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し‐く【四苦】🔗🔉

し‐く四苦】 〔仏〕人生の四種の苦痛。生・老・病・死の総称。→四苦八苦

し‐く【四衢】🔗🔉

し‐く四衢】 四方に通ずる道路。よつつじ。

し‐く【市区】🔗🔉

し‐く市区】 ①市と区。 ②市街の区画。「―改正」

し‐く【死句】🔗🔉

し‐く死句】 ①禅語で、凡俗に過ぎて禅味の少ない句。 ②転じて、詩・俳諧で言外に余情のない句。 ↔活句

し‐く【死苦】🔗🔉

し‐く死苦】 ①〔仏〕四苦または八苦の一種。死の苦しみ。 ②死ぬほどの苦痛。

し‐く【詩句】🔗🔉

し‐く詩句】 詩の句。

し・く【如く・若く・及く】🔗🔉

し・く如く・若く・及く】 〔自五〕 距離を隔てたものの後を追って対等に並ぶ意。 ①(同じ位置に)追いつく。到りつく。古事記「山城にい―・け鳥山い―・けい―・けわが愛し妻にい―・きあはむかも」。万葉集2「後れゐて恋ひつつあらずは追ひ―・かむ道のくまみにしめ結へわが夫」 ②及ぶ。肩をならべる。匹敵する。万葉集9「今日の日にいかにか―・かむ筑波嶺に昔の人の来けむその日も」。「子を見ること親に―・かず」「酒に―・くものはない」 ⇒如くは無し

し・く【敷く・布く】🔗🔉

し・く敷く・布く】 [一]〔他五〕 一面に物や力を広げてすみずみまで行きわたらせる意。 ➊上に物がのるように、平らにひろげる。 ①物を平らにのべひろげる。敷物にする。竹取物語「松原に御莚むしろ―・きて下ろし奉る」。「布団を―・く」 ②下におさえつける。日葡辞書「クルマ、イシナドニシカルル」。「強盗を組み―・く」 ③おさえつけて、とやかく言わせない。頭のあがらないようにする。狂言、鎌腹「常々身共を―・き居るに依つて」。「亭主を尻に―・く」 ➋何かの目的のために物を一面に並べる。 ①一面に並べる。万葉集6「あらかじめ君来まさむと知らませば門にやどにも珠―・かましを」。「道に砂利を―・く」 ②配置する。備えをする。「背水の陣を―・く」 ③設備をする。敷設する。「鉄道を―・く」 ➌(「領く」とも書く) ①あまねくおさめる。しる。しろす。万葉集18「天皇すめろきの―・きます国」。日葡辞書「クニヲシク」 ②広く及ぼす。触れ示す。徒然草「禹のゆきて三苗を征せしも師いくさをかへして徳を―・くにはしかざりき」。「戒厳令を―・く」 ➍持参金にする。また敷金とする。浮世草子、昼夜用心記「残る百両を―・いて道場か医者か、とかく身楽なる方へかたづきたき願ひ」 [二]〔自五〕 広くむらなく行きわたる。欽明紀「名、四表八方よもやもに流けり」。式子内親王集「かみな月あらしは軒をはらひつつねやまで―・くは木の葉なりけり」。「名声天下に―・く」「落葉散り―・く庭」

広辞苑 ページ 8521