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おに【鬼】🔗⭐🔉
おに【鬼】
(「隠おに」で、姿が見えない意という)
①天つ神に対して、地上などの悪神。邪神。
②伝説上の山男、巨人や異種族の者。
③死者の霊魂。亡霊。「護国の―となる」
④恐ろしい形をして人にたたりをする怪物。もののけ。
⑤想像上の怪物。仏教の影響で、餓鬼、地獄の青鬼・赤鬼があり、美男・美女に化け、音楽・双六・詩歌などにすぐれたものとして人間世界に現れる。後に陰陽道の影響で、人身に、牛の角や虎の牙を持ち、裸で虎の皮のふんどしをしめた形をとる。怪力で性質は荒い。
⑥鬼のような人。
㋐非常に勇猛な人。
㋑無慈悲な人。借金取り。債鬼。
㋒ある事に精魂を傾ける人。「仕事の―」
㋓鬼ごっこなどで、人をつかまえる役。
⑦貴人の飲食物の毒見役。おにやく。→おにくい→おにのみ。
⑧紋所の名。鬼の形をかたどる。めんおに。かたおに。
⑨名詞に冠して、勇猛・無慈悲・異形・巨大の意をあらわす語。「―武者」「―婆」「―やんま」
⇒鬼が住むか蛇が住むか
⇒鬼が出るか蛇が出るか
⇒鬼が出るか仏が出るか
⇒鬼が笑う
⇒鬼とも組みそう
⇒鬼に金棒
⇒鬼に衣
⇒鬼の居ぬ間に洗濯
⇒鬼の霍乱
⇒鬼の首を取ったよう
⇒鬼の空念仏
⇒鬼の目にも涙
⇒鬼は外、福は内
⇒鬼も十八番茶も出花
⇒鬼を欺く
⇒鬼を酢にして食う
おに‐あさ【鬼麻】🔗⭐🔉
おに‐あさ【鬼麻】
イラクサの別称。
おに‐あざみ【鬼薊】🔗⭐🔉
おに‐あざみ【鬼薊】
モリアザミの別称。
おに‐あそび【鬼遊び】🔗⭐🔉
おに‐あそび【鬼遊び】
おにごっこ。おにごと。
お‐にいさん【御兄さん】🔗⭐🔉
お‐にいさん【御兄さん】
「にいさん」の丁寧語。
おに‐いた【鬼板】🔗⭐🔉
おに‐いた【鬼板】
鬼瓦の代りに用いる木製の棟飾り。銅板で包むこともある。
オニール【Eugene O'Neill】🔗⭐🔉
オニール【Eugene O'Neill】
アメリカの劇作家。代表作「楡の木陰の欲望」「奇妙な幕間狂言」「夜への長い旅路」など。ノーベル賞。(1888〜1953)
おに‐うち【鬼打】🔗⭐🔉
おにうち‐ぎ【鬼打木】🔗⭐🔉
おにうち‐ぎ【鬼打木】
関東地方で、正月14日の年越しに、疫鬼を打ち払うために門に太い薪を2本寄せかけておくこと。おにぎ。〈[季]新年〉
⇒おに‐うち【鬼打】
おにうち‐まめ【鬼打豆】🔗⭐🔉
おにうち‐まめ【鬼打豆】
鬼やらいにまく炒いった大豆。
⇒おに‐うち【鬼打】
おにおう‐どうざぶろう【鬼王団三郎】‥ワウダウ‥ラウ🔗⭐🔉
おにおう‐どうざぶろう【鬼王団三郎】‥ワウダウ‥ラウ
曾我物の登場人物。曾我兄弟の二人の郎等、鬼王とその弟団三郎。「曾我物語」では鬼王丸(鬼王)と丹三郎(道三郎)。
おに‐おこし【海胆起し】🔗⭐🔉
おに‐おこし【海胆起し】
(オニはウニの訛)ウニを採取する用具。海栗起がぜおこし。
おに‐おこぜ【鬼鰧】‥ヲコゼ🔗⭐🔉
おに‐おこぜ【鬼鰧】‥ヲコゼ
オニオコゼ科の海産の硬骨魚。全長約20センチメートル。形は醜悪で、背びれのとげは基部の毒腺に連なり、刺されると甚だ痛い。本州中部以南の近海の岩礁に棲息する底魚。美味。〈文明本節用集〉
おにおこぜ
おにおしだし【鬼押出】🔗⭐🔉
おにおしだし【鬼押出】
群馬県西端、長野県境の浅間山北斜面の溶岩流地域。1783年(天明3)の大爆発時に噴出し、多数の死者を出した。
鬼押出と浅間山
撮影:佐藤 尚
おに‐おどし【鬼威し】🔗⭐🔉
おに‐おどし【鬼威し】
御事始おことはじめに、長い竿の先に目籠めかごをつけ、それに柊ひいらぎまたは樒しきみの葉などをつけて高く立てるもの。
おに‐おどり【鬼踊】‥ヲドリ🔗⭐🔉
おに‐おどり【鬼踊】‥ヲドリ
①鬼の踊り。
②鬼の姿をして踊ること。鬼の面をかぶってする踊り。吉野の金峯山寺蔵王堂で4月11〜12日の花供会式はなくえしきに行うのが有名。〈[季]春〉
おに‐おに【鬼鬼】🔗⭐🔉
おに‐おに【鬼鬼】
子供の遊戯の一つ。おにごっこ。
おに‐おに・し【鬼鬼し】🔗⭐🔉
おに‐おに・し【鬼鬼し】
〔形シク〕
鬼のようなさまである。無慈悲である。あらあらしい。源氏物語夕霧「いと―・しう侍るさがなものを」
○尾に尾をつけるおにおをつける
物事をおおげさに言う。尾鰭おひれをつける。
⇒お【尾】
○尾に尾をつけるおにおをつける🔗⭐🔉
○尾に尾をつけるおにおをつける
物事をおおげさに言う。尾鰭おひれをつける。
⇒お【尾】
オニオン【onion】
玉葱たまねぎ。「―‐スープ」
⇒オニオン‐グラタン
オニオン‐グラタン
(onion gratin)タマネギを主材料とするスープ。パンの薄切りとすりおろしたチーズをのせて、オーブンで焼き色をつけて仕上げる。
⇒オニオン【onion】
おに‐が‐しま【鬼ヶ島】
鬼の住んだという想像上の島。「保元物語」、また「一寸法師」「桃太郎」の伝承によって有名。
→文献資料[平家女護島]
おに‐が‐じょう【鬼ヶ城】‥ジヤウ
三重県熊野市の海岸にあって、熊野浦の北端をなす大小数十個の洞窟群の称。
鬼ヶ城(1)
撮影:的場 啓
鬼ヶ城(2)
撮影:的場 啓
おに‐がしら【鬼頭】
(→)纛とうに同じ。
鬼ヶ城(2)
撮影:的場 啓
おに‐がしら【鬼頭】
(→)纛とうに同じ。
オニオン【onion】🔗⭐🔉
オニオン【onion】
玉葱たまねぎ。「―‐スープ」
⇒オニオン‐グラタン
オニオン‐グラタン🔗⭐🔉
オニオン‐グラタン
(onion gratin)タマネギを主材料とするスープ。パンの薄切りとすりおろしたチーズをのせて、オーブンで焼き色をつけて仕上げる。
⇒オニオン【onion】
おに‐が‐しま【鬼ヶ島】🔗⭐🔉
おに‐が‐しま【鬼ヶ島】
鬼の住んだという想像上の島。「保元物語」、また「一寸法師」「桃太郎」の伝承によって有名。
→文献資料[平家女護島]
おに‐が‐じょう【鬼ヶ城】‥ジヤウ🔗⭐🔉
おに‐が‐じょう【鬼ヶ城】‥ジヤウ
三重県熊野市の海岸にあって、熊野浦の北端をなす大小数十個の洞窟群の称。
鬼ヶ城(1)
撮影:的場 啓
鬼ヶ城(2)
撮影:的場 啓
鬼ヶ城(2)
撮影:的場 啓
おに‐がしら【鬼頭】🔗⭐🔉
○鬼が住むか蛇が住むかおにがすむかじゃがすむか🔗⭐🔉
○鬼が住むか蛇が住むかおにがすむかじゃがすむか
人の心の底にどんな考えがあるか、はかりかねることにいう。
⇒おに【鬼】
○鬼が出るか蛇が出るかおにがでるかじゃがでるか🔗⭐🔉
○鬼が出るか蛇が出るかおにがでるかじゃがでるか
前途にどんな恐ろしいことがあるか予想できないことにいう。
⇒おに【鬼】
○鬼が出るか仏が出るかおにがでるかほとけがでるか🔗⭐🔉
○鬼が出るか仏が出るかおにがでるかほとけがでるか
前途の吉兆・運命がはかりにくいことにいう。
⇒おに【鬼】
おに‐かます【鬼魣】
カマス科の海産の硬骨魚。全長1.5メートル。体はやや細長く、歯は鋭い。全世界の熱帯海域に分布し、人に危険。食用となるがシガテラ毒をもつものがある。ドクカマス。バラクーダ。
おに‐がみ【鬼神】
荒々しく恐ろしい神。きじん。
おにがら‐やき【鬼殻焼】
イセエビなどを殻のまま付け焼きにした料理。
おに‐かわ【鬼皮】‥カハ
果実の外皮などの厚く固いもの。
おに‐がわら【鬼瓦】‥ガハラ
①(古くは魔よけとして)屋根の棟の両端に用いる鬼の面にかたどった瓦。また同様の所に用いるのは鬼の面がなくてもいう。
鬼瓦
②いかつく醜い顔にたとえる語。
⇒鬼瓦にも化粧
おにがわら【鬼瓦】‥ガハラ
狂言。帰国する大名が因幡堂に参り、屋根の鬼瓦を見て女房の顔を思い出して泣くが、めでたい折だからとしいて哄笑する。
②いかつく醜い顔にたとえる語。
⇒鬼瓦にも化粧
おにがわら【鬼瓦】‥ガハラ
狂言。帰国する大名が因幡堂に参り、屋根の鬼瓦を見て女房の顔を思い出して泣くが、めでたい折だからとしいて哄笑する。
おに‐かます【鬼魣】🔗⭐🔉
おに‐かます【鬼魣】
カマス科の海産の硬骨魚。全長1.5メートル。体はやや細長く、歯は鋭い。全世界の熱帯海域に分布し、人に危険。食用となるがシガテラ毒をもつものがある。ドクカマス。バラクーダ。
おに‐がみ【鬼神】🔗⭐🔉
おに‐がみ【鬼神】
荒々しく恐ろしい神。きじん。
おにがら‐やき【鬼殻焼】🔗⭐🔉
おにがら‐やき【鬼殻焼】
イセエビなどを殻のまま付け焼きにした料理。
おに‐かわ【鬼皮】‥カハ🔗⭐🔉
おに‐かわ【鬼皮】‥カハ
果実の外皮などの厚く固いもの。
おに‐がわら【鬼瓦】‥ガハラ🔗⭐🔉
おに‐がわら【鬼瓦】‥ガハラ
①(古くは魔よけとして)屋根の棟の両端に用いる鬼の面にかたどった瓦。また同様の所に用いるのは鬼の面がなくてもいう。
鬼瓦
②いかつく醜い顔にたとえる語。
⇒鬼瓦にも化粧
②いかつく醜い顔にたとえる語。
⇒鬼瓦にも化粧
おにがわら【鬼瓦】‥ガハラ(作品名)🔗⭐🔉
おにがわら【鬼瓦】‥ガハラ
狂言。帰国する大名が因幡堂に参り、屋根の鬼瓦を見て女房の顔を思い出して泣くが、めでたい折だからとしいて哄笑する。
○鬼が笑うおにがわらう
実現性のないことや予想のつかないことを言った時にからかうことば。「来年のことを言うと―」
⇒おに【鬼】
○鬼瓦にも化粧おにがわらにもけしょう
醜い容貌の者も、化粧次第で美しくなる。
⇒おに‐がわら【鬼瓦】
○鬼が笑うおにがわらう🔗⭐🔉
○鬼が笑うおにがわらう
実現性のないことや予想のつかないことを言った時にからかうことば。「来年のことを言うと―」
⇒おに【鬼】
○鬼瓦にも化粧おにがわらにもけしょう🔗⭐🔉
○鬼瓦にも化粧おにがわらにもけしょう
醜い容貌の者も、化粧次第で美しくなる。
⇒おに‐がわら【鬼瓦】
おに‐ぎ【鬼木・御新木】
(→)「おにうちぎ(鬼打木)」に同じ。
オニキス【onyx】
⇒オニックス
おに‐ぎた【鬼北】
(畿内・中国地方の船乗りの語)2月の風。うしとら、すなわち北東(鬼門)から吹く風。(物類称呼)
おにきり【鬼切】
源氏重代の名刀。源満仲が戸隠山の鬼を斬ったという。新田義貞が討死した時、足利高経が得た。太平記32「此の太刀多田満仲が手に渡て、…其名を―と云ふなり」
お‐にぎり【御握り】
にぎりめし。おむすび。
お‐にく【尾肉】ヲ‥
鯨の尾の付け根の霜降肉。刺身にして美味。尾の身。
お‐にく【御肉】
ハマウツボ科の寄生植物。高山の陰地で、ミヤマハンノキの根に寄生。高さ約30センチメートル。茎と、鱗片状の葉は黄褐色。夏、葉腋に暗紫色唇形の花を密生し、全体が肉穂状となる。全草を乾したものは強壮剤とし、中国産の別種の生薬、肉蓯蓉にくしょうようの代用品。きむらたけ。
おにく
オニク
提供:OPO
おに‐くい【鬼食い】‥クヒ
食物の毒見。→鬼飲み
おに‐くさ【鬼草】
海産の紅藻。テングサ科の一種。本州中部以南に産。線状で幅が広く、不規則に分枝して高さ4〜20センチメートル。暗紅紫色。寒天の原料とするが良質ではない。オニテングサ。
おに‐ぐも【鬼蜘蛛】
コガネグモ科のクモ。体長約2.5センチメートル。全体強剛で暗褐色、歩脚は太く長い。夏、軒下などに円網を張る。日本全土に分布。カネグモ。カミナリグモ。ダイミョウグモ。
おに‐ぐるみ【鬼胡桃】
胡桃、特に野生のものの別称。〈[季]秋〉
おに‐げし【鬼罌粟】
ケシ科の多年草。西アジア・トルコの原産。高さ約1メートル。ケシに似るが、茎に粗毛があり、葉は大きく羽状。5月頃、深紅色の大花を開く。観賞用に栽培。麻酔物質を含まない。
おに‐ご【鬼子】
①親に似ない子。おにっこ。
②鬼のように荒々しい子。
③歯がはえて生まれた子。
おにこうべ‐おんせんきょう【鬼首温泉郷】‥カウベヲン‥キヤウ
宮城県北西部、大崎市にある温泉群。荒雄岳の南麓にある雌釜・雄釜の間歇かんけつ泉が有名。
おに‐ここめ【鬼ここめ】
醜悪な鬼。十訓抄「―をも物ならず思へる武士はおそろしきものぞ」
おに‐ごころ【鬼心】
鬼のようなむごい心。落窪物語3「―の人も、え憎みたてまつらじ」
おに‐ごっこ【鬼ごっこ】
子供の遊戯の一つ。鬼になった者が他の者を追いまわし、つかまった者が次の鬼となる。おにあそび。おにごと。
おに‐ごと【鬼事】
①能や狂言などの鬼の演技。また、その演目。鬼物。
②おにごっこ。
おに‐ころし【鬼殺し】
辛くて強い酒。また、きつくて悪酔いをする酒。俚言集覧「鬼殺し。酒名、麁悪そあくなる酒をいふ、又おによけともいふ」
おに‐さくざ【鬼作左】
(性質が勇猛だったからいう)本多作左衛門重次のあだ名。
おに‐ザラサ【鬼更紗】
太い糸で織った綿布に染めた更紗。
お‐にし【御西】
西本願寺(本派本願寺)の敬称。
おに・し【鬼し】
〔形シク〕
鬼のようである。荒々しく恐ろしい。源氏物語玉鬘「かの―・しき人の追ひ来るにやと思ふに」
おに‐しばり【鬼縛り】
ジンチョウゲ科の落葉低木。高さ約1メートル。葉は秋に生じ翌年夏に落葉するのでナツボウズともいう。春、ジンチョウゲに似た淡黄緑色の花を開き、楕円形の果実は赤熟、有毒。樹皮は和紙の原料。樹皮が非常に強いことからの名。
おに‐しぼり【鬼絞り】
絞り染の一種。大きく括くくりよせて絞ったもの。
おにしみず【鬼清水】‥シミヅ
狂言。(→)「清水」に同じ。
おに‐すぎはら【鬼杉原】
和紙の名。漉込すきこみ杉原および小高檀紙こだかだんしの別称。
おに‐そてつ【鬼蘇鉄】
ソテツ科の常緑植物。南アフリカ東部の原産。幹は2メートルに達し、上部は綿毛で覆われる。葉は長さ1〜2メートルの羽状葉で、束生。明治初年に日本に移入。観賞用として温室などで栽培。
おに‐たびらこ【鬼田平子】
キク科の越年草。各地の路傍や庭に普通の雑草。タンポポに似た根出葉があり、茎は20〜80センチメートル。茎、葉とも紫褐色を帯び、毛が多い。春、黄色で小形の頭状花がつぎつぎに咲く。
オニク
提供:OPO
おに‐くい【鬼食い】‥クヒ
食物の毒見。→鬼飲み
おに‐くさ【鬼草】
海産の紅藻。テングサ科の一種。本州中部以南に産。線状で幅が広く、不規則に分枝して高さ4〜20センチメートル。暗紅紫色。寒天の原料とするが良質ではない。オニテングサ。
おに‐ぐも【鬼蜘蛛】
コガネグモ科のクモ。体長約2.5センチメートル。全体強剛で暗褐色、歩脚は太く長い。夏、軒下などに円網を張る。日本全土に分布。カネグモ。カミナリグモ。ダイミョウグモ。
おに‐ぐるみ【鬼胡桃】
胡桃、特に野生のものの別称。〈[季]秋〉
おに‐げし【鬼罌粟】
ケシ科の多年草。西アジア・トルコの原産。高さ約1メートル。ケシに似るが、茎に粗毛があり、葉は大きく羽状。5月頃、深紅色の大花を開く。観賞用に栽培。麻酔物質を含まない。
おに‐ご【鬼子】
①親に似ない子。おにっこ。
②鬼のように荒々しい子。
③歯がはえて生まれた子。
おにこうべ‐おんせんきょう【鬼首温泉郷】‥カウベヲン‥キヤウ
宮城県北西部、大崎市にある温泉群。荒雄岳の南麓にある雌釜・雄釜の間歇かんけつ泉が有名。
おに‐ここめ【鬼ここめ】
醜悪な鬼。十訓抄「―をも物ならず思へる武士はおそろしきものぞ」
おに‐ごころ【鬼心】
鬼のようなむごい心。落窪物語3「―の人も、え憎みたてまつらじ」
おに‐ごっこ【鬼ごっこ】
子供の遊戯の一つ。鬼になった者が他の者を追いまわし、つかまった者が次の鬼となる。おにあそび。おにごと。
おに‐ごと【鬼事】
①能や狂言などの鬼の演技。また、その演目。鬼物。
②おにごっこ。
おに‐ころし【鬼殺し】
辛くて強い酒。また、きつくて悪酔いをする酒。俚言集覧「鬼殺し。酒名、麁悪そあくなる酒をいふ、又おによけともいふ」
おに‐さくざ【鬼作左】
(性質が勇猛だったからいう)本多作左衛門重次のあだ名。
おに‐ザラサ【鬼更紗】
太い糸で織った綿布に染めた更紗。
お‐にし【御西】
西本願寺(本派本願寺)の敬称。
おに・し【鬼し】
〔形シク〕
鬼のようである。荒々しく恐ろしい。源氏物語玉鬘「かの―・しき人の追ひ来るにやと思ふに」
おに‐しばり【鬼縛り】
ジンチョウゲ科の落葉低木。高さ約1メートル。葉は秋に生じ翌年夏に落葉するのでナツボウズともいう。春、ジンチョウゲに似た淡黄緑色の花を開き、楕円形の果実は赤熟、有毒。樹皮は和紙の原料。樹皮が非常に強いことからの名。
おに‐しぼり【鬼絞り】
絞り染の一種。大きく括くくりよせて絞ったもの。
おにしみず【鬼清水】‥シミヅ
狂言。(→)「清水」に同じ。
おに‐すぎはら【鬼杉原】
和紙の名。漉込すきこみ杉原および小高檀紙こだかだんしの別称。
おに‐そてつ【鬼蘇鉄】
ソテツ科の常緑植物。南アフリカ東部の原産。幹は2メートルに達し、上部は綿毛で覆われる。葉は長さ1〜2メートルの羽状葉で、束生。明治初年に日本に移入。観賞用として温室などで栽培。
おに‐たびらこ【鬼田平子】
キク科の越年草。各地の路傍や庭に普通の雑草。タンポポに似た根出葉があり、茎は20〜80センチメートル。茎、葉とも紫褐色を帯び、毛が多い。春、黄色で小形の頭状花がつぎつぎに咲く。
おに‐ぎ【鬼木・御新木】🔗⭐🔉
おに‐ぎ【鬼木・御新木】
(→)「おにうちぎ(鬼打木)」に同じ。
オニキス【onyx】🔗⭐🔉
オニキス【onyx】
⇒オニックス
おに‐ぎた【鬼北】🔗⭐🔉
おに‐ぎた【鬼北】
(畿内・中国地方の船乗りの語)2月の風。うしとら、すなわち北東(鬼門)から吹く風。(物類称呼)
おにきり【鬼切】🔗⭐🔉
おにきり【鬼切】
源氏重代の名刀。源満仲が戸隠山の鬼を斬ったという。新田義貞が討死した時、足利高経が得た。太平記32「此の太刀多田満仲が手に渡て、…其名を―と云ふなり」
お‐にぎり【御握り】🔗⭐🔉
お‐にぎり【御握り】
にぎりめし。おむすび。
お‐にく【尾肉】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐にく【尾肉】ヲ‥
鯨の尾の付け根の霜降肉。刺身にして美味。尾の身。
お‐にく【御肉】🔗⭐🔉
お‐にく【御肉】
ハマウツボ科の寄生植物。高山の陰地で、ミヤマハンノキの根に寄生。高さ約30センチメートル。茎と、鱗片状の葉は黄褐色。夏、葉腋に暗紫色唇形の花を密生し、全体が肉穂状となる。全草を乾したものは強壮剤とし、中国産の別種の生薬、肉蓯蓉にくしょうようの代用品。きむらたけ。
おにく
オニク
提供:OPO
オニク
提供:OPO
おに‐くい【鬼食い】‥クヒ🔗⭐🔉
おに‐くい【鬼食い】‥クヒ
食物の毒見。→鬼飲み
おに‐くさ【鬼草】🔗⭐🔉
おに‐くさ【鬼草】
海産の紅藻。テングサ科の一種。本州中部以南に産。線状で幅が広く、不規則に分枝して高さ4〜20センチメートル。暗紅紫色。寒天の原料とするが良質ではない。オニテングサ。
おに‐ぐも【鬼蜘蛛】🔗⭐🔉
おに‐ぐも【鬼蜘蛛】
コガネグモ科のクモ。体長約2.5センチメートル。全体強剛で暗褐色、歩脚は太く長い。夏、軒下などに円網を張る。日本全土に分布。カネグモ。カミナリグモ。ダイミョウグモ。
おに‐ぐるみ【鬼胡桃】🔗⭐🔉
おに‐ぐるみ【鬼胡桃】
胡桃、特に野生のものの別称。〈[季]秋〉
おに‐げし【鬼罌粟】🔗⭐🔉
おに‐げし【鬼罌粟】
ケシ科の多年草。西アジア・トルコの原産。高さ約1メートル。ケシに似るが、茎に粗毛があり、葉は大きく羽状。5月頃、深紅色の大花を開く。観賞用に栽培。麻酔物質を含まない。
おに‐ご【鬼子】🔗⭐🔉
おに‐ご【鬼子】
①親に似ない子。おにっこ。
②鬼のように荒々しい子。
③歯がはえて生まれた子。
おにこうべ‐おんせんきょう【鬼首温泉郷】‥カウベヲン‥キヤウ🔗⭐🔉
おにこうべ‐おんせんきょう【鬼首温泉郷】‥カウベヲン‥キヤウ
宮城県北西部、大崎市にある温泉群。荒雄岳の南麓にある雌釜・雄釜の間歇かんけつ泉が有名。
おに‐ここめ【鬼ここめ】🔗⭐🔉
おに‐ここめ【鬼ここめ】
醜悪な鬼。十訓抄「―をも物ならず思へる武士はおそろしきものぞ」
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