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さし‐おうぎ【差し扇】‥アフギ🔗🔉

さし‐おうぎ差し扇‥アフギ ①扇をさしかざして顔をかくすこと。また、その扇。謡曲、藤栄「この上は―をのけられ候へ」 ②能の動作の一つ。後退しながら、右にあげた扇を目の前に水平にさし出すようにする型。

さし‐お・く【差し置く】🔗🔉

さし‐お・く差し置く】 〔他五〕 ①「おく」をつよめていう語。 ②そのままに捨ておく。放っておく。源氏物語野分「心にかけて恋しと思ふ人の御事は―・かれて」。「仕事を―・いて外出する」 ③当然すべき人をとび越して事をする。「当人を―・いて決める」

さし‐おさえ【差押え】‥オサヘ🔗🔉

さし‐おさえ差押え‥オサヘ 〔法〕 ①広義では、国家権力をもって特定の有体物または権利について私人の事実上または法律上の処分を禁ずる行為。 ②狭義では、特に金銭債権についての強制執行の第一段階として、執行機関が債務者の財産の事実上または法律上の処分を禁止するためになす強制行為。 ③刑事訴訟上は押収の一種であり、強制力を用いてする場合をいう。→押収⇒さしおさえ‐きんし‐ざいさん【差押え禁止財産】

さしおさえ‐きんし‐ざいさん【差押え禁止財産】‥オサヘ‥🔗🔉

さしおさえ‐きんし‐ざいさん差押え禁止財産‥オサヘ‥ 民事執行手続・租税徴収手続で差押えをしてはならないとされる財産。破産手続でも破産管財人に移らず破産者の手元に残される。生活保護法・恩給法・民事執行法・国税徴収法などで定める。 ⇒さし‐おさえ【差押え】

さし‐おさ・える【差し押さえる】‥オサヘル🔗🔉

さし‐おさ・える差し押さえる‥オサヘル 〔他下一〕[文]さしおさ・ふ(下二) ①「おさえる」を強めていう語。とどめる。 ②差押えをする。「証拠物件を―・える」

さじ‐おもだか【匙沢瀉】🔗🔉

さじ‐おもだか匙沢瀉】 オモダカ科の多年草。池沼に生える。高さ50〜70センチメートル。オオバコの葉に似るが、ずっと大きく葉柄も長い。夏、長い花茎を出し白色に紅いぼかしのある3弁花を多数総状につける。乾した根茎は生薬の沢瀉たくしゃ(信州沢瀉ともいう)で、漢方で利水薬とする。物類称呼「沢瀉、おもだか、畿内にて、さじおもだかと称す」

広辞苑 ページ 7917