔉
徒徒し】
〔形シク〕
実じつがない。不誠実だ。浮気っぽい。源氏物語澪標「―・しきすぢなど、疑はしき御心ばへにはあらず」
あたい【
価・値】アタヒ🔗⭐🔉
価・値】アタヒ
(アタ(当)アヒ(合)の約。ぴったり1対1で合う意)
①売買などの対象物に相当する金額。
㋐代価。代金。値段。万葉集3「―なき宝といふとも」。宇津保物語忠乞「売る物なりとて出せ、―問はれば千五百といらへよ」
㋑ある事・労力の相当物として与える金銭・金高。欽明紀「衣粮きものかての―」
②ものの価値。ねうち。「この絵は一見の―がある」
③《値》〔数〕数で表したもの。数値・関数値・測定値など。
④論理学や情報科学で、着目する変数に関し、それが指すものに相当する表現。「属性の―」
◇「価」は商品に付けた値段や金額、「値」は物事のねうちや数量の場合に使うことが多い。
⇒あたい‐せんきん【価千金・値千金】
⇒価なき宝
あたい【
直・費・費直】アタヒ🔗⭐🔉
直・費・費直】アタヒ
(「値あたい」と同源)古代の姓かばねの一種。国造くにのみやつこに多く、大化改新後、郡司とその一族に多い。
⇒あたい‐え【直】
あたい【
広辞苑 ページ 391。