ごって【毎】 〔接尾〕 ゴトの訛。浮世風呂4「その間は家―に穴をあけておいて通用する」

ごと【毎】 〔接尾〕 (名詞や動詞の連体形に付いて)そのどれも。そのたびに。いつも。万葉集3「吾妹子_わぎもこが植ゑし梅の木見る―に」。竹取物語「我朝―夕―に見る竹の中におはするにて知りぬ」。「月―の出費」

まい【毎】 ①そのたびごと。たびたび。「―土曜日」 ②(単位名の前に置いて)その単位量あたり。「―秒―秒3メートル」（3m/s^２）

まい‐あさ【毎朝】 毎日の朝。朝ごと。まいちょう。

まい‐かい【毎回】_‥クワイ 1回ごと。そのたびごと。毎度。「―注意される」

まい‐かん【毎巻】_‥クワン 書籍の各巻ごと。

まい‐き【毎期】 一定の期間・時期のたびごと。

まい‐げつ【毎月】 月ごと。つきづき。まいつき。「―の費用」

まいげつしょう【毎月抄】_‥セウ 藤原定家の書簡体歌論書。1冊。1219年（承久1）の作と伝える。十体_じってい論やその中で有心_うしん体を最も尊重するなど、充実したもの。一部に偽書説もある。定家卿消息。和歌庭訓。

まい‐こ【毎戸】 家ごと。いえいえ。

まい‐ごう【毎号】_‥ガウ 新聞・雑誌などの、号ごと。各号。

まい‐さい【毎歳】 としごと。としどし。毎年。

まい‐じ【毎次】 そのたびごと。毎回。毎度。

まい‐じ【毎事】 事ごと。また、事件の発生するたびごと。

まい‐じ【毎時】 1時間ごと。1時間につき。「―60キロ」

まい‐しゅう【毎週】_‥シウ 各週。どの週も。1週間ごとに。

まい‐しょく【毎食】 食事のたびごと。

まい‐せき【毎夕】 夕ごと。夜ごと。毎夜。まいゆう。

まい‐たん【毎旦】 まいあさ。朝ごと。毎朝。

まい‐ちょう【毎朝】_‥テウ まいあさ。朝ごと。毎旦。

まい‐つき【毎月】 つきづき。月ごと。まいげつ。どの月も。

まい‐ど【毎度】 ①そのたびごと。いつも。「遅刻は―のことだ」「―ありがとうございます」 ②(北陸地方で)家を訪ねる時の挨拶。こんにちは。

まい‐とし【毎年】 年ごと。としどし。まいねん。どの年も。

まい‐にち【毎日】 日ごと。ひび。にちにち。どの日も。「―通う道」

まいにち‐しんぶん【毎日新聞】 ①日本の主要新聞の一つ。1876年（明治9）創刊の「大阪日報」を母体に88年「大阪毎日新聞」として発足。大毎と略称。原敬・本山彦一らが社長となり発展。1911年「東京日日新聞」を買収し、43年（昭和18）「毎日新聞」に統合。 ②「東京横浜毎日新聞」（1870年創刊の「横浜毎日新聞」を79年改称したもの）が、86年に改称した日刊紙。1906年「東京毎日新聞」と再び改称、のち報知新聞社の経営に移る。13年（大正2）、「毎夕新聞」に合併。

まい‐ねん【毎年】 年ごと。としどし。まいとし。毎歳。どの年も。「―の行事」

まい‐ばん【毎晩】 夜ごと。毎夜。どの夜も。

まい‐びょう【毎秒】_‥ベウ 1秒ごと。1秒あたり。「―10メートルの速さ」

まい‐まい【毎毎】 たびたび。いつも。毎度。そのたびごと。

まい‐や【毎夜】 夜ごと。夜々。毎晩。まいよ。

まい‐ゆう【毎夕】_‥ユフ 夕方ごと。夜ごと。まいせき。

まい‐よ【毎夜】 夜ごと。夜々。毎晩。まいや。

まい‐よう【毎葉】_‥エフ (「葉」は、薄く平らなものの意)各葉。1枚ごと。

毎　〔部4画〕 ⇒毋部

毎　字形 　筆順 〔毋部2画／6画／教育／4372・4B68〕 []　字形 〔毋部3画／7画〕 〔音〕マイ(呉) 〔訓〕ごと・つねに [意味] そのたびごと。たびたび。いつも。「毎日・毎食・毎度・毎毎」 [解字] 形声。「」＋音符「母」。