複数辞典一括検索+

あてがい‐ぶち【宛行扶持】‥ガヒ‥🔗🔉

あてがい‐ぶち宛行扶持‥ガヒ‥ 雇主が雇人に割り当てて渡す扶持米。転じて、与える側が一方的に取り決めて割り当てる金品。また、そういう与え方をすること。「―で我慢する」 ⇒あて‐がい【宛行・充行】

あてがい‐よう【宛行様】‥ガヒヤウ🔗🔉

あてがい‐よう宛行様‥ガヒヤウ うけあうこと。平家物語5「御坊も勅勘の身で人を申しゆるさうどのたまふ―こそ大きにまことしからね」 ⇒あて‐がい【宛行・充行】

あて‐が・う【宛がう】アテガフ🔗🔉

あて‐が・う宛がうアテガフ 〔他五〕 ①割り当てて与える。見計って与える。分配する。また、単に与える。栄華物語玉飾「女房のことなどしげうおぼし―・ふ」。天草本伊曾保物語「せめて農人の所作をなりとも―・はうずと思ひ定め」。「子供におもちゃを―・う」 ②ぴったりとあてる。「受話器を耳に―・う」「枕を―・う」 ③(損じたところなどに)仮に物をあてておく。「穴に板を―・う」

あて‐がき【宛書・充書】🔗🔉

あて‐がき宛書・充書】 文書・封筒などに記す受取人の氏名。古くは「充所あてどころ」とも。

あて‐かじ【当て舵】‥カヂ🔗🔉

あて‐かじ当て舵‥カヂ 船が針路を変えるとき、その惰力で曲がり過ぎるのを抑えるために反対方向に切るかじ。

あてがわのしょうみん‐そじょう【阿氐河荘民訴状】‥ガハ‥シヤウ‥ジヤウ🔗🔉

あてがわのしょうみん‐そじょう阿氐河荘民訴状‥ガハ‥シヤウ‥ジヤウ 1275年(建治1)紀伊国有田郡阿氐河荘(現、和歌山県有田川町)の百姓が、地頭湯浅氏の非法を荘園領主円満院に訴えた仮名書きの訴状。中世農民の主張や抵抗を示す史料として有名。

あて‐ぎ【当て木】🔗🔉

あて‐ぎ当て木】 ①物に当てそえた木。 ②(東北地方で)いろりのふち。炉ぶち。

あて‐ぎれ【当て切れ】🔗🔉

あて‐ぎれ当て切れ】 補修用に当てる布。

広辞苑 ページ 448