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あらわ【顕・露】アラハ🔗🔉

あらわ顕・露アラハ 内部にひそむものが表面にあらわれている状態。 ①隠れなくはっきり目に見えること。法華義疏長保点「果は著アラハにして、因は微なるをもて」。源氏物語若紫「こなたは―にや侍らむ」 ②はっきり知覚できること。顕著であること。明らかであること。大和物語「―なる事あらがふな」 ③公然。おおっぴら。また、人目に立つ所。戸外。源氏物語行幸「氏神の御つとめなど―ならぬほどなればこそ」。今昔物語集20「―にはあらじ。谷の方の藪に隠れて居たらむ」。「事が―になる」 ④気持や意見を無遠慮に示すさま。露骨。枕草子277「あれは誰そ。―なり」。「敵意を―にする」 ⑤むき出しにすること。はだか。御伽草子、二十四孝「わが衣をぬぎて親に着せ、わが身は―にして」。「肌も―な衣裳」

あらわい【洗はひ】アラハヒ🔗🔉

あらわい洗はひアラハヒ 洗うこと。洗濯。大和物語「山に住む間に―などする人のなかりければ」

あら‐わざ【荒技】🔗🔉

あら‐わざ荒技】 武術・スポーツで、力に任せた激しい動きを伴う技。また、思い切った豪放な技。おおわざ。「―をくりだす」

あら‐わざ【荒業】🔗🔉

あら‐わざ荒業】 あら仕事。力仕事。あらかせぎ。

あらわし‐ぎぬ【著し衣】アラハシ‥🔗🔉

あらわし‐ぎぬ著し衣アラハシ‥ (→)「あらわしごろも」に同じ。

あらわし‐ごろも【著し衣】アラハシ‥🔗🔉

あらわし‐ごろも著し衣アラハシ‥ 喪服もふく。源氏物語藤袴「この御―の色なくは、えこそ思ひ給へわくまじかりけれ」

あらわ・す【表す・現す・顕す・著す】アラハス🔗🔉

あらわ・す表す・現す・顕す・著すアラハス 〔他五〕 ①形・ようすなどを表に出して示す。特に、神仏が霊験などを示す。万葉集18「遠き世にかかりしことをわが御世に―・してあれば」。「姿を―・す」「本性を―・す」 ②考え・意思・感情などをことばなどで表現する。万葉集5「玉島のこの川上に家はあれど君を恥やさしみ―・さずありき」。平家物語1「娑羅双樹の花の色、盛者じょうしゃ必衰のことわりを―・す」。「承諾の意を―・す」「怒りを全身で―・す」「赤色は情熱を―・す」 ③《著》書物を書いて世に出す。浮世風呂2「さきに―・す男湯の浮世風呂、一篇入つた大入り」。「数々の名作を―・す」 ④《顕》広く世界に知らせる。知れわたらせる。「世に名を―・す」 ◇「表」は内面にあるものを外に示したり、事物を象徴したりする場合、「現」は隠れていたものが姿を見せる場合に使うことが多い。

あらわれ【現れ・顕れ・表れ】アラハレ🔗🔉

あらわれ現れ・顕れ・表れアラハレ あらわれること。あらわれたもの。「感謝の―」

あらわ・れる【現れる・顕れる・表れる】アラハレル🔗🔉

あらわ・れる現れる・顕れる・表れるアラハレル 〔自下一〕[文]あらは・る(下二) ①隠れていたものごとや今までなかったものが、はっきり表面に出る。特に、神仏が示現する。万葉集7「埋木の―・るましじきことにあらなくに」。宇津保物語俊蔭「俊蔭が仕うまつる本尊―・れ給へ」。大鏡道長「極楽浄土のあらたに―・れいで給ふべきために」。「遅れて―・れる」「真価が―・れる」 ②隠していたものごとが人に知れる。発覚する。露顕する。持統紀「謀反みかどかたぶけむとして―・れぬ」。「隠すより―・れるがはやい」「悪事が―・れる」 ③考え・意思などがはっきりと出る。「闘志が全身に―・れる」「喜びが文面に―・れる」

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