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こと‐かたら・う【言語らふ】‥カタラフ🔗🔉

こと‐かたら・う言語らふ‥カタラフ 〔他四〕 語り合う。言いかわす。新拾遺和歌集「うちしのび―・はん時鳥あすをあやめの音には立つとも」

こと‐がち【事勝ち】🔗🔉

こと‐がち事勝ち】 その事のありがちなこと。宇津保物語嵯峨院「おぼつかなき―になむ」 ○事がな笛吹かんことがなふえふかん 何か事が起こればいい、笛を吹いて囃し立てよう。機に乗じようとする意。源平盛衰記18「さなきだにも、―と思ひける北面の下臈ども」 ⇒こと【事】 ○事が延びれば尾鰭が付くことがのびればおひれがつく 事は早く運ばないと余計なことがつきまとってやりにくくなる。 ⇒こと【事】

こと‐がま・し【事がまし】🔗🔉

こと‐がま・し事がまし】 〔形シク〕 ぎょうぎょうしい。おおげさだ。ことごとしい。曾我物語9「その体―・しく出で立ちたり」

こと‐がま・し【言囂し】🔗🔉

こと‐がま・し言囂し】 〔形シク〕 口やかましい。源氏物語夕霧「さがなく―・しきもしばしはなまむつかしう」

こと‐がみ【琴頭】🔗🔉

こと‐がみ琴頭】 琴のかしらの方。武烈紀「―に来ゐる影媛」↔琴尾ことじり

こと‐がら【言柄】🔗🔉

こと‐がら言柄】 ことばのおもむき。歌の姿。徒然草「今の世の人の詠みぬべき―とは見えず」

こと‐がら【事柄】🔗🔉

こと‐がら事柄】 ①事の内容。事の模様。古今著聞集15「若しやとて―を見せけるに」。「信用にかかわる―には触れない」 ②様子。海道記「木綿幣ゆうしで風に乱れたる―にて」 ③(コツガラ(骨柄)の転)体格。人品。平治物語「容儀―人に勝れてぞ見えられける」

こと‐き【異木】🔗🔉

こと‐き異木】 異なる木。他の木。枕草子37「桐の木の花…―どもとひとしういふべきにあらず」

こ‐どき【蚕時】🔗🔉

こ‐どき蚕時】 蚕を飼う季節。一説に、コトホキ(言寿)の約で、祝宴の意という。万葉集14「新室にいむろの―に到れば」

こと‐ぎさき【異后】🔗🔉

こと‐ぎさき異后】 他のきさき。栄華物語若水「みかどの御母后・妻后を放ちては―のおはしますやうなかりければ」

広辞苑 ページ 7292