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あかし【灯】🔗🔉

あかし】 (「明かす」の連用形「明かし」から)ともしび。あかり。宇津保物語藤原君「御―奉り」

あかし【証】🔗🔉

あかし】 (「明かす」の連用形「明かし」から)証明すること。疑いをはらす証拠。「愛の―」「身の―を立てる」 ⇒あかし‐びと【証人】 ⇒あかし‐ぶみ【証書】

あかし【明石】🔗🔉

あかし明石】 ①兵庫県南部の市。明石海峡を隔てて淡路島に対し、交通の要地。もと松平氏6万石の城下町。中央標準時の子午線(東経135度)が本市を通過。明石の浦は白砂青松で知られた。人口29万1千。 ②源氏物語の巻名。 ③香銘。木所きどころは真南蛮まなばん。 ④明石縮の略。 ⇒あかし‐かいきょう【明石海峡】 ⇒あかし‐じんこつ【明石人骨】 ⇒あかし‐だま【明石玉】 ⇒あかし‐ちぢみ【明石縮】 ⇒あかし‐の‐うえ【明石上】 ⇒あかし‐の‐ちゅうぐう【明石中宮】 ⇒あかし‐の‐にゅうどう【明石入道】 ⇒あかし‐ぶね【明石船】

あかし【明釣】🔗🔉

あかし明釣】 篝火かがりびをたき魚を寄せて釣ること。

あか・し【赤し・紅し】🔗🔉

あか・し赤し・紅し】 〔形ク〕 ⇒あかい

あか・し【明し】🔗🔉

あか・し明し】 〔形ク〕 (「赤し」と同源) ①光が十分にさしてかげりがない。あかるい。万葉集5「日月は―・しといへど」。源氏物語帚木「火―・くかかげなどして」。枕草子36「―・うなりて、人の声々し、日もさしいでぬべし」。日葡辞書「アカイウチニツク」 ②心が清い。偽りがない。万葉集20「隠さはぬ―・き心を」→あかきこころ

アカシア【Acacia ラテン】🔗🔉

アカシアAcacia ラテン】 ①マメ科アカシア属植物(その学名)。常緑木本で、おもにオーストラリア・アフリカなどの乾燥地に約800種分布。ネムノキに似て、枝に針がある。葉は羽状複葉。春から夏、葉腋に無数の黄色または白色の小花を球状または穂状につけ、花後には莢さやを生ずる。材は建築・船具・枕木などに用いる。ミモザ。 ②(特に北海道で)別属のニセアカシア(ハリエンジュ)の俗称。〈[季]夏〉

あか‐しお【赤潮】‥シホ🔗🔉

あか‐しお赤潮‥シホ プランクトンの異常増殖のために海水が変色する現象。原因となる生物は鞭毛藻べんもうそう類・珪藻けいそう類・夜光虫が主で、魚介の被害の甚だしいことがある。赤色を呈することが多いことからの名。苦潮にがしお。厄水やくみず。〈[季]春〉 赤潮 撮影:関戸 勇

あか‐しか【赤鹿】🔗🔉

あか‐しか赤鹿】 シカ科の大形のシカ。肩の高さ1.6メートルに達する。体は褐色で白斑を欠く。ヨーロッパ・中国北部などに分布。北アメリカ産のワピチも同種とすることがある。ドイツ鹿。大鹿。 アカシカ 提供:東京動物園協会

あかし‐かいきょう【明石海峡】‥ケフ🔗🔉

あかし‐かいきょう明石海峡‥ケフ 大阪湾と播磨灘とを分かつ、淡路島北方の海峡。幅約4キロメートル。1998年、明石海峡大橋が開通。明石大門おおと。明石の瀬戸。明石の門。 明石海峡と明石海峡大橋 撮影:的場 啓 ⇒あかし【明石】

あかし‐くら・す【明かし暮らす】🔗🔉

あかし‐くら・す明かし暮らす】 〔他五〕 夜をあかし、日をくらす。月日をおくる。竹取物語「ひとり―・し給ふ」

あかし‐しがのすけ【明石志賀之助】🔗🔉

あかし‐しがのすけ明石志賀之助】 寛永(1624〜1644)年間の力士。宇都宮藩の人と伝える。後世、初代横綱とされた伝説的人物。

あかし‐じんこつ【明石人骨】🔗🔉

あかし‐じんこつ明石人骨】 1931年(昭和6)明石市の西郊、西八木海岸から直良信夫(1902〜1985)によって発見された人類の腰骨。原人のものといわれてきたが、近年、新人説が提唱されている。 ⇒あかし【明石】

あかし‐だま【明石玉】🔗🔉

あかし‐だま明石玉】 明石から産出する、珊瑚珠に模して製した練物ねりもの。紅色の玉で、婦人の簪かんざしや装飾品に用いる。 ⇒あかし【明石】

あかし‐ちぢみ【明石縮】🔗🔉

あかし‐ちぢみ明石縮】 経たてに生糸、緯よこに撚りの強い練り糸を用いた縮織物。さらさらした高級な薄物着物地で、近世初頭以来、明石・京都西陣などで、明治中期から第二次大戦前まで新潟県十日町地方で産した。明石。明石織。→小千谷縮⇒あかし【明石】

あか‐しで【赤四手】🔗🔉

あか‐しで赤四手】 カバノキ科の落葉高木。山地に生じ、高さ約15メートル。若枝は赤色を帯びる。材は淡黄白色で硬く、櫛や器具の柄とし、また、椎茸を作る榾木ほたぎに用いる。四手の木。

あかし‐の‐うえ【明石上】‥ウヘ🔗🔉

あかし‐の‐うえ明石上‥ウヘ 源氏物語中の人物。明石入道の女むすめ。光源氏が須磨流謫中に契り、一女(明石の中宮)を生む。明石の御方。明石の君。 ⇒あかし【明石】

あかし‐の‐ちゅうぐう【明石中宮】🔗🔉

あかし‐の‐ちゅうぐう明石中宮】 源氏物語中の人物。光源氏の女。母は明石の上。今上帝の中宮となる。東宮・匂宮らの母。 ⇒あかし【明石】

あかし‐の‐にゅうどう【明石入道】‥ニフダウ🔗🔉

あかし‐の‐にゅうどう明石入道‥ニフダウ 源氏物語中の人物。明石の浦に住し、須磨流謫中の光源氏をその邸に迎え、女明石の上を配した。 ⇒あかし【明石】

あかし‐びと【証人】🔗🔉

あかし‐びと証人】 証拠を示す人。しょうにん。孝徳紀「仮使たとい明らかなる三みたりの証あかしびとを得とも」 ⇒あかし【証】

あかし‐ぶね【明石船】🔗🔉

あかし‐ぶね明石船】 近世、明石・大坂間の海路を航行した乗合船。 ⇒あかし【明石】

あかし‐ぶみ【証書】🔗🔉

あかし‐ぶみ証書】 神仏に願がんを立てる文。願文がんもん。源氏物語玉鬘「御―など書きたる心ばへなど」 ⇒あかし【証】

あかしま‐かぜ【あかしま風】🔗🔉

あかしま‐かぜあかしま風】 (「あかしま」は急激の意)(→)「あからしまかぜ」に同じ。

あか‐しょうびん【赤翡翠】🔗🔉

あか‐しょうびん赤翡翠】 カワセミの一種。大きさはツグミぐらい。背は朱色、腰は瑠璃色、腹面は黄褐色、嘴は長大で赤色。渓流の近くの広葉樹林にすみ、蛙・昆虫・小魚などを好んで食う。日本・中国・ジャワなどに分布。梅雨時によく鳴くので、雨乞鳥・水恋鳥ともいう。鳴き声から、キョロロ。ミヤマショウビン。〈[季]夏〉 あかしょうびん アカショウビン 撮影:小宮輝之 →鳴声 提供:NHKサービスセンター

あか‐しらが【赤白髪】🔗🔉

あか‐しらが赤白髪】 赤みをおびた白髪。能因本枕草子牛飼は「牛飼は大きにて、髪―にて」

あか‐しらつるばみ【赤白橡】🔗🔉

あか‐しらつるばみ赤白橡】 櫨はじと茜あかねと灰とで染めた色。薄赤にやや灰色を帯びる。 Munsell color system: 5YR7/4

あか‐しんごう【赤信号】‥ガウ🔗🔉

あか‐しんごう赤信号‥ガウ ①交通機関の停止信号。赤色の旗・灯火などを用いる。 ②転じて、行先に危険・困難のあるしるし。「財政に―がつく」 ↔青信号

あか‐しんぶん【赤新聞】🔗🔉

あか‐しんぶん赤新聞】 (赤みをおびた紙を使ったからいう)すっぱぬき記事などを主とする低俗な新聞。

あか‐しんれい【閼伽振鈴】🔗🔉

あか‐しんれい閼伽振鈴】 密教で、仏に閼伽を供え、鈴を振り鳴らして供養すること。夫木和歌抄34「これやさは高野の山に住む心―の夕暮の声」

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