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なめ【滑】🔗🔉

なめ】 ①ぬるぬるしているもの。古事記「葛の根を舂き、其の汁の―を取りて」 ②(→)常滑とこなめ2に同じ。

なめ【嘗】🔗🔉

なめ】 ①なめること。 ②貴人に薬を進める時、まず嘗めて毒味すること。また、その役。

なめ【白痢】🔗🔉

なめ白痢】 (「滑なめ」の意か)白痢びゃくり。〈倭名類聚鈔3

なめ【無礼】🔗🔉

なめ無礼】 (形容詞「なめし」の語幹) ①ぶれい。無作法。増鏡「―なりといふことにて」 ②生意気。洒落本、当世嘘の川「たとへあいら二人退いてもこれは退かれませぬ。ヲヲ―」

なめ【縵面】🔗🔉

なめ縵面】 銭の裏の文字が無くてなめらかな面。↔形かた

なめ‐いし【滑石】🔗🔉

なめ‐いし滑石】 ①表面がなめらかな石。 ②大理石。

なめ‐うち🔗🔉

なめ‐うち (→)「辛皮からかわ流し」に同じ。東北地方でいう。

なめ‐がお【無礼顔】‥ガホ🔗🔉

なめ‐がお無礼顔‥ガホ 人を馬鹿にした顔つき。人なめ顔。浮世草子、好色万金丹「文蔵は―にて、『皆様の粋が足りませぬ』」

なめ‐かた【縵面形】🔗🔉

なめ‐かた縵面形】 銭を投げて、裏が出るか表が出るかを言いあててする賭博。

なめがた【行方】🔗🔉

なめがた行方】 茨城県南東部の市。霞ヶ浦と北浦の間に位置し、農業が盛ん。人口4万。

なめくじ【蛞蝓】ナメクヂ🔗🔉

なめくじ蛞蝓ナメクヂ マイマイ目(柄眼へいがん類)の有肺類。陸生の巻貝だが、貝殻は全く退化。体長約6センチメートル、淡褐色で3条の暗褐色の帯がある。頭部に長短2対の触角があって、長い方の先端に眼がある。腹面全体の伸縮によって徐々に歩き、這った跡に粘液の筋を残す。塩をかけると体内の水分が出て縮む。暗湿所にすみ、草食性で野菜などを害する。雌雄同体。日本に広く分布。なめくじり。なめくじら。〈[季]夏〉。新撰字鏡8「蜒、奈女久地」 ⇒なめくじ‐うお【蛞蝓魚】 ⇒蛞蝓に塩

なめくじ‐うお【蛞蝓魚】ナメクヂウヲ🔗🔉

なめくじ‐うお蛞蝓魚ナメクヂウヲ ナメクジウオ目の頭索とうさく類。体長約5センチメートルで側扁、形は魚に似て透明。口は体の前端腹面に開いて周囲に口ひげをもつ。雌雄異体。暖海の砂底中にすみ、前端部を水中に出して微細な動植物などを食べ、夜間に活発に泳ぐ。 なめくじうお ⇒なめくじ【蛞蝓】 ○蛞蝓に塩なめくじにしお ナメクジに塩をかけると縮むように、すっかり恐れて萎縮するさま。苦手にがてのものに出会った時などにいう。 ⇒なめくじ【蛞蝓】

○蛞蝓に塩なめくじにしお🔗🔉

○蛞蝓に塩なめくじにしお ナメクジに塩をかけると縮むように、すっかり恐れて萎縮するさま。苦手にがてのものに出会った時などにいう。 ⇒なめくじ【蛞蝓】 なめくじり蛞蝓ナメクヂリ ナメクジの別称。法華経玄賛平安中期点「爾雅には蝮は虺ナメクヂリにして博さ三寸なり」。〈日葡辞書〉 なめ‐げ無礼げ】 ぶれいなさま。無作法なさま。源氏物語帚木「―なる事や侍らむ」 なめ‐こ滑子】 担子菌類の食用きのこ。主に冬、朽木に叢生し、黄褐色。湿ると著しく粘る。食用として栽培もされ、缶詰などにもされる。エノキタケ・ナメスギタケ・ヌメリスギタケなど。〈[季]冬〉。→榎茸えのきたけ なめ‐さか滑坂】 なめらかな坂。〈新撰字鏡6なめ‐ざれ無礼戯】 無作法なたわむれ。 なめし鞣し】 皮をなめすこと。また、なめした皮。 ⇒なめし‐がわ【鞣し革】 な‐めし菜飯】 菜の類を炊き込んだ飯。東海道の菊川の宿は、これを名物とした。〈[季]春〉 なめ・し無礼し】 〔形ク〕 (一説に、「なめらか」「なめす」の「なめ」と同源。原義は、ぬるぬるとすべる感じをいい、転じて、相手をないがしろにした態度にいう)礼儀がない。無礼である。無作法である。万葉集6「余が振る袖を―・しと思ふな」 なめし‐がわ鞣し革‥ガハ 動物の皮を薬品で処理し、腐敗を防ぎ、柔軟性・たわみ性・弾性などを付与したもの。つくりがわ。レザー。 ⇒なめし【鞣し】 なめ・す鞣す】 〔他五〕 毛皮の毛と脂とを除いて柔らかにする。「皮を―・す」 なめ‐す・う並め据う】 〔他下二〕 ならべすえる。なみすう。宇津保物語吹上上「御子どものきんだち―・ゑ奉り」 なめ‐ずり舐り‥ヅリ なめずること。「舌―」 なめ‐ず・る舐る‥ヅル 〔他五〕 舌で唇などをなめまわす。日本霊異記「舌を―・り唾を飲み」 なめ‐そ 瀬戸内海方面でいう、漁夫の恐れる怪魚。鮫さめの一種で、これに舟を泳ぎ越されると、鉈なたで切らないと舟が沈むといわれる。めっそう。 なめ‐たけ滑茸(→)榎茸えのきたけに同じ。 なめ‐て並めて】 〔副〕 (→)「なべて」に同じ。山家集「ふく風の―梢にあたるかな」 なめ‐にんぎょう嘗人形‥ギヤウ 赤児に、乳首の代りになめさせる人形。浮世風呂2「御褒美には―に」 なめ‐みそ嘗味噌】 そのまま副食物として食する味噌。調味用の味噌に対していう。ひしおや径山寺きんざんじ味噌などの醸造嘗味噌と、普通の味噌に野菜・魚肉・獣肉などを加えて加工した混合味噌(鯛味噌・鉄火味噌など)がある。 なめ‐もの嘗物】 嘗味噌・塩辛・ひしおなど、半固形体に調製した食品。 なめ‐らか滑らか】 ①すべすべしているさま。つるつるしているさま。太平記3「屏風を立てたる如くなる岩石重なりて、…蒼苔路―なり」。「―な肌」 ②すらすらと通るさま。つかえないさま。よどまないさま。「―な口調」 ③〔理〕 ㋐面が平らで摩擦力が働かないこと。 ㋑光学的には、平らな面が光を規則正しく反射する性質。 ④〔数〕関数が或る区間内で、連続する微分係数(導関数)をもつこと。 な‐めり (ナンメリのンの無表記)断定せず婉曲にいうのに用いる。…であろう。…であるようだ。…であるらしい。源氏物語桐壺「ようせずはこの御子の居給ふべき―」 なめり‐ある・く滑り歩く】 〔自四〕 うろうろと歩きまわる。ぬらりくらりと歩く。 なめりかわ滑川‥カハ 富山県中部、富山湾に臨む市。もと北陸街道の宿駅。ホタルイカ漁・売薬で有名。人口3万4千。 なめり‐ごと無礼言】 無礼なことば。継体紀「乱言なめりごとし揚言ことあげして曰く」 な・める嘗める・舐める】 〔他下一〕[文]な・む(下二) ①舌の先でなでる。ねぶる。竹取物語「壺なる御薬奉れ…とてもて寄りたれば、わづか―・め給ひて」。「皿を―・める」「傷口を―・める」 ②味わう。翫味がんみする。こんてむつすむん地「天の御国の甘露を―・め始むるものなり」。「飴を―・める」 ③(つらい事や苦しい事を)十分に経験する。「辛苦を―・める」 ④(比喩的に炎の舌先がふれて)焼き尽くす。「炎が―・める」 ⑤(「なめ(無礼)」の動詞化という)相手、または事を、頭から馬鹿にしてかかる。みくびる。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「さても―・めたり―・めたり、この夕霧に足もたすは」。「―・めたことを言いやがる」 なめ・る滑る】 〔自四〕 ぬるぬるとしてすべる。東大寺諷誦文稿「滑ナメリ朽ちたるもの、酢き子を拾ひて」。色葉字類抄「滑、ナメル」。謡曲、石橋しゃっきょう「苔は―・りて足もたまらず」 なめろうあじや鰯いわしなどの身を包丁で細かくたたき、薬味や味噌を加えてさらに細かくたたいた料理。千葉県の郷土料理。 なめんだら だらしがないさま。鴉鷺合戦物語「在々所々―に、ここに一手かしこに一手」 なも南無・那謨(→)「なむ」に同じ。源氏物語夕顔「―当来導師とぞをがむなる」 なも 〔助動〕 (上代東国方言)(→)「らむ」に同じ。万葉集14「吾をか待つなも昨夜きそも今夜こよいも」 なも 〔助詞〕 ①(係助詞)「なむ」の古形。平安初期まで用いられた。続日本紀30「今は穢き奴やつことして退け給ふによりて―、賜へりし姓かばねは取りて別部わけべと成し給ひて」 ②(終助詞)「なむ」の古形。誂えの「な」に感動の「も」が付いたもの。万葉集1「三輪山をしかも隠すか雲だにも心あら―隠さふべしや」 なもうだナマウダ ナマミダの音便。謡曲、百万「阿弥陀仏や―」 な‐もじ名文字】 名を表した文字。宇津保物語蔵開上「ふんの結び目に故治部卿のぬしの御―ゑりつけたり」

なめくじり【蛞蝓】ナメクヂリ🔗🔉

なめくじり蛞蝓ナメクヂリ ナメクジの別称。法華経玄賛平安中期点「爾雅には蝮は虺ナメクヂリにして博さ三寸なり」。〈日葡辞書〉

なめ‐げ【無礼げ】🔗🔉

なめ‐げ無礼げ】 ぶれいなさま。無作法なさま。源氏物語帚木「―なる事や侍らむ」

なめ‐こ【滑子】🔗🔉

なめ‐こ滑子】 担子菌類の食用きのこ。主に冬、朽木に叢生し、黄褐色。湿ると著しく粘る。食用として栽培もされ、缶詰などにもされる。エノキタケ・ナメスギタケ・ヌメリスギタケなど。〈[季]冬〉。→榎茸えのきたけ

なめ‐さか【滑坂】🔗🔉

なめ‐さか滑坂】 なめらかな坂。〈新撰字鏡6

なめ‐ざれ【無礼戯】🔗🔉

なめ‐ざれ無礼戯】 無作法なたわむれ。

なめし【鞣し】🔗🔉

なめし鞣し】 皮をなめすこと。また、なめした皮。 ⇒なめし‐がわ【鞣し革】

な‐めし【菜飯】🔗🔉

な‐めし菜飯】 菜の類を炊き込んだ飯。東海道の菊川の宿は、これを名物とした。〈[季]春〉

なめ・し【無礼し】🔗🔉

なめ・し無礼し】 〔形ク〕 (一説に、「なめらか」「なめす」の「なめ」と同源。原義は、ぬるぬるとすべる感じをいい、転じて、相手をないがしろにした態度にいう)礼儀がない。無礼である。無作法である。万葉集6「余が振る袖を―・しと思ふな」

なめし‐がわ【鞣し革】‥ガハ🔗🔉

なめし‐がわ鞣し革‥ガハ 動物の皮を薬品で処理し、腐敗を防ぎ、柔軟性・たわみ性・弾性などを付与したもの。つくりがわ。レザー。 ⇒なめし【鞣し】

なめ・す【鞣す】🔗🔉

なめ・す鞣す】 〔他五〕 毛皮の毛と脂とを除いて柔らかにする。「皮を―・す」

なめ‐す・う【並め据う】🔗🔉

なめ‐す・う並め据う】 〔他下二〕 ならべすえる。なみすう。宇津保物語吹上上「御子どものきんだち―・ゑ奉り」

なめ‐ずり【舐り】‥ヅリ🔗🔉

なめ‐ずり舐り‥ヅリ なめずること。「舌―」

なめ‐ず・る【舐る】‥ヅル🔗🔉

なめ‐ず・る舐る‥ヅル 〔他五〕 舌で唇などをなめまわす。日本霊異記「舌を―・り唾を飲み」

なめ‐そ🔗🔉

なめ‐そ 瀬戸内海方面でいう、漁夫の恐れる怪魚。鮫さめの一種で、これに舟を泳ぎ越されると、鉈なたで切らないと舟が沈むといわれる。めっそう。

なめ‐たけ【滑茸】🔗🔉

なめ‐たけ滑茸(→)榎茸えのきたけに同じ。

なめ‐て【並めて】🔗🔉

なめ‐て並めて】 〔副〕 (→)「なべて」に同じ。山家集「ふく風の―梢にあたるかな」

なめ‐にんぎょう【嘗人形】‥ギヤウ🔗🔉

なめ‐にんぎょう嘗人形‥ギヤウ 赤児に、乳首の代りになめさせる人形。浮世風呂2「御褒美には―に」

なめ‐みそ【嘗味噌】🔗🔉

なめ‐みそ嘗味噌】 そのまま副食物として食する味噌。調味用の味噌に対していう。ひしおや径山寺きんざんじ味噌などの醸造嘗味噌と、普通の味噌に野菜・魚肉・獣肉などを加えて加工した混合味噌(鯛味噌・鉄火味噌など)がある。

なめ‐もの【嘗物】🔗🔉

なめ‐もの嘗物】 嘗味噌・塩辛・ひしおなど、半固形体に調製した食品。

なめ‐らか【滑らか】🔗🔉

なめ‐らか滑らか】 ①すべすべしているさま。つるつるしているさま。太平記3「屏風を立てたる如くなる岩石重なりて、…蒼苔路―なり」。「―な肌」 ②すらすらと通るさま。つかえないさま。よどまないさま。「―な口調」 ③〔理〕 ㋐面が平らで摩擦力が働かないこと。 ㋑光学的には、平らな面が光を規則正しく反射する性質。 ④〔数〕関数が或る区間内で、連続する微分係数(導関数)をもつこと。

な‐めり🔗🔉

な‐めり (ナンメリのンの無表記)断定せず婉曲にいうのに用いる。…であろう。…であるようだ。…であるらしい。源氏物語桐壺「ようせずはこの御子の居給ふべき―」

なめり‐ある・く【滑り歩く】🔗🔉

なめり‐ある・く滑り歩く】 〔自四〕 うろうろと歩きまわる。ぬらりくらりと歩く。

なめりかわ【滑川】‥カハ🔗🔉

なめりかわ滑川‥カハ 富山県中部、富山湾に臨む市。もと北陸街道の宿駅。ホタルイカ漁・売薬で有名。人口3万4千。

なめり‐ごと【無礼言】🔗🔉

なめり‐ごと無礼言】 無礼なことば。継体紀「乱言なめりごとし揚言ことあげして曰く」

な・める【嘗める・舐める】🔗🔉

な・める嘗める・舐める】 〔他下一〕[文]な・む(下二) ①舌の先でなでる。ねぶる。竹取物語「壺なる御薬奉れ…とてもて寄りたれば、わづか―・め給ひて」。「皿を―・める」「傷口を―・める」 ②味わう。翫味がんみする。こんてむつすむん地「天の御国の甘露を―・め始むるものなり」。「飴を―・める」 ③(つらい事や苦しい事を)十分に経験する。「辛苦を―・める」 ④(比喩的に炎の舌先がふれて)焼き尽くす。「炎が―・める」 ⑤(「なめ(無礼)」の動詞化という)相手、または事を、頭から馬鹿にしてかかる。みくびる。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「さても―・めたり―・めたり、この夕霧に足もたすは」。「―・めたことを言いやがる」

なめ・る【滑る】🔗🔉

なめ・る滑る】 〔自四〕 ぬるぬるとしてすべる。東大寺諷誦文稿「滑ナメリ朽ちたるもの、酢き子を拾ひて」。色葉字類抄「滑、ナメル」。謡曲、石橋しゃっきょう「苔は―・りて足もたまらず」

なめろう🔗🔉

なめろうあじや鰯いわしなどの身を包丁で細かくたたき、薬味や味噌を加えてさらに細かくたたいた料理。千葉県の郷土料理。

なめんだら🔗🔉

なめんだら だらしがないさま。鴉鷺合戦物語「在々所々―に、ここに一手かしこに一手」

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