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こう‐けつ【口訣】🔗🔉

こう‐けつ口訣】 口で授ける秘訣。くけつ。

こう‐けつ【公欠】🔗🔉

こう‐けつ公欠】 学校が欠席扱いにはしないと認めた授業の欠席。欠席日数には数えられない。

こう‐けつ【孔穴】🔗🔉

こう‐けつ孔穴】 あな。

こう‐けつ【皇闕】クワウ‥🔗🔉

こう‐けつ皇闕クワウ‥ 皇居の門。転じて、皇宮。宮闕。

こう‐けつ【紅血】🔗🔉

こう‐けつ紅血】 くれないの血。血。

こう‐けつ【高潔】カウ‥🔗🔉

こう‐けつ高潔カウ‥ 精神がけだかくいさぎよいこと。高尚で潔白なこと。「―な人柄」「人格―」

こう‐けつ【硬結】カウ‥🔗🔉

こう‐けつ硬結カウ‥ ①かたくなること。 ②〔医〕結節状の硬い限局性の病巣。また、軟らかい組織が病的に硬くなること。

こう‐けつ【膏血】カウ‥🔗🔉

こう‐けつ膏血カウ‥ ①人のあぶらと血。 ②辛苦して得た収益または財産。 ⇒膏血を絞る

こう‐けつ【壙穴】クワウ‥🔗🔉

こう‐けつ壙穴クワウ‥ 屍を埋める穴。つかあな。墓穴。

こう‐けつあつ‐しょう【高血圧症】カウ‥シヤウ🔗🔉

こう‐けつあつ‐しょう高血圧症カウ‥シヤウ 大循環系の血圧が慢性的に上昇する病症。WHOの基準では収縮期血圧水銀柱140ミリメートル以上、または拡張期血圧90ミリメートル以上。腎性・内分泌性など原因疾患の明らかなものと、本態性高血圧とがある。動脈硬化・心肥大・腎硬化・脳出血などを招来する。

○膏血を絞るこうけつをしぼる🔗🔉

○膏血を絞るこうけつをしぼる 人民から重税をしぼりとる。 ⇒こう‐けつ【膏血】 こうけ‐ば・る高家張るカウ‥ 〔自四〕 えらぶる。狂言、八尾地蔵「―・つたる罪人かな」 ⇒こう‐け【高家・豪家】 こうけん (「かうけん」とも表記し、「効験」「荒権」などとも当て字) ⇒こうけ。浄瑠璃、心中宵庚申「そこが男の―、貴人高位の娘でも夫が去るに何と申そ」 こう‐けん公権】 公法上認められた権利。国家の他の国家または公共団体・個人に対する権利と、個人の国家に対する権利とに分けられる。前者の例は納税義務を履行させる権利、刑罰を科する権利など。後者の例は参政権・国務要求権(裁判を受ける権利など)および自由権など。↔私権。 ⇒こうけんてき‐かいしゃく【公権的解釈】 こう‐けん公験⇒くげん こう‐けん考験カウ‥ 考え調べること。考査。 こう‐けん効験カウ‥ (古くコウゲンとも)はたらきかけた結果のしるし。ききめ。祈祷や治療のしるし。「―あらたか」 こう‐けん厚絹】 厚く織った絹。 こう‐けん後件】 〔論〕(consequent)命題P、Qから構成される「PならばQ」という仮言命題(条件命題)のQの部分をいう。 ⇒こうけん‐こうてい‐の‐きょぎ【後件肯定の虚偽】 こう‐けん後見】 ➊①年少者などのうしろだてとなって補佐すること。また、その人。うしろみ。 ②幕府将軍などの補佐役。鎌倉幕府の執権または連署、室町幕府の管領など。 ③能・狂言・歌舞伎などで、演技者の後に控えてその世話をする者。 ④〔法〕後見人が成年被後見人や親権者を欠く未成年者などのために財産管理や保護の任に当たること。 ➋①後日再見すること。 ②文章などを後日他人が見ること。 ⇒こうけん‐かんとくにん【後見監督人】 ⇒こうけん‐ざ【後見座】 ⇒こうけん‐にん【後見人】 ⇒こうけん‐ばしら【後見柱】 ⇒こうけん‐やく【後見役】 こう‐けん後賢】 後世の賢人。 こう‐けん皇憲クワウ‥ 天皇が定めた法令。 こう‐けん貢献】 ①みつぎものを奉ること。 ②力を尽くすこと。あずかって力あること。寄与。「社会の進歩に―する」 こう‐けん貢絹】 みつぎものの絹。 こう‐けん高見カウ‥ ①立派な意見。すぐれた見解。 ②他人の意見を敬っていう語。「御―を承る」 こう‐けん高検カウ‥ 高等検察庁の略称。 こう‐けん康健カウ‥ からだがじょうぶなこと。健康。 こう‐けん黄繭クワウ‥ 黄色の繭の総称。金黄・黄・紅・肉色などがある。中国種または欧州種に多い。↔白繭 こう‐けん硬券カウ‥ 厚紙製の鉄道切符。↔軟券 こう‐げん公言】 隠しだてせず、人前で公然と言うこと。おもてだって言うこと。「―してはばからない」 こう‐げん巧言カウ‥ 言葉を飾って巧みに言うこと。くちさきのうまいこと。また、その言葉。 ⇒こうげん‐れいしょく【巧言令色】 こうげん広元クワウ‥ (Guangyuan)中国四川省北部の都市。四川・陝西両省を結ぶ交通の要地、物資の集散地。石炭・水力を利用したエネルギー基地。千仏崖の石窟群がある。人口90万5千(2000)。 こう‐げん広言・荒言クワウ‥ 口にまかせて大きなことを言うこと。大言。放言。太平記8「―吐いて仁王立ちにぞ立つたりける」。「無責任なことを―する」 こう‐げん広原・曠原クワウ‥ 広々とした野原。遠くひらけた原。 こう‐げん光源クワウ‥ 光を発するみなもと。 こう‐げん抗言カウ‥ 相手にさからって言うこと。また、そのことば。 こう‐げん抗原・抗元カウ‥ (antigen)生体内に入ると抗体を形成させ、体内または試験管内でその特定の抗体と特異的に反応する物質。細菌・毒素、異種蛋白など生体にとって異物的な高分子物質が抗原として作用する。アンチゲン。↔抗体。 ⇒こうげん‐けってい‐き【抗原決定基】 ⇒こうげん‐こうたい‐はんのう【抗原抗体反応】 こう‐げん後言】 ①事後にかれこれ言うこと。平治物語「これは何の―をいはせ申し候ぞ」 ②かげごと。かげぐち。 こう‐げん恒言】 つねに言うことば。 こう‐げん荒原クワウ‥ ①あれはてた野原。あらの。あれの。 ②特別の植物がわずかに生育できるにすぎないような地。砂漠・ツンドラの類。 こう‐げん郊原カウ‥ 野辺のべ。のはら。郊野。 こう‐げん高言カウ‥ いばって大きなことを言うこと。また、そのことば。大言。 こう‐げん高原カウ‥ (plateau; table-landの訳語。明治32年刊「英華字典」所載)海面からかなり高い位置にあって、平らな表面をもち、比較的起伏が小さく、谷の発達があまり顕著でない高地。→たかはら⇒こうげん‐げんぶがん【高原玄武岩】 こうげん康元カウ‥ 鎌倉中期、後深草天皇朝の年号。建長8年10月5日(1256年10月24日)改元、康元2年3月14日(1257年3月31日)正嘉に改元。 ごう‐けん合憲ガフ‥ 憲法に違反しないこと。↔違憲 ごう‐けん剛健ガウ‥ たくましくすこやかなこと。強くしっかりしていること。「―な気風」「質実―」 ごう‐けん剛堅ガウ‥ つよくかたいこと。 ごう‐けん豪健ガウ‥ 気力が勝れてつよいこと。豪毅。 こうげん‐いっとうりゅう甲源一刀流カフ‥タウリウ 一刀流の一派。江戸後期、天明・寛政の頃、甲斐源氏を祖とする秩父の郷士逸見へんみ太四郎義年(1747〜1828)の創始。 こうげん‐がく考現学カウ‥ 現代の社会現象を組織的に研究し、現代の真相を考察しようとする学問。考古学に対する造語。モデルノロジー。 こうけん‐かんとくにん後見監督人】 〔法〕後見人の事務を監督するほか、後見人と被後見人の利益が相反する行為について被後見人を代表する者。 ⇒こう‐けん【後見】 こうけん‐けいやく黄犬契約クワウ‥ (yellow-dog contractの訳語)労働組合に加入しないこと、または脱退することを条件とする雇用契約。労働組合法により不当労働行為として禁止される。 こうげん‐けってい‐き抗原決定基カウ‥ 抗原となる物質がもつ、特定の部分構造。これが抗体を産生する細胞に識別され、抗原としての活性が決定される。抗体はこの部分に結合する。エピトープ。 ⇒こう‐げん【抗原・抗元】 こうげん‐げんぶがん高原玄武岩カウ‥ (→)台地玄武岩に同じ。 ⇒こう‐げん【高原】 こうげん‐こうたい‐はんのう抗原抗体反応カウ‥カウ‥オウ 抗原と、これに対応する抗体とが結合しておこる特異的反応。試験管内では凝集・沈降・溶血などの現象として肉眼的に観察され、また人や動物体内では、免疫めんえき・アナフィラキシー・アレルギーなどの原因となる。→抗体→免疫 ⇒こう‐げん【抗原・抗元】 こうけん‐こうてい‐の‐きょぎ後件肯定の虚偽】 〔論〕(fallacy of affirming the consequent)「もし雨がふれば、路がぬれる」という仮言命題を大前提とし、「路がぬれている」を小前提として、「雨がふった」という結論を出すような虚偽。雨以外の原因で道がぬれることもあるからである。 ⇒こう‐けん【後件】 こうけん‐ざ後見座】 能舞台で、後見の控える所。正面奥の左隅の位置。→能舞台(図)⇒こう‐けん【後見】 こうげん‐さい公現祭】 (Epiphany)キリスト教で、異邦人に対する救い主の顕現を祝う祝日。東方の三博士がベツレヘムに誕生したキリストを訪れたことを記念する。1月6日、または1月2日以降の最初の日曜日。主の御公現の祝日。主の顕現日。神現祭。 こう‐けんし寇謙之】 北魏の道士。上谷昌平(現、北京市)の人。嵩山にこもること二十余年、太上老君の啓示をうけ、道教教団を組織化、太武帝の信仰を得て、廃仏に成功した。(363〜448) こうげん‐じ向原寺カウ‥ ⇒むくはらでら こうげん‐しつ膠原質カウ‥ (→)コラーゲンに同じ。 こうげん‐せんい膠原線維カウ‥ヰ 結合組織の線維。煮ると膠(ゼラチン)を生じるので膠原線維と呼ばれ、太さ1〜1.2マイクロメートル、強靱で支持作用に富む。主成分はコラーゲンで、そのアミノ酸組成によりⅠ型からⅣ型などに分類される。 こうけんてき‐かいしゃく公権的解釈】 〔法〕権限のある機関による法の解釈。学説とは異なり拘束力をもつ。その機関により、立法解釈・行政解釈・司法解釈に分けられる。 ⇒こう‐けん【公権】 こうけん‐てんのう孝謙天皇カウ‥ワウ 奈良後期の女帝。高野天皇とも。聖武天皇の第2皇女。母は光明皇后。名は阿倍あべ。藤原仲麻呂・道鏡を重用。淳仁じゅんにん天皇に譲位。のち重祚して称徳天皇。(在位749〜758)(718〜770)→天皇(表) こうげん‐てんのう孝元天皇カウ‥ワウ 記紀伝承上の天皇。孝霊天皇の第1皇子。名は大日本根子彦国牽おおやまとねこひこくにくる→天皇(表) こうげん‐どう江原道カウ‥ダウ ⇒カンウォン‐ド こうけん‐にん後見人】 〔法〕成年被後見人や親権者を欠く未成年者などのために財産管理や保護の任に当たるべき者。後見の種類や内容に応じて代理権を有する。 ⇒こう‐けん【後見】 こうけん‐ばしら後見柱】 能舞台で、橋掛りと横板のつぎ目の奥にある後見座に近い柱。狂言柱。→能舞台(図)⇒こう‐けん【後見】 こうげん‐びょう膠原病カウ‥ビヤウ (collagen disease)皮膚・筋・関節などの結合組織に炎症・変性が起こり、膠原線維がふえる慢性疾患の総称。リウマチ・エリテマトーデス・結節性多発動脈炎・強皮きょうひ症等を含む。原因不明であるが、免疫ことに自己抗体による自己免疫に関連すると考えられる。 こうけん‐やく後見役】 後見の役目。また、その人。 ⇒こう‐けん【後見】 こう‐けんりょく公権力】 国または自治体が国民・住民に対して命令し強制する権力。 こうげん‐れいしょく巧言令色カウ‥ [論語学而「巧言令色鮮すくなし仁」]口先がうまく、顔色をやわらげて人を喜ばせ、こびへつらうこと。仁の心に欠けることとされる。 ⇒こう‐げん【巧言】 こう‐こ公庫】 中小企業・零細企業・農業・民生および地方産業開発など、公共の目的で融資を行う政府の金融機関。貸出資金を国の財政資金でまかなう。中小企業金融公庫・国民生活金融公庫など。 こう‐こ好古カウ‥ 昔の物事を好むこと。「―趣味」 こう‐こ好個カウ‥ ちょうどよいこと。適当なこと。「―の人物」「―の材料」 こう‐こ江湖カウ‥ (ゴウコとも) ①川と湖。 ②世間。世の中。「―の喝采かっさいを博す」→ごうこ⇒こうこ‐ししゃ【江湖詩社】 こう‐こ後顧】 ①後ろをふり向くこと。 ②あとに心のひかれること。残る者に対する気掛り。 ③後日の恩顧。 ⇒こうこ‐の‐うれえ【後顧の憂え】 こう‐こ香香カウ‥ (コウコウの下のウの脱落)こうのもの。漬け物。 こう‐こ曠古クワウ‥ (古を空しくするの意)前例のないこと。未曾有みぞう。空前。 こう‐ご口語】 ①書かれることばに対し、話に用いることば。音声言語。はなしことば。 ②転じて、はなしことばを基準とした文体のことば。広く現代語を指すことが多い。↔文語。 ⇒こうご‐か【口語歌】 ⇒こうご‐し【口語詩】 ⇒こうご‐たい【口語体】 ⇒こうご‐ぶん【口語文】 ⇒こうご‐ぶんぽう【口語文法】 ⇒こうご‐ほう【口語法】 ⇒こうご‐やく【口語訳】 こう‐ご甲午カフ‥ 干支えとの一つ。きのえうま。 ⇒こうご‐のうみん‐せんそう【甲午農民戦争】 こう‐ご交互カウ‥ たがいちがいにするさま。かわるがわる。「男女が―に座る」「―に当番を務める」 ⇒こうご‐けいさん【交互計算】 ⇒こうご‐じんもん【交互尋問】 こう‐ご交語カウ‥ ことばをかわすこと。 こう‐ご向後カウ‥ この後。今後。きょうこう。「―1年間は出場停止」 こう‐ご行伍カウ‥ (昔、兵卒5人を伍、25人を行と称した) ①くみ。隊伍。隊列。軍隊。 ②微賤の地位。 こう‐ご庚午カウ‥ 干支えとの一つ。かのえうま。 ⇒こうご‐ねんじゃく【庚午年籍】 こう‐ご巷語カウ‥ 世間のとりざた。路上のうわさ。巷説。 こう‐ご香壺カウ‥ 香を入れておくつぼ。源氏物語若菜上「―・薬の箱・御硯」 こう‐ご高戸カウ‥ 酒をたくさん飲む人。上戸じょうごごう‐こ江湖ガウ‥ (コウコとも) ①川とみずうみ。特に、長江と洞庭湖。 ②〔仏〕(中国で、馬祖は江西に住し、石頭は湖南に住し、参禅の徒が二師のもとに集まり往来した故事に基づく) ㋐参禅の徒の集まる所。 ㋑(江湖僧の略)禅宗、特に曹洞宗で、修学・参禅の僧侶。 ㋒江湖会の略。 ③世間。世の中。 ⇒ごうこ‐え【江湖会】 ごう‐こ郷戸ガウ‥ 律令制で50戸1里(1郷)の規定により里(郷)を構成した各戸。寄口きこう・奴婢ぬひなど非血縁者を含むことがあり、平均二十余人に達する大家族で、その内部は幾つかの小家族に分けられるのが普通。→房戸 ごう‐ご合期ガフ‥ ①期日にたがわぬこと。まにあうこと。 ②思うようになること。心にかなうこと。保元物語(金刀比羅本)「立居も―せざりければ」 ごう‐ご豪語ガウ‥ えらそうに大きなことを言うこと。また、そのことば。大言壮語。「必ず勝つと―する」 こうご‐いし神籠石カウ‥ 古代の山城の遺跡。北九州と中国・四国に10カ所ほどが知られる。丘陵の8合目位に切石で列石をめぐらし、谷間には水門のある石壁がある。門址のあるものもある。山城址。 こう‐こう口腔‥カウ (oral cavity)口から咽頭に至る部分。食物の摂取・咀嚼そしゃく・消化および味覚の場であるとともに、発声器の一部をなす。医学ではコウクウという。「―衛生」「―外科」 こう‐こう公功】 律令時代、公的労働力による工事。公力。公労。 こう‐こう公行‥カウ ①おおやけに行われること。特に、良くないことがおおっぴらに行われること。 ②はばかるところなく、おおっぴらに行動すること。 ③清代、広州の外国貿易における独占的特許商人。また、その組合。 こう‐こう公侯】 ①大名。諸侯。 ②公爵と侯爵。 こう‐こう功効‥カウ ①てがら。功労。 ②しるし。ききめ。効験。 こう‐こう広広クワウクワウ ひろびろとしたさま。日葡辞書「クヮウクヮウトシテキワモナシ」 こう‐こう甲香カフカウ 大辛螺あき貝の蓋ふたを合薫物あわせたきものに用いる時の名。甲香自体は無臭であるが薫物に混ぜると香がよく留まるので、ほとんどの薫物に合わせられる。あきのふた。かいこう。→へなたり こう‐こう交媾カウ‥ 性交。交接。交合。 こう‐こう江口カウ‥ 大河の海にそそぐ所。河口。 こう‐こう行行カウカウ 次第に進みゆくこと。また、そのさま。和漢朗詠集「―として重ねて―たり」 こう‐こう孝行カウカウ [説苑建本] ①子が親を敬い、親によく尽くす行い。誹風柳多留22「―のしたい時分に親はなし」 ②親に対するように、ある人に尽くすこと。浮世床「それは伯母―でいいことさ」。「女房―」 ⇒こうこう‐がお【孝行顔】 こう‐こう宏高クワウカウ 宏大で崇高なこと。 こう‐こう杲杲カウカウ 日の光などの明るいさま。 こう‐こう後考‥カウ 未詳の事柄について後日あらためて考えること。また、後人の考え。「―を俟つ」 こう‐こう後攻】 野球のように攻撃と防御を交互にする競技で、後から攻撃すること。後攻め。↔先攻 こう‐こう後項‥カウ 後にある条項・項目。↔前項 こう‐こう皇考クワウカウ (「考」は死んだ父の意)天皇が、亡くなった父をいう語。天子の先考。 こう‐こう郊行カウカウ 郊外の散歩。 こう‐こう香香カウカウ こうのもの。つけもの。こうこ。 こう‐こう浩浩カウカウ ①[書経尭典]水の広々と広がっているさま。「―たる大海」 ②[中庸]広大なさま。「―たる天地」 こう‐こう耿耿カウカウ ①光の明るいさま。きらきらと光るさま。和漢朗詠集「―たる残んの燭の壁に背けたる影」 ②心を安んぜぬさま。うれえるさま。思うことがあって忘れられないさま。 こう‐こう航行カウカウ 船で水上を行くこと。また、航空機が航路を行くこと。 ⇒こうこう‐きかん【航行期間】 ⇒こうこう‐くいき【航行区域】 こう‐こう降紅カウ‥ 煎茶用の火箸。 こう‐こう高校カウカウ 高等学校の略称。「―生」 ⇒こうこう‐やきゅう【高校野球】 こう‐こう高崗カウカウ (Gao Gang)中国の政治家。陝西横山の人。陝西北部、のち東北地方で共産党工作に従事。人民共和国の国家副主席。1953年東北を基盤に、饒漱石じょうそうせき(1903〜1975)らと「反党連盟」を結んだと毛沢東に疑われ失脚、翌年自殺。(1893〜1954) こう‐こう黄口クワウ‥ (鳥の雛のくちばしが黄色いことから)年齢が若く経験の足りないこと。また、そういう人。黄吻。 ⇒こうこう‐じ【黄口児】 こう‐こう黄耇クワウ‥ (「耇」は黒いしみ)年老いて、白髪が黄ばみ、顔面にしみのできた老人。 こう‐こう黄興クワウ‥ (Huang Xing)中国の革命家。原名は軫しん。克強・きんごと号す。湖南長沙の人。華興会を率い、孫文とともに中国同盟会を結成、辛亥革命を推進。のち第2革命を起こしたが失敗してアメリカに亡命。1916年、帰国して急逝。(1874〜1916) こう‐こう港口カウ‥ 港の出入口。 こう‐こう皓皓・皎皎カウカウ ①白いさま。転じて、潔白なさま。平家物語9「白雲―としてそびえ」 ②月の光などの明るいさま。万葉集15「月の光―として流照す」。「―たる月夜」 ③空しく広いさま。 こう‐こう硬膏カウカウ 硬くて常温では融解しないが、体温に接すれば粘着性を生じる膏薬。樹脂・蝋ろう・ゴム・脂肪を加えて製造する。↔軟膏 こう‐こう硬鋼カウカウ 炭素含有率によって炭素鋼を分けた名称の一つ。炭素含有量0.36〜0.50パーセント。鋼材・軸・レール・外輪・ねじ・工具などに用いる。高炭素鋼。↔軟鋼 こう‐こう煌煌・晃晃クワウクワウ きらきらひかるさま。ひかりかがやくさま。源平盛衰記16「五星―として」 こう‐こう鉱坑クワウカウ 鉱物を採掘するための坑道。坑道の口をともにする区域をいう。 こう‐こう膏肓カウクワウ (「膏」は心臓の下の部分、「肓」は横隔膜の上の部分。コウモウは誤読)病気がそこに入ると、容易になおらないという部分。「病やまい―に入る」 こう‐こう構桁‥カウ ⇒こうげた こう‐こう鴻功】 大きなてがら。 こう‐こう鴻荒‥クワウ おおむかし。太古。 こう‐こう鴻溝】 ①大きな溝。 ②へだて。境。しきり。分界。夏目漱石、吾輩は猫である「自己と他人の間に截然たる利害の―がある」 こう‐こう曠曠クワウクワウ ひろびろとしたさま。平家物語6「外郭渺々としてその内―たり」 こう‐こう鏗鏗カウカウ ①金石のぶつかり合う音。 ②寺の鐘の音。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「鐘―とものすごく」 ③ことばがはっきりしているさま。 こう‐こう斯う斯うカウカウ (カクカクの音便)具体的内容を示す代りに用いる。かようかよう。伊勢物語「―なむ思ふといひければ」。「―しかじか」 こう‐ごう口号‥ガウ くちずさむこと。口吟。 こう‐ごう交合カウガフ 性交。交媾。 こう‐ごう咬合カウガフ かみあわせ。上下の歯列がかみあった時の位置関係。異常な場合を不正咬合という。 こう‐ごう皇后クワウ‥ 三后の一つ。天皇の正式な配偶者。皇帝の正妻。きさき。きさいのみや。后宮。→中宮⇒こうごう‐き【皇后旗】 ⇒こうごう‐ぐう【皇后宮】 ⇒こうごうぐう‐しき【皇后宮職】 こう‐ごう苟合‥ガフ みだりに迎合すること。 こう‐ごう香合・香盒カウガフ 香料を入れる容器。漆塗・蒔絵まきえ・堆朱ついしゅ・陶器などがある。香箱。 こう‐ごう校合カウガフ ⇒きょうごう こう‐ごう媾合‥ガフ 性交。交接。交合。 こう‐ごう曠劫クワウゴフ 〔仏〕きわめて長い時間。平家物語1「多生―をば隔つとも」 ごう‐こう毫光ガウクワウ 仏の白毫びゃくごうから四方にさす細い光線。 ごう‐ごう嗷嗷ガウガウ 口やかましいさま。声のやかましいさま。平家物語3「―なる体にて、あまつさへ朝家を恨むべしなんど」 ごう‐ごう囂囂ガウガウ 声のやかましいさま。「喧喧けんけん―」「―たる非難」 ごう‐ごう轟轟ガウガウ とどろき響くさま。「―たるエンジンの音」「爆音―」 ごうこう‐おん合口音ガフ‥ 〔言〕 ①中国音韻学の用語。声母と主母音との間に介音wの入る音節または韻母。「戈(クワ)」「貴(クヰ)」「化(クヱ)」の類。 ②中世以降の日本語の音で「オウ」「エウ」から転じた長音「オー〔oː〕」を、「アウ」から転じた「オー〔ɔː〕」に対していう。合音。↔開口音 こう‐こうがい硬口蓋カウ‥ 口蓋の前半部。骨質で、厚い粘膜に覆われている。↔軟口蓋。 ⇒こうこうがい‐おん【硬口蓋音】 こうこうがい‐おん硬口蓋音カウ‥ 〔言〕(palatal)前舌と硬口蓋とで妨げ(閉鎖・狭めなど)を作り、息がそこを通過する際に発せられる子音。破裂音の〔c〕、摩擦音の〔ç〕など。単に口蓋音ともいう。顎音がくおん⇒こう‐こうがい【硬口蓋】 こうこう‐がお孝行顔カウカウガホ 孝行らしくよそおう顔つき。 ⇒こう‐こう【孝行】 こうごう‐き皇后旗クワウ‥ 皇后行啓の時、標章として用いる地色紅色、金色菊花の旗。 ⇒こう‐ごう【皇后】 こうこう‐きかん航行期間カウカウ‥ 船舶が検査を受けた際に許可され、検査証書に記入された航行の期間。 ⇒こう‐こう【航行】 こう‐こうぎょう鉱工業クワウ‥ゲフ 鉱業と工業。 こうこう‐くいき航行区域カウカウ‥ヰキ 船舶が航行し得る水域。法令により、船舶の能力・安全性に応じて定められる。平水区域・沿海区域・近海区域・遠洋区域に分かれる。航海区域。 ⇒こう‐こう【航行】 こうごう‐ぐう皇后宮クワウ‥ ①皇后の住む宮殿。あきのみや。 ②(→)皇后に同じ。 ⇒こう‐ごう【皇后】 こうごうぐう‐しき皇后宮職クワウ‥ 皇后宮に関する事務をつかさどる職司。大宝令制では中務省、明治官制では宮内省に属し、長官は大夫だいぶ。現在はない。こうごうぐうしょく。→中宮職 ⇒こう‐ごう【皇后】 こう‐こうけん高行健カウカウ‥ (Gao Xingjian)中国の作家・画家・演出家。江蘇省生れ。天安門事件2後はパリに亡命。戯曲「逃亡」を発表。作「霊山」「ある男の聖書」「八月の雪」。ノーベル賞。(1940〜) 高行健 提供:ullstein bild/APL こうこう‐さ光行差クワウカウ‥ 〔天〕(aberration)光の来る方向と平行でない方向に運動している観測者にとって、光源の方向がずれて見える現象。地球の公転運動は光速度の約1万分の1なので、星の方向は最大約20.5秒角西にずれて見える。 こうこう‐じ黄口児クワウ‥ 年若く経験の浅い者。青二才。 ⇒こう‐こう【黄口】 こうごう‐し・い神神しいカウガウシイ 〔形〕[文]かうがう・し(シク) (カミガミシの音便)とうとくておごそかである。源氏物語賢木「黒木の鳥居どもは、さすがに―・しう見渡されて」。「―・い姿」 こうこう‐しょうごん香光荘厳カウクワウシヤウ‥ 〔仏〕念仏三昧をいう。 こうこう‐せい向光性カウクワウ‥ 正の屈光性または走光性。向日性。↔背光性 こう‐ごうせい光合成クワウガフ‥ 生物、主に葉緑素をもつ植物が、光のエネルギーを用いて、吸収した二酸化炭素と水分とから澱粉や糖などの有機化合物を合成すること。炭酸同化作用の一形式。→化学合成⇒こうごうせい‐さいきん【光合成細菌】 ⇒こうごうせい‐しきそ【光合成色素】 こうごうせい‐さいきん光合成細菌クワウガフ‥ 光合成を行う細菌の総称。紅色無硫黄細菌・紅色硫黄細菌・緑色硫黄細菌の3群がある。沼土などに多い。 ⇒こう‐ごうせい【光合成】 こうごうせい‐しきそ光合成色素クワウガフ‥ 光合成に関与するクロロフィルやカロテノイドなどの色素の総称。 ⇒こう‐ごうせい【光合成】 ごう‐こうぞう剛構造ガウ‥ザウ 建築の耐震構造の一種。柱・梁はりなどの部材の接合部の剛性を高くして、外力に対し変形しにくい構造にしたもの。↔柔構造 こう‐こうてん降交点カウカウ‥ 「交点2」参照。 こうこう‐てんのう光孝天皇クワウカウ‥ワウ 平安前期の天皇。仁明天皇の第4皇子。名は時康ときやす。小松帝とも。(在位884〜887)(830〜887) →天皇(表) こうこう‐どうぶつ後口動物(→)新口しんこう動物に同じ。↔前口動物 こう‐こう‐はく‐し‐だん公侯伯子男】 五等爵、すなわち公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵。→華族 こう‐こうぼう黄公望クワウ‥バウ 画家。元末四大家の一人。字は子久、号は一峰・大痴道人。江蘇常熟の人。董源・巨然の画法を学び、山水に絶妙の画格を示した。著「写山水訣」「大痴山集」など。(1269〜1354?) こうこう‐や好好爺カウカウ‥ 人のよい老人。にこにこしたやさしそうな老人。 こうこう‐やきゅう高校野球カウカウ‥キウ 高校生同士の野球試合。特に、春と夏に甲子園球場で行われる野球大会。 ⇒こう‐こう【高校】 ごうこ‐え江湖会ガウ‥ヱ 禅宗、特に曹洞宗で、四方の僧侶を集めて夏安居げあんごの制を行うこと。また、その道場。 ⇒ごう‐こ【江湖】 こうご‐か口語歌】 口語で作った短歌。伝統的な和歌からの脱却、言文一致運動の試みとして明治中期から始められ、末期に石川啄木らによって定着。 ⇒こう‐ご【口語】 こうこ‐がく考古学カウ‥ (arch(a)eology)遺跡や遺物によって人類史を研究する学問。古く古物学ともいった。→先史学 こうこがふ考古画譜カウ‥グワ‥ 絵巻など日本絵画に関する調査目録。黒川春村の遺稿を黒川真頼らが増補。1882〜1901年(明治15〜34)刊。仏画・絵巻・肖像画などの研究の基本的文献。 こ‐うごき小動き】 株式などの相場が小幅の動きに終始していること。

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