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さん‐じょ【散所】🔗🔉

さん‐じょ散所】 古代末〜中世、その住民が年貢を免除される代りに貴族・寺社に属して掃除や土木・交通などの雑役に服した地域。また、その住民。散所の民。浮浪民の流入するものが多く賤民視された。室町時代以降、卜占ぼくせん・遊芸を業とするものが出た。近世、「算所」「産所」とも書く。 ⇒さんじょ‐ずいじん【散所随身】

さん‐じょ【賛助】🔗🔉

さん‐じょ賛助】 趣旨に賛成して助力すること。「記念事業を―する」「―会員」

ざん‐しょ【残暑】🔗🔉

ざん‐しょ残暑】 立秋後の暑さ。秋になってなお残る暑さ。〈[季]秋〉。「―が厳しい」

さん‐しょう【三生】‥シヤウ🔗🔉

さん‐しょう三生‥シヤウ 〔仏〕前生(過去)・現生(現在)・後生(未来)の総称。

さん‐しょう【三性】‥シヤウ🔗🔉

さん‐しょう三性‥シヤウ 〔仏〕 ①諸法の性質を宗教倫理的観点から分類したもので、善性・悪性・無記性(中性)の総称。 ②唯識説で説く現象世界の三つの見方。すなわち遍計所執性・依他起性・円成実性。

さん‐しょう【三省】‥シヤウ🔗🔉

さん‐しょう三省‥シヤウ ①太政官八省中の式部省・民部省・兵部省の称。 ②唐制で、中書省・門下省・尚書省の称。 ③⇒さんせい

さん‐しょう【三笑】‥セウ🔗🔉

さん‐しょう三笑‥セウ (→)虎渓三笑こけいさんしょうに同じ。

さん‐しょう【三商】‥シヤウ🔗🔉

さん‐しょう三商‥シヤウ 江戸時代、質屋・古着屋・古道具屋の総称。

さん‐しょう【三唱】‥シヤウ🔗🔉

さん‐しょう三唱‥シヤウ 3度となえること。「万歳―」

さん‐しょう【三章】‥シヤウ🔗🔉

さん‐しょう三章‥シヤウ 3個の編章や箇条かじょう。簡明な規則。「法―」

さん‐しょう【三焦】‥セウ🔗🔉

さん‐しょう三焦‥セウ 漢方でいう六腑の一つ。上中下に分かれ、消化吸収および大小便の排泄をつかさどる。その実態は概念的なもので、無形有用(形がなく働きがある)のものとされ、「黄帝内経霊枢」に「上焦如霧、中焦如薀、下焦如漬」といい、また上焦は胸中に、中焦は腹部で臍の上に、下焦は臍の下に位するという。三膲。みのわた。

さん‐しょう【三証】🔗🔉

さん‐しょう三証】 〔仏〕真理性を理論によって証明する理証と、経文に求める文証と、現実によって実証される現証の三つ。三証が具足することで真理性が完全に証明される。

広辞苑 ページ 8228