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こ‐とじ【小刀自】🔗🔉

こ‐とじ小刀自】 昔、造酒司みきのつかさにあった酒壺の一つ。

こと‐じ【琴柱・箏柱】‥ヂ🔗🔉

こと‐じ琴柱・箏柱‥ヂ ①(和琴では「柱」と書く)箏や和琴の胴の上に各弦に1個ずつ立てて弦を支え、その張りを強くし、また、これを移動して音の高低を調節するのに用いる具。頭部の溝に弦を受ける。和琴とそれ以外の箏とでは材質・形状が異なる。柱。 琴柱 ②紋所の名。琴柱1にかたどったもの。 ⇒ことじ‐かとう【琴柱火灯】 ⇒ことじ‐ぼう【琴柱棒】 ⇒琴柱に膠す

ごとし【如し】🔗🔉

ごとし如し】 〔助動〕 ([活用]○/ごとく/ごとし/ごとき/○/○)同一の意味の体言「こと」の語頭の濁音化した「ごと」に、形容詞化する接尾辞「し」の付いた語。活用語の連体形、助詞「が」「の」に付く。稀に名詞に直接付く使い方もある。古くは「ごと」が単独に使われた。活用形の変則的用法として、副詞法には「ごとく」の他に時に「ごとくに」「ごとき」も用いられ、指定の助動詞「なり」には「ごとき」の他に「ごとく」「ごとし」からも続く。平安時代には「ごとし」は漢文訓読文に用いられ、かな文学系では「やうなり」が一般であった。現代の口語では、文章語的な文体で「ように」の意味で「ごとく」が、「ような」の意味で「ごとき」が用いられる。 ①他の事・物と同一であることを示す。…と同じだ。…の通りだ。万葉集20「うち日さす都の人に告げまくは見し日のごとくありと告げこそ」。源氏物語須磨「もとのごとくにかへりたまふべき様に」。平家物語7「かくのごとくならば則ち山上の精祈むなしからざることを悦び」。「意のごとくなる」「左記のごとく行動せよ」 ②他の事・物に類似していることを示す。…に似ている。…のようだ。万葉集3「青丹よし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今さかりなり」。宇津保物語俊蔭「頭の髪を見れば剣を立てたるがごとし…眼を見れば金まりのごとくきらめきて」。今昔物語集6「娑婆世界の衆生は赤子のごとし也」。「地獄のごとき惨状」「蛇蝎だかつのごとく嫌われる」 ③物事の例を示して他を類推させる。平家物語(延慶本)「時政・宗遠・実平ごときのをとな共を召して」。恨之介「いはんや、我ら如きの者、知らぬこそ道理なりと思ひける」。「お前ごときには負けない」 ④(多く「…もののごとし」の形で)婉曲的な断定を表す。…らしい。奥の細道「松の緑こまやかに、枝葉汐風に吹きたわめて、屈曲おのづからためたるがごとし」。「大勢は既に決定せるもののごとし」

広辞苑 ページ 7299