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こころ‐お・し【心惜し】‥ヲシ🔗🔉

こころ‐お・し心惜し‥ヲシ 〔形シク〕 心中に惜しく思う。残念に思う。基俊集「この春は人もすさめぬ山桜―・しくやとくに散りぬる」

こころ‐おそ・し【心鈍し】🔗🔉

こころ‐おそ・し心鈍し】 〔形ク〕 心の働きがにぶい。心がこもっていない。万葉集12「―・く手向たむけしたれや妹いもにあひがたき」

こころ‐おち【心落ち】🔗🔉

こころ‐おち心落ち】 気落ちすること。太平記29「何となくとも今宵か明日か―に落ちんずる城を」

こころ‐おとり【心劣り】🔗🔉

こころ‐おとり心劣り】 ①予想したよりも劣って感じられること。見劣り。源若菜上「昔の心ならましかばうたて―せましを」 ②気おくれすること。 ↔心勝まさ

こころ‐おぼえ【心覚え】🔗🔉

こころ‐おぼえ心覚え】 ①心に覚えていること。心当り。「その人には全く―がない」 ②忘れぬためにしるしをしておくこと。また、そのしるし。「―に書きとめる」

こころ‐おも・し【心重し】🔗🔉

こころ‐おも・し心重し】 〔形ク〕 ①考えが深い。思慮にとむ。紫式部日記「すぐれてをかしう―・く」 ②心が晴れない。気がおもい。

こころ‐おもむけ【心趣け】🔗🔉

こころ‐おもむけ心趣け】 心のもち方。心のくばり方。配慮。大鏡師輔「かやうなる御―のありがたく」 ○心が洗われるこころがあらわれる ある事柄に感動して、心の中が水で濯すすがれたように清められる。「美しい歌声に―」 ⇒こころ【心】

こころ‐がえ【心替え】‥ガヘ🔗🔉

こころ‐がえ心替え‥ガヘ 心を入れかえること。心をかえて別な心となること。古今和歌集「―するものにもが片恋は苦しきものと人にしらせむ」 ○心が通うこころがかよう お互いの気持が伝わり合う。「心の通い合った夫婦」 ⇒こころ【心】

こころ‐がかり【心掛り・心懸り】🔗🔉

こころ‐がかり心掛り・心懸り】 心にかかること。心配。気がかり。狂言、墨塗「それは―にござるが」 ○心が軽いこころがかるい 気がかりなことや悩みがなく、楽な気持である。 ⇒こころ【心】 ○心が挫けるこころがくじける 何かをきっかけに勇気や気力などが弱まり衰える。 ⇒こころ【心】

広辞苑 ページ 7061