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くう【功】🔗🔉

くう】 てがら。功績。万葉集16「―に申さば五位の冠かがふり→こう(功)

くう【空】🔗🔉

くう】 ①そら。地面から上のなにも無い所。「―を切る」「―を掴む」 ②〔仏〕(梵語śūnya)もろもろの事物は縁起によって成り立っており、永遠不変の固定的実体がないということ。特に般若経典や中観派によって主張され、大乗仏教の根本真理とされる。「色即是―」↔有。 ③仏教で、五大の一つ。 ④航空に関すること。「―輸」「―撮」

く‐う【区宇】🔗🔉

く‐う区宇】 ①区域。 ②宇内うだい。天下。

く・う【食う・喰う】クフ🔗🔉

く・う食う・喰うクフ 〔他五〕 ①食物を口に入れ、かんでのみこむ。食べる。古くは、薬などを飲みこむのにもいう。伊勢物語「木のかげにおりゐてかれいひ―・ひけり」。大鏡三条「その薬―・ひたる人は、かく目をなむ病む」。「昼飯を―・う」 ②生活する。くらしをたてる。浄瑠璃、今宮の心中「在所の婿と申すも―・ひかねぬ身代」。「親子四人が―・うに困る」 ③くわえる。ついばむ。万葉集10「春がすみ流るるなへに青柳の枝―・ひもちて鶯鳴くも」 ④くいつく。かみつく。かむ。また、蚊などが刺す。源氏物語帚木「および一つをひきよせて―・ひて侍りしを」。「蚊に―・われる」 ⑤しっかりかみあわせる。くいついて離さない。軽口露がはなし「さてもよく―・ふ毛抜ぢや」。「敵に―・いさがる」 ⑥傷つける。金葉和歌集「和泉式部が賀茂にまゐりけるに、わらうづに足を―・はれて紙をまきたりけるをみて」 ⑦(好ましくないことを)身に受ける。こうむる。浄瑠璃、津国女夫池「兄弟のさしあひ―・うたとて」。「小言を―・う」「不意を―・う」 ⑧うっかり信じこむ。だまされる。傾城禁短気「血判して配らるるときいたが、今の世ではなかなか―・ふまいことと存ずる」。「まんまと一杯―・った」 ⑨(相手を飲みこむ意)こばかにして存在を認めない。「人を―・ったやり方だ」 ⑩他の領分を侵す。くい入る。「相手の縄張りを―・う」 ⑪スポーツなどで強い相手を負かす。また、演技などで共演者などを圧倒する。「優勝候補のA校を―・う」「子役に―・われる」 ⑫金・時間などを消費する。ついやす。「時間を―・う仕事」「ガソリンを―・う車」 ⑬(「としを―・う」の形で)かなりの年齢になる。「いたずらに年を―・うばかりで恥かしい」 ⑭(演劇用語)上演脚本の一部を省略する。カットする。「大切おおぎりの一幕を―・う」 ⇒食い足りない ⇒食うか食われるか ⇒食うや食わず ⇒食ってかかる

広辞苑 ページ 5503