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おそ【遅・鈍】🔗🔉

おそ遅・鈍】 (形容詞オソシの語幹) ①おそいこと。万葉集14「―早も汝をこそ待ため」 ②心がにぶいこと。おろかなこと。愚鈍。万葉集9「―やこの君」

おそ【獺】ヲソ🔗🔉

おそヲソ カワウソ。〈倭名類聚鈔18

おそ【軽率】ヲソ🔗🔉

おそ軽率ヲソ (ワサ(早熟)の転)軽はずみなこと。早合点。→おおおそどり

お‐そ【悪阻】ヲ‥🔗🔉

お‐そ悪阻ヲ‥ (→)「つわり」に同じ。

おそ‐あがり【遅上がり】🔗🔉

おそ‐あがり遅上がり】 4月2日以後に生まれて、同じ年の生れだが、小学校の入学が1年後になることの俗称。↔早上がり

おそ‐あし【遅足】🔗🔉

おそ‐あし遅足】 そろそろあるくこと。徐行。

おそい【襲】オソヒ🔗🔉

おそいオソヒ ①おおい。枕草子99「―・棟などに、ながき枝を葺きたるやうにさしたれば」 ②うわぎ。おすい。宇津保物語初秋「御―はいづれをか奉らむ」 ③屏風びょうぶのふちのそえ木。栄華物語衣珠「―にはみな蒔絵したり」 ④冠。〈類聚名義抄〉 ⑤屋根の板の上のおさえ。源平盛衰記34「散々に射、弓矢なきものは―の石木を以て打ちければ」 ⑥鞍くら⇒おそい‐ば【襲羽】

おそ・い【遅い】🔗🔉

おそ・い遅い】 〔形〕[文]おそ・し(ク) 生長力・生命力の活動が、にぶく乏しい意が原義。 ①(「鈍い」とも書く) ㋐(頭脳や心の働きが)にぶい。おろそかである。万葉集12「心―・く手向けしたれや」 ㋑動作を行うのに時間がかかる。緩慢である。のろい。宇津保物語楼上下「宮たち、手―・しとのたまひて、吹きひきあはせ給へり」。倭名類聚鈔11「駑、於曾岐宇万」。「―・い車を追い越す」「仕事が―・い」 ②(「晩い」とも書く) ㋐間にあわない。時機におくれ役に立たない。宇津保物語蔵開中「上より―・しとて召せば」。狂言、胸突「表から出ましたなら―・からうと存じ裏道へむけて追つかけまするとて」。「一足―・かった」「今からでも―・くはない」 ㋑時間がかなりたっている。夜がふけていることをいう場合が多い。万葉集6「高円山を高みかも出で来る月の―・く照るらむ」。「朝―・くまで寝ている」「もう―・いからお暇いとまします」 ㋒時間的にあとである。「今年の梅雨明けは―・い」 ⇒おそかりし由良之助 ⇒遅きに失する

おそい‐かか・る【襲い掛かる】オソヒ‥🔗🔉

おそい‐かか・る襲い掛かるオソヒ‥ 〔自五〕 危害を加えようとして攻撃をしかける。「ライオンが獲物に―・る」

おそい‐ば【襲羽】オソヒ‥🔗🔉

おそい‐ば襲羽オソヒ‥ 雁などの背中の大きい羽。狂言、鴈礫「せめて―を一枚呉れい」 ⇒おそい【襲】

おそ・う【圧ふ】オソフ🔗🔉

おそ・う圧ふオソフ 〔他四〕 (オスに接尾語フの付いたオサフの転)抑えつける。圧する。土佐日記「船は―・ふ海のうちの空を」

おそ・う【襲う】オソフ🔗🔉

おそ・う襲うオソフ 〔他五〕 ①着物をかさねて着る。〈類聚名義抄〉 ②不意に攻めかかる。不意に人に危害を加える。また、突然に人の家におしかける。大唐西域記長寛点「伽藍を襲オソフて珍宝を図らむとす」。「熊に―・われる」「新聞記者が寝込みを―・う」 ③おびやかす。物の怪などが、とりつく。源氏物語夕顔「いとあやしう物に―・はれたる人」。「睡魔に―・われる」 ④官禄・家系・地位などをうけつぐ。「名人位を―・う」

おそ‐うし【遅牛】🔗🔉

おそ‐うし遅牛】 (古くはオソウジ)歩みののろい牛。 ⇒遅牛も淀、早牛も淀 ○遅牛も淀、早牛も淀おそうしもよどはやうしもよど 「早牛も淀、遅牛も淀」に同じ。→早牛(成句) ⇒おそ‐うし【遅牛】

○遅牛も淀、早牛も淀おそうしもよどはやうしもよど🔗🔉

○遅牛も淀、早牛も淀おそうしもよどはやうしもよど 「早牛も淀、遅牛も淀」に同じ。→早牛(成句) ⇒おそ‐うし【遅牛】 お‐そうそう御草草‥サウサウ 十分に行き届かず粗略である意を表す語。「―でございました」「―さま」などの形で謙遜していう挨拶の語。 おそ‐うち遅打ち】 乗物で知らせに行く使者が、道をいそがないこと。↔早打ち おそ‐うまれ遅生れ】 (小学校入学の年が、同じ年の4月1日までに生まれた人より1年遅くなることから)その年の4月2日から12月末日までの間に生まれること。また、その人。↔早生れ お‐そえ御副‥ソヘ 飯の菜さい。おかず。 おそが・い 〔形〕 (愛知・岐阜県で)おそろしい。こわい。

お‐そうそう【御草草】‥サウサウ🔗🔉

お‐そうそう御草草‥サウサウ 十分に行き届かず粗略である意を表す語。「―でございました」「―さま」などの形で謙遜していう挨拶の語。

おそ‐うち【遅打ち】🔗🔉

おそ‐うち遅打ち】 乗物で知らせに行く使者が、道をいそがないこと。↔早打ち

おそ‐うまれ【遅生れ】🔗🔉

おそ‐うまれ遅生れ】 (小学校入学の年が、同じ年の4月1日までに生まれた人より1年遅くなることから)その年の4月2日から12月末日までの間に生まれること。また、その人。↔早生れ

お‐そえ【御副】‥ソヘ🔗🔉

お‐そえ御副‥ソヘ 飯の菜さい。おかず。

おそが・い🔗🔉

おそが・い 〔形〕 (愛知・岐阜県で)おそろしい。こわい。 ○おそかりし由良之助おそかりしゆらのすけ (歌舞伎「忠臣蔵」で、大星由良之助が主君の切腹に間に合わなかったことから)時機を逸して用をなさない時に言う。 ⇒おそ・い【遅い】

○おそかりし由良之助おそかりしゆらのすけ🔗🔉

○おそかりし由良之助おそかりしゆらのすけ (歌舞伎「忠臣蔵」で、大星由良之助が主君の切腹に間に合わなかったことから)時機を逸して用をなさない時に言う。 ⇒おそ・い【遅い】 おそかれ‐はやかれ遅かれ早かれ】 遅い早いのちがいはあるが、いずれそのうちに。早晩そうばん。「―終りは来る」 おそ‐き襲着】 着物。万葉集14「子ろが―の有ろこそ良しも」

おそかれ‐はやかれ【遅かれ早かれ】🔗🔉

おそかれ‐はやかれ遅かれ早かれ】 遅い早いのちがいはあるが、いずれそのうちに。早晩そうばん。「―終りは来る」

おそ‐き【襲着】🔗🔉

おそ‐き襲着】 着物。万葉集14「子ろが―の有ろこそ良しも」 ○遅きに失するおそきにしっする 時機におくれて役に立たない。遅すぎて間に合わない。 ⇒おそ・い【遅い】

○遅きに失するおそきにしっする🔗🔉

○遅きに失するおそきにしっする 時機におくれて役に立たない。遅すぎて間に合わない。 ⇒おそ・い【遅い】 おそき‐ひ遅き日】 暮れるのが遅い春の日。日永ひなが。遅日ちじつ。〈[季]春〉。「―やきじの下りゐる橋の上」(蕪村) お‐ぞく汚俗ヲ‥ けがらわしい風俗。わるいならわし。悪習。 おそくず‐の‐え偃息図の絵‥ヅ‥ヱ (「偃息」は男女同衾の意)春画しゅんが。古今著聞集11「―などを御覧も候へ」 おそく‐とも遅くとも】 〔副〕 どんなに遅くなるとしても。おそくも。「―8時には帰る」 おぞ‐け怖気】 おそれる心。おじけ。「―をふるう」 ⇒おぞけ‐だ・つ【怖気立つ】 ⇒おぞけ‐づ・く【怖気付く】 おぞけ‐だ・つ怖気立つ】 〔自五〕 恐ろしさの余りぞっとして身の毛がよだつ。 ⇒おぞ‐け【怖気】 おぞけ‐づ・く怖気付く】 〔自五〕 おじける心が出る。こわがる。 ⇒おぞ‐け【怖気】 おそ‐ごと嘘言ヲソ‥ うそ。そらごと。いつわり。奥義抄「東の国の者は、そらごとをば―と言ふなり」 おそ‐ざき遅咲き】 時節におくれて咲くこと。また、そういう品種。↔早咲き おそ‐ざくら遅桜】 遅咲きの桜。〈[季]春〉 おそ・し遅し・鈍し】 〔形ク〕 ⇒おそい おぞ・し悍し】 〔形ク〕 ①恐ろしい。おずし。源氏物語蜻蛉「おどろおどろしく―・きやうなりとて」 ②強烈で強情である。おずし。源氏物語東屋「物つつみせず、はやりかに―・き人にて」 ③わる賢い。ずるい。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「そちが今度の―・い仕様」 おぞ・し鈍し】 〔形ク〕 (オソ(遅)シの転。近世・近代に用いられた)のろい。にぶい。椿説弓張月後編「―・き奴かな、などて吾を欺くぞ」。島崎藤村、藤村詩抄「げにわが歌は―・き苦闘」 お‐そし‐さま御祖師様】 各宗の開祖の尊敬語。特に日蓮をさす。 おそ‐じも遅霜(→)晩霜ばんそうに同じ。 おそ‐ぢえ遅知恵‥ヱ ①知恵の発達がおくれていること。 ②おくれて出てくる知恵。奥知恵。 おそ‐で遅出】 遅く出勤すること。↔早出 お‐そなえ御供え‥ソナヘ 「御供え餅」「御供え物」の略。 ⇒おそなえ‐もち【御供え餅】 ⇒おそなえ‐もの【御供え物】 おそなえ‐もち御供え餅‥ソナヘ‥ 年始に神仏に供え、また、祭礼に供える餅。鏡餅。 ⇒お‐そなえ【御供え】 おそなえ‐もの御供え物‥ソナヘ‥ 神仏に供える物。 ⇒お‐そなえ【御供え】 おそなわ・る遅なわるオソナハル 〔自五〕 遅れる。遅くなる。遅参する。宇津保物語俊蔭「朝に見て夕べの―・る程だに紅の涙を落すに」。「御返事が―・りまして」 お‐そね小确ヲ‥ 石まじりの堅いやせ地。顕宗紀「浅茅原―を過ぎ」 おそ‐の‐まつり獺の祭ヲソ‥ (→)「川獺かわうその祭」に同じ。〈[季]春〉 おその‐ろくさお園六三】 1749年(寛延2)大坂南地福島屋の遊女お園と相愛の大工の六三郎とが西横堀に身投げ心中をした巷説、並びにそれを脚色した浄瑠璃「八重霞浪花浜荻やえがすみなにわのはまおぎ」、常磐津「三世相さんぜそう」などの通称。 お‐そば御側】 ①「そば」の尊敬語。主君の身近な所。 ②主君のそば近く仕える人。近臣や小間使。側近。 ⇒おそば‐ごようにん【御側御用人】 ⇒おそば‐さま【御側様】 ⇒おそば‐さらず【御側去らず】 ⇒おそば‐しゅう【御側衆】 ⇒おそば‐づき【御側付】 おそ‐ば遅場】 稲の成育のおそい地方。↔早場 おそ‐ば齵歯】 八重歯やえば。〈倭名類聚鈔3おそば・うオソバフ 〔自下二〕 じゃれてたわむれる。あまえふざける。落窪物語1「―・へて、あれおし毀こぼちてむ、と腹立ちののしれば」→戯そばえる おそば‐ごようにん御側御用人⇒そばようにん(側用人)⇒お‐そば【御側】 おそば‐さま御側様】 主君の側近に仕える女。 ⇒お‐そば【御側】 おそば‐さらず御側去らず】 常に主君のそばについていること。また、その人。お気に入りの家臣。浄瑠璃、源平布引滝「平家譜代の―。瀬尾の十郎兼氏」 ⇒お‐そば【御側】 おそば‐しゅう御側衆⇒そばしゅう(側衆)⇒お‐そば【御側】 おそば‐づき御側付】 主君のそば近く仕えること。また、その人。 ⇒お‐そば【御側】 おそ‐はや‐も遅早も】 〔副〕 遅くとも早くとも。おそかれはやかれ。万葉集14「―汝をこそ待ため」 おそば・ゆ 〔自下二〕 (オソバフの転)ふざける。今昔物語集27「―・えたる者の、口きききらきらしく」 おそ‐ばん遅番】 交替制勤務で、遅く勤務につく番。↔早番 おそ‐ひ遅日(→)「遅き日」に同じ。 おそ‐びき (ウソブキの転訛)口笛。おそぶえ。 おそ‐びん遅便】 郵便や飛行機など、その日のうちで遅く出発または到着するもの。↔早便 おそ‐ぶ・る押そぶる】 〔他四〕 押してがたがたさせる。ゆすぶる。万葉集14「誰そこの屋の戸―・る」 おそ‐まき遅蒔き】 ①時季におくれて種子をまくこと。また、そういう品種。浄瑠璃、天神記「これは―の麦畠」 ②時機におくれて事をすること。「―ながら対策に乗り出す」 おぞ‐まし・い悍しい】 〔形〕[文]おぞま・し(シク) (「おぞし」と同源) ①ぞっとするようで、いやな感じだ。恐ろしい。大唐西域記長寛点「先に羅漢あり。形量かたちオソマシクおおきなり」。「血だらけの―・い光景」 ②我が強い。強情である。源氏物語帚木「かく―・しくは、いみじき契り深くともたえて又見じ」 おぞ‐まし・い鈍しい】 〔形〕[文]おぞま・し(シク) にぶい。おろかしい。椿説弓張月後編「ここへ伴ひ進まいらせながら面忘れたるこそ―・しけれ」 お‐そまつ御粗末】 上等でないこと、不出来・不手際をからかいや謙遜の気持でいう語。「全く―なところをお見せしました」 ⇒おそまつ‐さま【御粗末様】 おそまつ‐さま御粗末様】 自分が相手に提供した物が粗末なものであったと、謙遜していう語。 ⇒お‐そまつ【御粗末】 おそめのななやくお染の七役】 4世鶴屋南北作の歌舞伎脚本。1813年(文化10)初演。お染・久松ら7役を早替りで演じる。→お染久松 おそめ‐はんくろうお染半九郎‥ラウ 歌舞伎「鳥辺山心中」の両主人公。 おそめ‐ひさまつお染久松】 大坂東堀瓦屋橋通の油屋太郎兵衛の娘お染と丁稚でっち久松との情死の巷説ならびに、これを脚色した作品群の通称。紀海音「お染久松袂の白しぼり」、菅専助「染模様妹背門松」、近松半二「新版歌祭文」などの浄瑠璃、また、4世鶴屋南北の歌舞伎「お染久松色読販うきなのよみうり」、新内「染模様妹背の門松」、常磐津「初恋千草の濡事」、清元「道行浮塒鴎みちゆきうきねのともどり」(通称「お染」)など。 →文献資料[新版歌祭文] おそもん‐だ遅物田】 (オソモノダの音便)裏作のため収穫期のおそい田。 おそ‐よか嬋媛】 うるわしいさま。たおやか。つややか。〈新撰字鏡12おそらく恐らく】 〔副〕 (恐ルのク語法オソルラクの転) ①口はばったい言い方であるが。狂言、悪坊「―其の傘十本や二十本は切り折て御目に掛けう」 ②きっと。必ず。狂言、竹の子「―とらすまいぞ」 ③思うに。多分。「午後には―晴れるだろう」 ⇒おそらく‐づくり【恐らく造】 ⇒おそらく‐は【恐らくは】 おそらく‐づくり恐らく造】 短刀などで、鋩子ぼうしの境を示す横手よこてが刀身の中央以下にあり、鋒きっさきの部分が長い刀の様式。「おそらく」と刻んだ片桐且元佩用という短刀による名称。 ⇒おそらく【恐らく】 おそらく‐は恐らくは】 〔副〕 「恐らく」に同じ。二教論勘文久寿点「懼ヲソラクハ吾を傷やぶらむことを」 ⇒おそらく【恐らく】 おそり恐り】 心配。不安。おそれ。土佐日記「このわたり、海賊の―ありといへば、神仏を祈る」 おそ・る恐る】 [一]〔自四・上二〕 「おそる」(下二)の古形。漢文の訓点に見える。史記孝文本紀延久点「遺徳を羞はずかしめむことを畏オソラは」。地蔵十輪経元慶点「後世の苦果を見ず畏オソリじ」 [二]〔自下二〕 ⇒おそれる(下一) おそる‐おそる恐る恐る】 〔副〕 おそれかしこまって。こわごわ。「―御前に進み出る」「―火口をのぞく」 おそる‐べき恐るべき】 ①恐れるのが当然な。「―伝染病」 ②程度がはなはだしい。「―能力の持主」 おそれ恐れ・畏れ・虞】 ①おそれること。恐怖。「―を抱く」 ②よくないことが起こるのではないかという心配。気づかい。不安。「失敗する―がある」「大雨の―」 ③かしこまること。敬意。平治物語(金刀比羅本)「君を後になしまゐらせむが―なれば」 ◇一般には「恐」。2には「虞」も、3には「畏」も使う。 ⇒おそれ‐げ【恐れ気】 ⇒恐れをなす

おそき‐ひ【遅き日】🔗🔉

おそき‐ひ遅き日】 暮れるのが遅い春の日。日永ひなが。遅日ちじつ。〈[季]春〉。「―やきじの下りゐる橋の上」(蕪村)

おそくず‐の‐え【偃息図の絵】‥ヅ‥ヱ🔗🔉

おそくず‐の‐え偃息図の絵‥ヅ‥ヱ (「偃息」は男女同衾の意)春画しゅんが。古今著聞集11「―などを御覧も候へ」

おそく‐とも【遅くとも】🔗🔉

おそく‐とも遅くとも】 〔副〕 どんなに遅くなるとしても。おそくも。「―8時には帰る」

おそ‐ごと【嘘言】ヲソ‥🔗🔉

おそ‐ごと嘘言ヲソ‥ うそ。そらごと。いつわり。奥義抄「東の国の者は、そらごとをば―と言ふなり」

おそ‐ざき【遅咲き】🔗🔉

おそ‐ざき遅咲き】 時節におくれて咲くこと。また、そういう品種。↔早咲き

おそ‐ざくら【遅桜】🔗🔉

おそ‐ざくら遅桜】 遅咲きの桜。〈[季]春〉

おそ・し【遅し・鈍し】🔗🔉

おそ・し遅し・鈍し】 〔形ク〕 ⇒おそい

お‐そし‐さま【御祖師様】🔗🔉

お‐そし‐さま御祖師様】 各宗の開祖の尊敬語。特に日蓮をさす。

おそ‐じも【遅霜】🔗🔉

おそ‐じも遅霜(→)晩霜ばんそうに同じ。

おそ‐ぢえ【遅知恵】‥ヱ🔗🔉

おそ‐ぢえ遅知恵‥ヱ ①知恵の発達がおくれていること。 ②おくれて出てくる知恵。奥知恵。

おそ‐で【遅出】🔗🔉

おそ‐で遅出】 遅く出勤すること。↔早出

お‐そなえ【御供え】‥ソナヘ🔗🔉

お‐そなえ御供え‥ソナヘ 「御供え餅」「御供え物」の略。 ⇒おそなえ‐もち【御供え餅】 ⇒おそなえ‐もの【御供え物】

おそなえ‐もち【御供え餅】‥ソナヘ‥🔗🔉

おそなえ‐もち御供え餅‥ソナヘ‥ 年始に神仏に供え、また、祭礼に供える餅。鏡餅。 ⇒お‐そなえ【御供え】

おそなえ‐もの【御供え物】‥ソナヘ‥🔗🔉

おそなえ‐もの御供え物‥ソナヘ‥ 神仏に供える物。 ⇒お‐そなえ【御供え】

おそなわ・る【遅なわる】オソナハル🔗🔉

おそなわ・る遅なわるオソナハル 〔自五〕 遅れる。遅くなる。遅参する。宇津保物語俊蔭「朝に見て夕べの―・る程だに紅の涙を落すに」。「御返事が―・りまして」

お‐そね【小确】ヲ‥🔗🔉

お‐そね小确ヲ‥ 石まじりの堅いやせ地。顕宗紀「浅茅原―を過ぎ」

おそ‐の‐まつり【獺の祭】ヲソ‥🔗🔉

おそ‐の‐まつり獺の祭ヲソ‥ (→)「川獺かわうその祭」に同じ。〈[季]春〉

おその‐ろくさ【お園六三】🔗🔉

おその‐ろくさお園六三】 1749年(寛延2)大坂南地福島屋の遊女お園と相愛の大工の六三郎とが西横堀に身投げ心中をした巷説、並びにそれを脚色した浄瑠璃「八重霞浪花浜荻やえがすみなにわのはまおぎ」、常磐津「三世相さんぜそう」などの通称。

お‐そば【御側】🔗🔉

お‐そば御側】 ①「そば」の尊敬語。主君の身近な所。 ②主君のそば近く仕える人。近臣や小間使。側近。 ⇒おそば‐ごようにん【御側御用人】 ⇒おそば‐さま【御側様】 ⇒おそば‐さらず【御側去らず】 ⇒おそば‐しゅう【御側衆】 ⇒おそば‐づき【御側付】

おそ‐ば【遅場】🔗🔉

おそ‐ば遅場】 稲の成育のおそい地方。↔早場

おそ‐ば【齵歯】🔗🔉

おそ‐ば齵歯】 八重歯やえば。〈倭名類聚鈔3

おそば・うオソバフ🔗🔉

おそば・うオソバフ 〔自下二〕 じゃれてたわむれる。あまえふざける。落窪物語1「―・へて、あれおし毀こぼちてむ、と腹立ちののしれば」→戯そばえる

おそば‐さま【御側様】🔗🔉

おそば‐さま御側様】 主君の側近に仕える女。 ⇒お‐そば【御側】

おそば‐さらず【御側去らず】🔗🔉

おそば‐さらず御側去らず】 常に主君のそばについていること。また、その人。お気に入りの家臣。浄瑠璃、源平布引滝「平家譜代の―。瀬尾の十郎兼氏」 ⇒お‐そば【御側】

おそば‐づき【御側付】🔗🔉

おそば‐づき御側付】 主君のそば近く仕えること。また、その人。 ⇒お‐そば【御側】

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