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さし‐わたし【差渡し】🔗🔉

さし‐わたし差渡し】 ①さしわたすこと。一方から他方へかけ渡すこと。また、その長さ。 ②直径。わたり。けい。 ③直接であること。 ④血続きであること。血統。 ⑤全く。浮世草子、御前義経記「こなさんの為には―の他人」 ⇒さしわたし‐の‐いとこ【差渡しの従兄弟】

さしわたし‐の‐いとこ【差渡しの従兄弟】🔗🔉

さしわたし‐の‐いとこ差渡しの従兄弟】 (仙台地方などで)直接血のつながりのある従兄弟。単に「いとこ」というのは、もっと広い縁者を指す。ひたいあわせのいとこ。浮世草子、日本新永代蔵「故斎とは―なり」 ⇒さし‐わたし【差渡し】

さし‐わた・す【刺し渡す】🔗🔉

さし‐わた・す刺し渡す】 〔他四〕 小網さでを一面にしかける。万葉集1「下つ瀬にさで―・す」

さし‐わた・す【差し渡す】🔗🔉

さし‐わた・す差し渡す】 [一]〔他五〕 ①棹さおさして船を向う側へ行かせる。増鏡「それより新宮の川舟に奉つて―・すほど」 ②一方から他方へかけわたす。更級日記「酒壺に―・したる直柄ひたえのひさごの」 [二]〔自四〕 ①面と向かい合う。さし向かう。好色一代男2「返しもなくて、或る時―・して」 ②直接に事を行う。世間胸算用4「又ひとりの男は、―・して弟を連れて」 ③血のつながりがある。歌舞伎、傾城浅間嶽「それは身が叔父が倅せがれで―・しての従弟ぢやが」

さし‐わた・る【差し渡る】🔗🔉

さし‐わた・る差し渡る】 〔自五〕 棹さおさして水を渡る。漕ぎわたる。源氏物語浮舟「小さき舟に乗り給ひて―・り給ふ程に」 ○匙を投げるさじをなげる (薬の調合のための匙を投げ出す意)医師が治療の方法がないと診断する。また、物事に救済や改善の見込みがないと断念する。 ⇒さじ【匙・匕】

さ‐しん【左心】🔗🔉

さ‐しん左心】 心臓の左側の部分。左心房・左心室など。↔右心。 ⇒さしん‐しつ【左心室】 ⇒さしん‐ぼう【左心房】

広辞苑 ページ 7948