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えせ【似非・似而非】🔗🔉

えせ似非・似而非】 〔接頭〕 (平安時代には実体の浅薄・劣悪なのを侮りそしる気持を表す語。室町時代以後、悪質・邪悪の意を表すのにも使われた) ①似てはいるが、実は本物ではないこと。まやかし。にせもの。「―ざいわい」「―学問」 ②劣っていること。「―牛」「―太刀」 ③悪質。一筋縄ではいかないこと。したたか。「―者」

えせ‐うた【似非歌】🔗🔉

えせ‐うた似非歌】 取るに足りない歌。無名抄「―どもに至りては又いづれもよろしからず」

エセー【Essais フランス】🔗🔉

エセーEssais フランス】 (「随想録」と訳す)モンテーニュの主著。3巻。1580〜88年刊。のち増補。

エセーニン【Sergei A. Esenin】🔗🔉

エセーニンSergei A. Esenin】 ロシア(ソ連)の詩人。「最後の農村詩人」と自称し、革命の工業化路線に抗して農村をたたえる一方で、故郷喪失者として生きる都会のすさんだ生活を歌った。自殺。(1895〜1925)

えせ‐おや【似非親】🔗🔉

えせ‐おや似非親】 親というに値しない親。甲斐性かいしょうのない親。

えせ‐かたうど【似非方人】🔗🔉

えせ‐かたうど似非方人】 ①たのみにならない味方。義経記5「なかなか―ありつるは、足に紛れて悪かりつるに」 ②力強い味方。浄瑠璃、赤染衛門栄花物語「我に劣らぬ―十四五人語らひて」

えせ‐かたち【似非形】🔗🔉

えせ‐かたち似非形】 見苦しい容貌。ろくでもない容貌。枕草子109「―はつやめき、寝腫れて」

えせ‐き【似非木】🔗🔉

えせ‐き似非木】 いかがわしい木。わるい木材。七十一番職人尽歌合「筏し、山国や―の榑くれはかさなれどきらはるる身は独こそをれ」

えせ‐ご【似非子】🔗🔉

えせ‐ご似非子(→)「せらい子」に同じ。

えせ‐こと【似非事】🔗🔉

えせ‐こと似非事】 つまらぬ事。よくない事柄。〈日葡辞書〉

えせ‐ざいわい【似非幸い】‥ザイハヒ🔗🔉

えせ‐ざいわい似非幸い‥ザイハヒ あてにならないしあわせ。枕草子24「―など見てゐたらむ人は」

えせ‐ざむらい【似非侍】‥ザムラヒ🔗🔉

えせ‐ざむらい似非侍‥ザムラヒ 武士にあるまじき武士。

えせ‐ずりょう【似非受領】‥リヤウ🔗🔉

えせ‐ずりょう似非受領‥リヤウ 取るに足りない下級の受領。源氏物語「何とも見入れ給ふまじき―のむすめなどさへ」

エセックス【Essex】🔗🔉

エセックスEssex】 イギリス、イングランド東部の州。ロンドンの北東に接する農業地域で、中世には東サクソン人が植民してエセックス王国を建設。

えせ‐びと【似非人】🔗🔉

えせ‐びと似非人(→)「えせもの」に同じ。

えせ‐ほうし【似非法師】‥ホフ‥🔗🔉

えせ‐ほうし似非法師‥ホフ‥ 仏道修行者にあるまじき、いかがわしい法師。浄瑠璃、吉野忠信「弁慶といふ―に」

えせ‐もの【似非者】🔗🔉

えせ‐もの似非者】 ①つまらない者。身分のいやしい人。枕草子23「昔は―などもみなをかしうこそありけれ」 ②いかがわしい者。くわせ者。にせ者。今昔物語集27「ただし―にこそ候ふめれ」 ③したたか者。ひとくせある者。義経記3「相手嫌はずの―よ」

えせ‐わらい【似非笑い】‥ワラヒ🔗🔉

えせ‐わらい似非笑い‥ワラヒ せせらわらうこと。冷笑。

え‐せん【絵銭】ヱ‥🔗🔉

え‐せん絵銭ヱ‥ ⇒えぜに

エセン【也先・Esen】🔗🔉

エセン也先・Esen】 明代、モンゴルのオイラート部の首長。1439年、父の死とともに全モンゴルの支配者となり、49年には明軍と土木堡で戦い、英宗を捕らえ北京を包囲。53年みずから汗位についたが、翌年部下に殺された。( 〜1454)

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