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こ‐まくら【小枕】🔗🔉

こ‐まくら小枕】 ①木枕の上に載せるくくり枕。 ②女の髪のかもじの根につけて自髪と合わせて髷まげをつくるのに用いる具。固くたばねた紙や黄楊つげ・桐などを紺紙または紫絹で包んだ円筒状のもの。 ⇒こまくら‐がえし【小枕返し】

こ‐まくら【木枕】🔗🔉

こ‐まくら木枕】 木製の枕。きまくら。万葉集11「敷妙の我が―は苔生しにけり」

こまくら‐がえし【小枕返し】‥ガヘシ🔗🔉

こまくら‐がえし小枕返し‥ガヘシ 木枕を多く重ねて手の甲にのせ、それを返して種々の曲芸をなす遊戯。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「おのれ等二人を待ちかねしと弓手と馬手に引き受けて―にどつさりどさり」 ⇒こ‐まくら【小枕】

こま‐くらべ【駒競べ】🔗🔉

こま‐くらべ駒競べ(→)競馬くらべうまに同じ。

こまくらべぎょうこうえまき【駒競行幸絵巻】‥ギヤウカウヱ‥🔗🔉

こまくらべぎょうこうえまき駒競行幸絵巻‥ギヤウカウヱ‥ 鎌倉時代、14世紀初め頃作の絵巻。「栄花物語」こまくらべの巻により、1024年(万寿1)藤原頼通邸で催された駒競べの様子を描く。残欠本2巻が現存。栄花物語絵巻。

こまけ【細け・区分】🔗🔉

こまけ細け・区分】 こまかく分けたもの。宇津保物語吹上上「そこばくの―のもの、皆とらせ給ふ」

こまけ・し【細けし】🔗🔉

こまけ・し細けし】 〔形ク〕 こまかである。こまかい。大唐西域記長寛点「質すがた堅く密きびしく理コマケシ

こま‐げた【駒下駄】🔗🔉

こま‐げた駒下駄】 台も歯も一つの材で刳ってつくった下駄。形が馬のひづめに似る。うまげた。石川啄木、あこがれ「あゆみはゆるき―の、その音に胸はきざまれて」

こま‐ごと【細事・細言】🔗🔉

こま‐ごと細事・細言】 こまごました事。こまごましたことまで立ち入った言葉。小言。

こま‐ごま【細細】🔗🔉

こま‐ごま細細】 ①こまかいさま。小さなものがたくさんあるさま。「―したものを入れる箱」 ②くわしいさま。「―と語る」 ③ねんごろなさま。丁重なさま。浄瑠璃、百日曾我「互ひの一礼―と」。「―と世話を焼く」

こまごま‐し・い【細細しい】🔗🔉

こまごま‐し・い細細しい】 〔形〕[文]こまごま・し(シク) ①いかにもちいさい。 ②非常にくわしい。 ③くだくだしい。わずらわしい。

広辞苑 ページ 7426