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しゃく【勺】🔗⭐🔉
しゃく【勺】
①尺貫法における容積の単位。升しょうの100分の1。合の10分の1。約0.018リットル。せき。
②尺貫法における面積の単位。坪(また歩)の100分の1。約0.033平方メートル。せき。
③登山の路程などの100分の1。合の10分の1。
しゃく【尺】🔗⭐🔉
しゃく【尺】
(呉音。漢音はセキ)
①尺貫法における長さの単位。古来用いられ、大尺(高麗尺)・小尺があり、近世には曲尺かねじゃく・鯨尺・呉服尺・享保尺などがあったが、明治以後は曲尺が採用され、1メートルの33分の10と定義された。寸の10倍、丈の10分の1。
②ながさ。たけ。「―が足りない」
③ものさし。さし。「計算―」
⇒尺も短き所あり、寸も長き所あり
⇒尺を打つ
⇒尺を取る
⇒尺を枉げて尋を直くす
しゃく【杓】🔗⭐🔉
しゃく【杓】
ひしゃく。
しゃく【赤】🔗⭐🔉
しゃく【赤】
(呉音。漢音はセキ)赤舌日しゃくぜつにちの略。
Munsell color system: 5R4/14
しゃく【隻】🔗⭐🔉
しゃく【隻】
魚などを数えるのに用いる語。せき。日本霊異記下「鮮あざらけき鯔なよし八―を買ひて」
しゃく【笏】🔗⭐🔉
しゃく【笏】
(字音コツが「骨」に通うのを忌み、長さがほぼ1尺であるところからシャクと呼んだという)束帯着用の際、右手に持って威儀を整えた板片。唐制の手板しゅはんにならう。もとは裏に紙片を貼り、備忘のため儀式次第などを書き記した。今日では衣冠・狩衣・浄衣などにも用いる。令制では五位以上は牙笏げしゃくと規定されたが、延喜式では白木が許容され、以後礼服以外はすべて一位いちい・柊ひいらぎ・桜・榊さかき・杉などの木製となった。長さ1尺3〜5寸、幅上2寸2〜3分、下1寸5分、厚さ2〜3分。さく。〈倭名類聚鈔14〉→束帯(図)
しゃく【釈】🔗⭐🔉
しゃく【釈】
①文意を解きあかすこと。注釈。
②講釈または講釈師の略。
③〔仏〕
㋐釈迦牟尼しゃかむにの略。
㋑釈迦の弟子であることを表すために、僧侶が姓として用いる語。「―道安」
㋒浄土真宗で、死者の法名の上につける語。
しゃく【釈】(姓氏)🔗⭐🔉
しゃく【釈】
姓氏の一つ。
⇒しゃく‐そうえん【釈宗演】
しゃく【爵】🔗⭐🔉
しゃく【爵】
①中国古代の青銅器の一種。3本足の酒器で、祭礼に用いた。殷周代に盛行。さかずき。
爵
②中国の諸侯または臣僚の世襲的身分を表す称号。戦国時代に春秋の諸侯を公・侯・伯・子・男の五等とし、晋以降、清末まで臣僚に五等爵を授けた。
③明治憲法下で、勅旨によって授与された栄典の一種。華族・朝鮮貴族の世襲的階級で、公・侯・伯・子・男の五等。→華族2
②中国の諸侯または臣僚の世襲的身分を表す称号。戦国時代に春秋の諸侯を公・侯・伯・子・男の五等とし、晋以降、清末まで臣僚に五等爵を授けた。
③明治憲法下で、勅旨によって授与された栄典の一種。華族・朝鮮貴族の世襲的階級で、公・侯・伯・子・男の五等。→華族2
しゃく【癪】🔗⭐🔉
しゃく【癪】
①種々の病気によって胸部・腹部に起こる激痛の通俗的総称。さしこみ。浄瑠璃、傾城反魂香「常が―持ちぶらぶらとはしながら」
②腹立ち。いかり。「―の種」
③腹の立つようなことばやことがら。梅暦「そつちはどうもそう―をいふから」。「―な雨だ」
⇒癪に障る
しゃく‐あく【積悪】🔗⭐🔉
しゃく‐あく【積悪】
⇒せきあく。〈日葡辞書〉
しゃく‐い【借位】‥ヰ🔗⭐🔉
しゃく‐い【借位】‥ヰ
①古代、位の低い者が仮に位階を授けられること。貴人との謁見、外国派遣、外使接伴などの際に行う。
②勅許を受けるまでの間、国司が仮にその管内の神社に位階を授けること。
しゃく‐い【爵位】‥ヰ🔗⭐🔉
しゃく‐い【爵位】‥ヰ
①爵と位。
②爵の階級。福沢諭吉、福翁百話「例へば卓識独立の士と称しながら、人為の―勲章などを身に付け」→爵3
しゃく‐いち【尺一】🔗⭐🔉
しゃく‐いち【尺一】
①1尺1寸。せきいつ。
②信濃国木曾から出る材木の称。
⇒しゃくいち‐もめん【尺一木綿】
しゃくいち‐もめん【尺一木綿】🔗⭐🔉
しゃくいち‐もめん【尺一木綿】
輸出向けの幅1尺1寸の白木綿。
⇒しゃく‐いち【尺一】
しゃく・う【杓う】シヤクフ🔗⭐🔉
しゃく・う【杓う】シヤクフ
〔他五〕
汲み取る。すくう。「水を―・う」
しゃく‐おん【借音】🔗⭐🔉
しゃく‐おん【借音】
漢字を、意味に関係なく音だけを借りて日本語の表記に使用すること。「やま(山)」を「夜麻」と書く類。→万葉仮名
しゃく‐が【尺蛾】🔗⭐🔉
しゃく‐が【尺蛾】
シャクガ科のガの総称。小型ないし中型で、体が細く、翅は幅広い。幼虫をシャクトリムシという。
しゃく‐がみ【笏紙】🔗⭐🔉
しゃく‐がみ【笏紙】
朝廷の儀式の時、備忘のために儀式の次第を記して、笏の裏面に貼りつけた紙。しゃくし。
しゃくがん‐じゅしん【釈眼儒心】🔗⭐🔉
しゃくがん‐じゅしん【釈眼儒心】
釈迦牟尼の眼と孔子の心。すなわち慈悲・仁愛の深いこと。
しゃく‐ぎ【笏木・栐】🔗⭐🔉
しゃく‐ぎ【笏木・栐】
笏の用材。飛騨の位山くらいやまに産する一位いちいが有名であった。
しゃく‐ぎ【釈義】🔗⭐🔉
しゃく‐ぎ【釈義】
文章などの意義を説きあかすこと。解釈すること。
しゃく‐ぎん【借銀】🔗⭐🔉
しゃく‐ぎん【借銀】
銀子ぎんすすなわち金銭を借りること。また、借りた銀子。借金。狂言、胸突「―を負ひ」
しゃく‐けい【借景】🔗⭐🔉
しゃく‐けい【借景】
⇒しゃっけい
しゃく‐けん【借券】🔗⭐🔉
しゃく‐けん【借券】
⇒しゃっけん
しゃく‐ご【赤後】🔗⭐🔉
しゃく‐ご【赤後】
赤口しゃっこうの次の日。
しゃく‐ごう【綽号】‥ガウ🔗⭐🔉
しゃく‐ごう【綽号】‥ガウ
あだな。綽名。渾名こんめい。
しゃく‐ごう【爵号】‥ガウ🔗⭐🔉
しゃく‐ごう【爵号】‥ガウ
爵の称号。→爵2・3
しゃく‐ざい【借財】🔗⭐🔉
しゃく‐ざい【借財】
借金。借銭。「巨額の―を負う」
しゃく‐ざし【笏差】🔗⭐🔉
しゃく‐ざし【笏差】
扇を笏のように腰の脇の方によせてさすこと。↔藤差ふじさし
しゃくさん‐もめん【尺三木綿】🔗⭐🔉
しゃくさん‐もめん【尺三木綿】
幅1尺3寸の厚地の白木綿。愛知・奈良などから産出。
しゃく‐し【杓子】🔗⭐🔉
しゃく‐し【杓子】
①飯または汁などの食物をすくいとる具。頭は小皿のようでこれに柄をつけたもの。古くから木製と貝製とがあり、飯をすくうものを飯匙いいがいと称した。現在はステンレスなどの金属製が多い。しゃもじ。〈色葉字類抄〉
②1の頭のように円くて中凹みの形。
③(杓子を家事の象徴として)主婦の座。
④いが栗の中で、実が入っていない、1の頭の形をした栗。
⑤(飯盛の意)賤妓・私娼の称。しゃくしかけ。
⇒しゃくし‐あたり【杓子当り】
⇒しゃくし‐がい【杓子貝】
⇒しゃくし‐がた【杓子形】
⇒しゃくし‐がほう【杓子果報】
⇒しゃくし‐じょうぎ【杓子定規】
⇒しゃくし‐づら【杓子面】
⇒しゃくし‐な【杓子菜】
⇒しゃくし‐わたし【杓子渡し】
⇒杓子で腹を切る
⇒杓子は耳掻きにならず
しゃく‐し【釈子】🔗⭐🔉
しゃく‐し【釈子】
釈尊の子弟。仏弟子。僧侶。仏徒。
しゃく‐し【釈氏】🔗⭐🔉
しゃく‐し【釈氏】
①釈尊。
②僧侶。釈門。
しゃく‐し【釈師】🔗⭐🔉
しゃく‐し【釈師】
講釈師の略。
しゃくし‐あたり【杓子当り】🔗⭐🔉
しゃくし‐あたり【杓子当り】
飯の盛り加減。梅暦「宿場宿場の飯盛さへ―のわりいこちとら」
⇒しゃく‐し【杓子】
しゃくし‐がい【杓子貝】‥ガヒ🔗⭐🔉
しゃくし‐がい【杓子貝】‥ガヒ
イタヤガイの別称。
⇒しゃく‐し【杓子】
しゃくし‐がた【杓子形】🔗⭐🔉
しゃくし‐がた【杓子形】
杓子のような形。
⇒しゃく‐し【杓子】
しゃくし‐がほう【杓子果報】‥グワ‥🔗⭐🔉
しゃくし‐がほう【杓子果報】‥グワ‥
食物をたくさん配分されること。転じて、運にめぐまれること。誹風柳多留拾遺9「大原は―な祭かな」
⇒しゃく‐し【杓子】
しゃく‐しぎ【杓鴫・尺鷸】🔗⭐🔉
しゃく‐しぎ【杓鴫・尺鷸】
シギの一群で、ダイシャクシギ・チュウシャクシギ・コシャクシギのように、嘴くちばしが下方に湾曲したものの総称。海岸に多く、カニやシャコなどを食うのでシャクシギ(シャコシギの転)の名があるという。
しゃくし‐じょうぎ【杓子定規】‥ヂヤウ‥🔗⭐🔉
しゃくし‐じょうぎ【杓子定規】‥ヂヤウ‥
①(杓子の曲がった柄を定規に利用したところから)正しくない定規ではかること。
②一定の標準で強いて他を律しようとすること。形式にとらわれて応用や融通のきかないこと。「―な考え」「―に解釈する」
⇒しゃく‐し【杓子】
しゃくし‐づら【杓子面】🔗⭐🔉
しゃくし‐づら【杓子面】
額とあごとが張り出て真ん中のくぼんだ顔つき。
⇒しゃく‐し【杓子】
○杓子で腹を切るしゃくしではらをきる
とてもできないことにいう。また、形式だけの事をするのにいう。連木れんぎで腹を切る。
⇒しゃく‐し【杓子】
○杓子で腹を切るしゃくしではらをきる🔗⭐🔉
○杓子で腹を切るしゃくしではらをきる
とてもできないことにいう。また、形式だけの事をするのにいう。連木れんぎで腹を切る。
⇒しゃく‐し【杓子】
しゃくし‐な【杓子菜】
体菜たいさいの別称。
⇒しゃく‐し【杓子】
しゃくし‐な【杓子菜】🔗⭐🔉
しゃくし‐な【杓子菜】
体菜たいさいの別称。
⇒しゃく‐し【杓子】
○杓子は耳掻きにならずしゃくしはみみかきにならず
大きいものは必ずしも小さいものの代りにはならないことのたとえ。「大は小を兼ねる」の反対。
⇒しゃく‐し【杓子】
○杓子は耳掻きにならずしゃくしはみみかきにならず🔗⭐🔉
○杓子は耳掻きにならずしゃくしはみみかきにならず
大きいものは必ずしも小さいものの代りにはならないことのたとえ。「大は小を兼ねる」の反対。
⇒しゃく‐し【杓子】
しゃく‐じめ【尺乄】
木材の体積の単位。1尺角(方1尺)2間材の体積、すなわち12立方尺の体積。また地方により13立方尺(関東など)、14立方尺(関西など)の材をいう。
じゃく‐しゃ【弱者】
弱い者。社会的に弱い立場にある者。「―に味方する」↔強者
シャクシャイン【沙牟奢允】
江戸前期、日高地方のシブチャリ‐アイヌの首長。1669年(寛文9)松前藩の交易独占強化に反対するアイヌを率いて蝦夷えぞ各地で商船を襲わせ、さらに松前を攻めようとして謀殺された。( 〜1669)
しゃく‐しゃく【灼灼】
①光り輝くさま。
②花が盛りのさま。
しゃく‐しゃく【灼爍】
①光り輝くさま。
②つややかな色のさま。
しゃく‐しゃく【綽綽】
ゆったりとして、せまらないさま。ゆとりのあるさま。こせつかないさま。「余裕―」
しゃく‐しゃく【爍爍】
光りかがやくさま。
じゃく‐じゃく【寂寂】
①ひっそりとしてさびしいさま。せきせき。
②無念無想のさま。太平記20「心に妄想を払つて―としてぞゐたりける」
しゃく‐じゅ【積聚】
①癪しゃく。かんしゃく。浄瑠璃、源平布引滝「葵御前も常に―の愁有て」
②漢方で、腹内に結塊があって腫れや痛みを伴う病症。せきじゅ。しゃくじゅう。
じゃく‐しゅ【弱主】
わかい主君。幼弱な君主。
じゃく‐しゅう【若州】‥シウ
若狭わかさ国の別称。
しゃくじゅう‐せつ【積聚説】
インド哲学における宇宙論の一つ。原子その他の要素が結合・集積して世界が成立するという多元論的世界観。ヴァイシェーシカ哲学がその代表。↔転変説
しゃく‐しょ【借書】
借用の証書。太平記35「―を調へ判形を加へて」
し‐やくしょ【市役所】
地方公共団体である市の市長や職員が行政事務を扱う役所。市庁。
しゃく‐じょ【錫紵】‥ヂヨ
天皇が大喪儀に倚廬殿いろどので山陵を遥拝するときに着る浅黒色麻布の闕腋けってきの袍ほう。
じゃく‐じょ【若女】‥ヂヨ
(ジャクニョとも)男色と女色。若衆と遊女。
しゃく‐じょう【借状】‥ジヤウ
借用の証書。狂言、八句連歌「それはそなたの書いた―ぢや」
しゃく‐じょう【錫杖】‥ヂヤウ
①僧侶・修験者の持つ杖。頭部は錫すずで作り、数個の鐶かんを掛ける。比丘びく十八物の一つ。
錫杖(上部)
錫杖(1)
撮影:関戸 勇
②声明しょうみょうの一つ。錫杖の徳をたたえる偈文げもん(経文中の詩句)を歌唱しながら錫杖を振る。三条錫杖・九条錫杖など。
③声明の錫杖の際に用いる具。1の頭部を残し他を切り捨てた形。後には巷間の祭文語りなども用いた。
錫杖(2)
撮影:関戸 勇
⇒しゃくじょう‐そう【錫杖草】
じゃく‐しょう【弱小】‥セウ
①力が弱くて小さいこと。「―国家」↔強大。
②年の若いこと。弱年。年少。「―の頃」
じゃくしょう【寂昭】‥セウ
(寂照とも)平安中期の僧。俗名、大江定基。源信から天台宗を、仁海から密教を学ぶ。1002年(長保4)入宋し、源信から預かった天台教学の疑問27条について知礼の答釈を得る。杭州で没。( 〜1034)
じゃく‐じょう【寂静】‥ジヤウ
①ひっそりと静かなこと。
②〔仏〕煩悩を離れ、心の平静なこと。涅槃ねはん。
じゃくじょう‐じゅ【寂場樹】‥ヂヤウ‥
〔仏〕菩提樹ぼだいじゅのこと。太平記18「―下に端座し給ふ」→寂滅道場
しゃくじょう‐そう【錫杖草】‥ヂヤウサウ
イチヤクソウ科の腐生草本。高さ約20センチメートル。山中樹下の陰地に自生。全株肉質で淡褐色の細毛を生じ、鱗片状の葉を多数つける。夏、5〜10個の鐘形の白花を総状につける。錫杖花。
⇒しゃく‐じょう【錫杖】
しゃくしようらん【釈氏要覧】‥エウ‥
仏書。宋の道誠どうじょうの編。3巻。仏典中の用語・故実などを初学者のために注解したもの。
しゃくし‐わたし【杓子渡し】
主婦権の譲渡。姑が嫁に家政をまかせること。しゃもじ渡し。へら渡し。飯匙渡いがいわたし。
⇒しゃく‐し【杓子】
しゃく‐じん【石神】
(関東や中部地方で)石を神体として祭った祠。良縁・安産・子育てなどの霊験があるという。→いしがみ
じゃく‐しん【弱震】
気象庁旧震度階級の震度3につけられていた名称。家屋がゆれ、戸障子がガタガタと鳴動し、電灯のようなつり下げ物は相当ゆれ、器内の水面の動くのがわかる程度の地震。
しゃく・す【釈す】
〔他サ変〕
ときあかす。説明する。太平記21「歌の心を―・しければ」
じゃく・す【着す】ヂヤク‥
〔自サ変〕
執着する。狂言、鶏猫けいみょう「物毎に―・すによつての事ぢや」
しゃく‐すい【杓水】
一杓の水。少しの水。
じゃく・する【寂する】
〔自サ変〕[文]寂す(サ変)
死ぬ。(僧侶にいう)
じゃ‐くずれ【蛇崩れ】‥クヅレ
がけなどの崩れること。また、その崩れた所。山くずれ。
しゃく‐すん【尺寸】
⇒せきすん
しゃく‐せき【錫石】
⇒すずいし
しゃくぜつ‐じん【赤舌神】
陰陽道おんようどうで、太歳の西門を守る番神ないし第3番目の羅刹らせつ神。極悪・忿怒、衆生を悩乱させるという。
しゃくぜつ‐にち【赤舌日】
暦注で、各月の定日から6日ごとに繰り返し、公事・訴訟・契約などに凶という日。しゃく。しゃくのひ。しゃくぜちにち。徒然草「―といふ事、陰陽道には沙汰なきことなり」
しゃく‐せん【借銭】
借金。借財。
⇒しゃくせん‐こい【借銭乞い】
しゃく‐ぜん【灼然】
①かがやくさま。
②あきらかなさま。いちじるしいさま。
しゃく‐ぜん【釈然】
①心のうちとけるさま。
②疑いや恨みのとけるさま。「まだ―としない」
しゃく‐ぜん【綽然】
ゆったりとしているさま。余裕あるさま。「―たる態度でのぞむ」
しゃく‐ぜん【積善】
⇒せきぜん
じゃくぜん【寂然】
(ジャクネンとも)平安末期の歌人。俗名、藤原頼業よりなり。為忠の子。出家して唯心房寂然といい、常磐三寂(大原三寂)の一人。「唯心房集」などがあり、歌は千載集以下に見える。生没年未詳。
しゃくせん‐こい【借銭乞い】‥コヒ
借金取り。
⇒しゃく‐せん【借銭】
しゃく‐そう【錫僧】
法会の時、錫杖を振って梵唄ぼんばいを唱える役僧。錫杖師。単に錫杖ともいう。
しゃく‐そうえん【釈宗演】
臨済宗の僧。号は洪岳。福井県の人。妙心寺の越渓、円覚寺の今北洪川(1816〜1892)などに就いて参禅、近代的な禅の確立に努めた。円覚寺・建長寺管長、京都臨済宗大学長。(1859〜1919)
⇒しゃく【釈】
じゃく‐そつ【弱卒】
よわい兵。「勇将の下もとに―なし」
しゃく‐そん【釈尊】
(釈迦牟尼世尊しゃかむにせそんの略)釈迦牟尼の尊称。
ジャクソン【Andrew Jackson】
アメリカ合衆国第7代大統領(1829〜1837)。初の西部出身の大統領。民主化の高まりから大統領施政期をジャクソニアン‐デモクラシーと呼ぶが、奴隷制維持や先住民の強制移住なども行われた。(1767〜1845)
しゃく‐たい【石帯】
⇒せきたい
しゃく‐たい【借貸】
①かりかし。貸借。
②無利息で貸すこと。特に律令時代の朝廷が窮民救済のために農民に官稲を無利息で貸したこと。賑貸しんたい。↔出挙すいこ
しゃく‐だい【釈台】
講釈師の前に置く台。
じゃく‐たい【弱体】
弱いからだ。転じて、組織などの弱いこと。「―内閣」
⇒じゃくたい‐か【弱体化】
じゃくたい‐か【弱体化】‥クワ
組織などの力や機能が弱くなること。
⇒じゃく‐たい【弱体】
しゃく‐たいげ【赤帯下】
(→)長血ながちに同じ。
しゃく‐たく【借宅】
借家。かりや。武家義理物語「此所に―をもして」
しゃく‐たて【杓立】
茶柄杓ちゃびしゃくを立てる具。ひしゃくたて。
しゃく‐だま【尺玉】
火薬玉の直径が1尺(約30センチメートル)の、大型の打上げ花火。
しゃく‐だん【尺断】
(「尺」は小さい意)こまかく切断すること。寸断。
しゃく‐ち【尺地】
⇒せきち
しゃく‐ち【借地】
土地を借りること。また、借りた土地。
⇒しゃくち‐けん【借地権】
⇒しゃくち‐しゃくや‐ちょうていほう【借地借家調停法】
⇒しゃくち‐しゃっか‐ほう【借地借家法】
⇒しゃくち‐ほう【借地法】
じゃ‐ぐち【蛇口】
水道管などの先に取りつけ、ひねれば水の出るようにした金属製の口。
しゃくち‐けん【借地権】
〔法〕建物の所有を目的とする地上権または土地の賃借権。民法に優先して借地借家法が適用される。
⇒しゃく‐ち【借地】
しゃくち‐しゃくや‐ちょうていほう【借地借家調停法】‥テウ‥ハフ
借地・借家関係について争議の生じた時、裁判所または調停委員会の調停による解決を目的とする法律。1922年(大正11)制定。51年廃止。→民事調停法。
⇒しゃく‐ち【借地】
しゃくち‐しゃっか‐ほう【借地借家法】‥シヤク‥ハフ
借地・借家に関する基本的な法律。従来の、建物保護ニ関スル法律、借地法、借家法を廃止して1991年に制定、翌年施行。新たに定期借地権・建物譲渡特約付借地権・事業用借地権・期限付建物賃貸借などを規定。
⇒しゃく‐ち【借地】
しゃくち‐ほう【借地法】‥ハフ
借地権の保護を目的とする法律。1921年(大正10)制定。92年借地借家法の施行に伴い廃止。
⇒しゃく‐ち【借地】
じゃくちゅう【若冲・若沖】
①⇒いとうじゃくちゅう(伊藤若冲)。
②⇒かいほくじゃくちゅう(海北若沖)
しゃく‐ちょ【錫紵】
⇒しゃくじょ
しゃく‐ちょうくう【釈迢空】‥テウ‥
折口信夫おりくちしのぶの別名。
しゃく‐ちん【借賃】
かりちん。
しゃく‐づえ【尺杖】‥ヅヱ
1尺を基準に目盛をつけた大形のものさし。間竿けんざおや馬の寸法をはかるのに用いた。〈日葡辞書〉
じゃく‐てい【弱弟】
年の若い弟。幼弟。
じゃく‐てき【弱敵】
よわい敵。よわい相手。
しゃく‐てつ【尺鉄】
短い刃物。寸鉄。
しゃく‐てん【釈典】
釈氏の経典。仏典。
しゃく‐てん【釈奠】
⇒せきてん
じゃく‐てん【弱点】
①不十分なところ。欠点。短所。「守備の―」
②よわみ。うしろぐらいところ。「―につけ込む」「―を握る」
じゃく‐でん【弱電】
主として通信・エレクトロニクスなどを扱う電気工学部門の通称。↔強電
じゃく‐でんかいしつ【弱電解質】
水溶液中で普通の濃度ではわずかな部分だけがイオンに解離している電解質。弱酸・弱塩基を含む。→強電解質
しゃく‐ど【尺度】
①物の寸法を正確に測定するのに用いる具。木・金属などに目盛を刻んで製し、メートル尺・曲尺かねじゃく・鯨尺などがある。ものさし。「―をあてる」
②広く、計量の標準。物事を評価するときの規準。「社会進歩の―」
しゃく‐ど【爵土】
爵位と領土。
しゃく‐とう【積塔・石塔】‥タフ
①石を積んで塔形を模したもの。
②積塔会しゃくとうえの略。
⇒しゃくとう‐え【積塔会】
しゃく‐どう【赤銅】
①銅に少量の金・銀を加えた、日本特有の合金。緑青・硫酸銅・明礬などを混合した液で、これを煮沸すると黒みを帯びた紫色になる。仏像・装飾品などの金属工芸に用いる。紫金。紫銅。烏金うきん。くろめ。
②赤銅色の略。
⇒しゃくどう‐いろ【赤銅色】
⇒しゃくどう‐づくり【赤銅造り】
じゃく‐どう【若道】‥ダウ
(若衆道わかしゅどうを略して音読した語。ニャクドウとも)若衆すなわち少年を愛すること。男色。好色一代男1「もと生れつきうるはしく、―のたしなみ」
⇒じゃくどう‐ぐるい【若道狂い】
しゃくどう‐いろ【赤銅色】
赤銅1のようなつやのある黒みを帯びた紫色。「―の肌」
Munsell color system: 10R3/6
⇒しゃく‐どう【赤銅】
しゃくとう‐え【積塔会】‥タフヱ
江戸時代の盲人組織である当道座の最大の年中行事。毎年2月16日に、京都の職屋敷で、当道座の祖神の雨夜尊あまよのみことを祭り、平家(平曲)を語った。翌未明、四条河原で石を積んで塔を造り、雨夜尊の追福をしたからいう。〈[季]春〉
⇒しゃく‐とう【積塔・石塔】
じゃくどう‐ぐるい【若道狂い】‥ダウグルヒ
若衆におぼれて遊蕩にふけること。
⇒じゃく‐どう【若道】
しゃくどう‐づくり【赤銅造り】
赤銅で装飾すること。また、その物。平家物語1「小桜を黄に返いたる鎧きて、―の太刀をはき」
⇒しゃく‐どう【赤銅】
しゃくどう‐づくり【尺籐作り】
1尺おきに籐を巻いた弓。
しゃく‐どく【尺牘】
⇒せきとく
しゃく‐とり【酌取り】
宴会で酒の酌をする人。古今著聞集17「此の―の法師、いかにも御酒参らぬ由、奥の方へいひければ」
しゃくとり‐むし【尺取虫】
シャクガ科のガの幼虫の総称。体は円筒形。枝や葉を食害。歩く時屈伸するさまが指で尺をとるのに似るのでこの名がある。クワエダシャクは代表的なもの。えだしゃくとり。おぎむし。寸取虫。杖突虫。〈[季]夏〉
エダシャクトリ
撮影:海野和男
しゃく‐なが【尺長】
一定の寸法よりも長く作ったもの。畳表の6尺3寸である類。
しゃくなげ【石南花・石楠花】
ツツジ科ツツジ属の常緑低木数種の総称。広くはセイヨウシャクナゲおよびその園芸品種なども含むが、狭義にはアズマシャクナゲおよび西日本のツクシシャクナゲを指す。高山・亜高山に生じ、高さ1〜2メートル。葉は革質、長楕円形、表面は深緑色で光沢があり、裏面に淡褐色または白色の密毛を生ずる。初夏、ツツジに似た5〜7弁の合弁花を多数開く。色は白色ないし淡紅色。褐色の毛のある果実を結ぶ。卯月花。〈[季]夏〉
シャクナゲ
撮影:関戸 勇
アズマシャクナゲ(花)
撮影:関戸 勇
しゃくなげ【石楠】
俳誌。1915年(大正4)臼田亜浪が大須賀乙字らの援助を得て創刊。
じゃく‐なん【若男】
若者。青年。〈日葡辞書〉
じゃくにく‐きょうしょく【弱肉強食】‥キヤウ‥
(弱いものが強いもののえじきとなる意)弱者の犠牲の上に強者が栄えること。「―の世の中」
錫杖(1)
撮影:関戸 勇
②声明しょうみょうの一つ。錫杖の徳をたたえる偈文げもん(経文中の詩句)を歌唱しながら錫杖を振る。三条錫杖・九条錫杖など。
③声明の錫杖の際に用いる具。1の頭部を残し他を切り捨てた形。後には巷間の祭文語りなども用いた。
錫杖(2)
撮影:関戸 勇
⇒しゃくじょう‐そう【錫杖草】
じゃく‐しょう【弱小】‥セウ
①力が弱くて小さいこと。「―国家」↔強大。
②年の若いこと。弱年。年少。「―の頃」
じゃくしょう【寂昭】‥セウ
(寂照とも)平安中期の僧。俗名、大江定基。源信から天台宗を、仁海から密教を学ぶ。1002年(長保4)入宋し、源信から預かった天台教学の疑問27条について知礼の答釈を得る。杭州で没。( 〜1034)
じゃく‐じょう【寂静】‥ジヤウ
①ひっそりと静かなこと。
②〔仏〕煩悩を離れ、心の平静なこと。涅槃ねはん。
じゃくじょう‐じゅ【寂場樹】‥ヂヤウ‥
〔仏〕菩提樹ぼだいじゅのこと。太平記18「―下に端座し給ふ」→寂滅道場
しゃくじょう‐そう【錫杖草】‥ヂヤウサウ
イチヤクソウ科の腐生草本。高さ約20センチメートル。山中樹下の陰地に自生。全株肉質で淡褐色の細毛を生じ、鱗片状の葉を多数つける。夏、5〜10個の鐘形の白花を総状につける。錫杖花。
⇒しゃく‐じょう【錫杖】
しゃくしようらん【釈氏要覧】‥エウ‥
仏書。宋の道誠どうじょうの編。3巻。仏典中の用語・故実などを初学者のために注解したもの。
しゃくし‐わたし【杓子渡し】
主婦権の譲渡。姑が嫁に家政をまかせること。しゃもじ渡し。へら渡し。飯匙渡いがいわたし。
⇒しゃく‐し【杓子】
しゃく‐じん【石神】
(関東や中部地方で)石を神体として祭った祠。良縁・安産・子育てなどの霊験があるという。→いしがみ
じゃく‐しん【弱震】
気象庁旧震度階級の震度3につけられていた名称。家屋がゆれ、戸障子がガタガタと鳴動し、電灯のようなつり下げ物は相当ゆれ、器内の水面の動くのがわかる程度の地震。
しゃく・す【釈す】
〔他サ変〕
ときあかす。説明する。太平記21「歌の心を―・しければ」
じゃく・す【着す】ヂヤク‥
〔自サ変〕
執着する。狂言、鶏猫けいみょう「物毎に―・すによつての事ぢや」
しゃく‐すい【杓水】
一杓の水。少しの水。
じゃく・する【寂する】
〔自サ変〕[文]寂す(サ変)
死ぬ。(僧侶にいう)
じゃ‐くずれ【蛇崩れ】‥クヅレ
がけなどの崩れること。また、その崩れた所。山くずれ。
しゃく‐すん【尺寸】
⇒せきすん
しゃく‐せき【錫石】
⇒すずいし
しゃくぜつ‐じん【赤舌神】
陰陽道おんようどうで、太歳の西門を守る番神ないし第3番目の羅刹らせつ神。極悪・忿怒、衆生を悩乱させるという。
しゃくぜつ‐にち【赤舌日】
暦注で、各月の定日から6日ごとに繰り返し、公事・訴訟・契約などに凶という日。しゃく。しゃくのひ。しゃくぜちにち。徒然草「―といふ事、陰陽道には沙汰なきことなり」
しゃく‐せん【借銭】
借金。借財。
⇒しゃくせん‐こい【借銭乞い】
しゃく‐ぜん【灼然】
①かがやくさま。
②あきらかなさま。いちじるしいさま。
しゃく‐ぜん【釈然】
①心のうちとけるさま。
②疑いや恨みのとけるさま。「まだ―としない」
しゃく‐ぜん【綽然】
ゆったりとしているさま。余裕あるさま。「―たる態度でのぞむ」
しゃく‐ぜん【積善】
⇒せきぜん
じゃくぜん【寂然】
(ジャクネンとも)平安末期の歌人。俗名、藤原頼業よりなり。為忠の子。出家して唯心房寂然といい、常磐三寂(大原三寂)の一人。「唯心房集」などがあり、歌は千載集以下に見える。生没年未詳。
しゃくせん‐こい【借銭乞い】‥コヒ
借金取り。
⇒しゃく‐せん【借銭】
しゃく‐そう【錫僧】
法会の時、錫杖を振って梵唄ぼんばいを唱える役僧。錫杖師。単に錫杖ともいう。
しゃく‐そうえん【釈宗演】
臨済宗の僧。号は洪岳。福井県の人。妙心寺の越渓、円覚寺の今北洪川(1816〜1892)などに就いて参禅、近代的な禅の確立に努めた。円覚寺・建長寺管長、京都臨済宗大学長。(1859〜1919)
⇒しゃく【釈】
じゃく‐そつ【弱卒】
よわい兵。「勇将の下もとに―なし」
しゃく‐そん【釈尊】
(釈迦牟尼世尊しゃかむにせそんの略)釈迦牟尼の尊称。
ジャクソン【Andrew Jackson】
アメリカ合衆国第7代大統領(1829〜1837)。初の西部出身の大統領。民主化の高まりから大統領施政期をジャクソニアン‐デモクラシーと呼ぶが、奴隷制維持や先住民の強制移住なども行われた。(1767〜1845)
しゃく‐たい【石帯】
⇒せきたい
しゃく‐たい【借貸】
①かりかし。貸借。
②無利息で貸すこと。特に律令時代の朝廷が窮民救済のために農民に官稲を無利息で貸したこと。賑貸しんたい。↔出挙すいこ
しゃく‐だい【釈台】
講釈師の前に置く台。
じゃく‐たい【弱体】
弱いからだ。転じて、組織などの弱いこと。「―内閣」
⇒じゃくたい‐か【弱体化】
じゃくたい‐か【弱体化】‥クワ
組織などの力や機能が弱くなること。
⇒じゃく‐たい【弱体】
しゃく‐たいげ【赤帯下】
(→)長血ながちに同じ。
しゃく‐たく【借宅】
借家。かりや。武家義理物語「此所に―をもして」
しゃく‐たて【杓立】
茶柄杓ちゃびしゃくを立てる具。ひしゃくたて。
しゃく‐だま【尺玉】
火薬玉の直径が1尺(約30センチメートル)の、大型の打上げ花火。
しゃく‐だん【尺断】
(「尺」は小さい意)こまかく切断すること。寸断。
しゃく‐ち【尺地】
⇒せきち
しゃく‐ち【借地】
土地を借りること。また、借りた土地。
⇒しゃくち‐けん【借地権】
⇒しゃくち‐しゃくや‐ちょうていほう【借地借家調停法】
⇒しゃくち‐しゃっか‐ほう【借地借家法】
⇒しゃくち‐ほう【借地法】
じゃ‐ぐち【蛇口】
水道管などの先に取りつけ、ひねれば水の出るようにした金属製の口。
しゃくち‐けん【借地権】
〔法〕建物の所有を目的とする地上権または土地の賃借権。民法に優先して借地借家法が適用される。
⇒しゃく‐ち【借地】
しゃくち‐しゃくや‐ちょうていほう【借地借家調停法】‥テウ‥ハフ
借地・借家関係について争議の生じた時、裁判所または調停委員会の調停による解決を目的とする法律。1922年(大正11)制定。51年廃止。→民事調停法。
⇒しゃく‐ち【借地】
しゃくち‐しゃっか‐ほう【借地借家法】‥シヤク‥ハフ
借地・借家に関する基本的な法律。従来の、建物保護ニ関スル法律、借地法、借家法を廃止して1991年に制定、翌年施行。新たに定期借地権・建物譲渡特約付借地権・事業用借地権・期限付建物賃貸借などを規定。
⇒しゃく‐ち【借地】
しゃくち‐ほう【借地法】‥ハフ
借地権の保護を目的とする法律。1921年(大正10)制定。92年借地借家法の施行に伴い廃止。
⇒しゃく‐ち【借地】
じゃくちゅう【若冲・若沖】
①⇒いとうじゃくちゅう(伊藤若冲)。
②⇒かいほくじゃくちゅう(海北若沖)
しゃく‐ちょ【錫紵】
⇒しゃくじょ
しゃく‐ちょうくう【釈迢空】‥テウ‥
折口信夫おりくちしのぶの別名。
しゃく‐ちん【借賃】
かりちん。
しゃく‐づえ【尺杖】‥ヅヱ
1尺を基準に目盛をつけた大形のものさし。間竿けんざおや馬の寸法をはかるのに用いた。〈日葡辞書〉
じゃく‐てい【弱弟】
年の若い弟。幼弟。
じゃく‐てき【弱敵】
よわい敵。よわい相手。
しゃく‐てつ【尺鉄】
短い刃物。寸鉄。
しゃく‐てん【釈典】
釈氏の経典。仏典。
しゃく‐てん【釈奠】
⇒せきてん
じゃく‐てん【弱点】
①不十分なところ。欠点。短所。「守備の―」
②よわみ。うしろぐらいところ。「―につけ込む」「―を握る」
じゃく‐でん【弱電】
主として通信・エレクトロニクスなどを扱う電気工学部門の通称。↔強電
じゃく‐でんかいしつ【弱電解質】
水溶液中で普通の濃度ではわずかな部分だけがイオンに解離している電解質。弱酸・弱塩基を含む。→強電解質
しゃく‐ど【尺度】
①物の寸法を正確に測定するのに用いる具。木・金属などに目盛を刻んで製し、メートル尺・曲尺かねじゃく・鯨尺などがある。ものさし。「―をあてる」
②広く、計量の標準。物事を評価するときの規準。「社会進歩の―」
しゃく‐ど【爵土】
爵位と領土。
しゃく‐とう【積塔・石塔】‥タフ
①石を積んで塔形を模したもの。
②積塔会しゃくとうえの略。
⇒しゃくとう‐え【積塔会】
しゃく‐どう【赤銅】
①銅に少量の金・銀を加えた、日本特有の合金。緑青・硫酸銅・明礬などを混合した液で、これを煮沸すると黒みを帯びた紫色になる。仏像・装飾品などの金属工芸に用いる。紫金。紫銅。烏金うきん。くろめ。
②赤銅色の略。
⇒しゃくどう‐いろ【赤銅色】
⇒しゃくどう‐づくり【赤銅造り】
じゃく‐どう【若道】‥ダウ
(若衆道わかしゅどうを略して音読した語。ニャクドウとも)若衆すなわち少年を愛すること。男色。好色一代男1「もと生れつきうるはしく、―のたしなみ」
⇒じゃくどう‐ぐるい【若道狂い】
しゃくどう‐いろ【赤銅色】
赤銅1のようなつやのある黒みを帯びた紫色。「―の肌」
Munsell color system: 10R3/6
⇒しゃく‐どう【赤銅】
しゃくとう‐え【積塔会】‥タフヱ
江戸時代の盲人組織である当道座の最大の年中行事。毎年2月16日に、京都の職屋敷で、当道座の祖神の雨夜尊あまよのみことを祭り、平家(平曲)を語った。翌未明、四条河原で石を積んで塔を造り、雨夜尊の追福をしたからいう。〈[季]春〉
⇒しゃく‐とう【積塔・石塔】
じゃくどう‐ぐるい【若道狂い】‥ダウグルヒ
若衆におぼれて遊蕩にふけること。
⇒じゃく‐どう【若道】
しゃくどう‐づくり【赤銅造り】
赤銅で装飾すること。また、その物。平家物語1「小桜を黄に返いたる鎧きて、―の太刀をはき」
⇒しゃく‐どう【赤銅】
しゃくどう‐づくり【尺籐作り】
1尺おきに籐を巻いた弓。
しゃく‐どく【尺牘】
⇒せきとく
しゃく‐とり【酌取り】
宴会で酒の酌をする人。古今著聞集17「此の―の法師、いかにも御酒参らぬ由、奥の方へいひければ」
しゃくとり‐むし【尺取虫】
シャクガ科のガの幼虫の総称。体は円筒形。枝や葉を食害。歩く時屈伸するさまが指で尺をとるのに似るのでこの名がある。クワエダシャクは代表的なもの。えだしゃくとり。おぎむし。寸取虫。杖突虫。〈[季]夏〉
エダシャクトリ
撮影:海野和男
しゃく‐なが【尺長】
一定の寸法よりも長く作ったもの。畳表の6尺3寸である類。
しゃくなげ【石南花・石楠花】
ツツジ科ツツジ属の常緑低木数種の総称。広くはセイヨウシャクナゲおよびその園芸品種なども含むが、狭義にはアズマシャクナゲおよび西日本のツクシシャクナゲを指す。高山・亜高山に生じ、高さ1〜2メートル。葉は革質、長楕円形、表面は深緑色で光沢があり、裏面に淡褐色または白色の密毛を生ずる。初夏、ツツジに似た5〜7弁の合弁花を多数開く。色は白色ないし淡紅色。褐色の毛のある果実を結ぶ。卯月花。〈[季]夏〉
シャクナゲ
撮影:関戸 勇
アズマシャクナゲ(花)
撮影:関戸 勇
しゃくなげ【石楠】
俳誌。1915年(大正4)臼田亜浪が大須賀乙字らの援助を得て創刊。
じゃく‐なん【若男】
若者。青年。〈日葡辞書〉
じゃくにく‐きょうしょく【弱肉強食】‥キヤウ‥
(弱いものが強いもののえじきとなる意)弱者の犠牲の上に強者が栄えること。「―の世の中」
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