複数辞典一括検索+

さんろんげんぎ【三論玄義】🔗🔉

さんろんげんぎ三論玄義】 仏書。隋の僧、吉蔵の著。1巻。三論宗の綱要書。三論の思想的特色や「大智度論」との関係について説き、空の立場から誤った教えを論破する。→三論

さんろん‐しゅう【三論宗】🔗🔉

さんろん‐しゅう三論宗】 中国・日本の仏教学派の一つ。南都六宗の一つ。三論を所依とし、大乗の空くう思想の徹底を説く。インドの中観派をうけ、中国で隋の吉蔵が大成。日本へは高句麗の慧灌が渡来して伝えたとされる。 ⇒さん‐ろん【三論】

さん‐わ【三和】🔗🔉

さん‐わ三和】 ①〔仏〕根・境・識が合すること。ここから対象認識が生ずる。 ②(三和散の略)薬の名。風俗文選「―、五積の煎湯を施し」

さん‐わ【山窩】🔗🔉

さん‐わ山窩⇒さんか

さん‐わおん【三和音】🔗🔉

さん‐わおん三和音】 ある音の上に3度上および5度上の音を重ねて作った和音、およびその転回形。長三和音・短三和音・増三和音・減三和音の4種がある。

さん‐わく【三惑】🔗🔉

さん‐わく三惑】 (サンナクとも)〔仏〕天台で、すべての煩悩を3種に分類したもの。すなわち、見思惑・塵沙惑・無明惑の総称。 ○算を置くさんをおく ①算木で計算する。 ②算木でうらなう。 ⇒さん【算】 ○産を傾けるさんをかたむける ①財産を使いはたす。 ②家産の限りを提供する。 ⇒さん【産】 ○産を成すさんをなす 資産をつくる。財産を築く。「一代で―」 ⇒さん【産】 ○算を乱すさんをみだす (人の集団が)算木を乱したように無秩序に散らばる。「算を乱して敗走する」 ⇒さん【算】 ○産を破るさんをやぶる 財産を失う。破産する。 ⇒さん【産】

🔗🔉

①舌尖を前硬口蓋によせ、前歯との間に空洞を作って発する無声摩擦子音〔ʃ〕と母音〔i〕との結合した音節。〔ʃi〕 ②平仮名「し」は「之」の草体。片仮名「シ」はその転形。

広辞苑 ページ 8340