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らしい🔗🔉

らしい [一]〔助動〕 (活用は形容詞型。[活用]らしかる/らしく・らしから/らしい/らしい/らしけれ/○)動詞、形容詞、ある種の助動詞の終止形に付く。また、体言・形容動詞語幹などに付く。文語形は「らし」。 ①根拠や理由のある推定を表す。いろは文庫「あのさんは、おぬしに余程気があるらしい」。「この雲行きではどうやら明日は雨らしい」「父親らしい男と歩いていました。顔や体つきがよく似ていましたし」 ②確かな伝聞などに基づく推定を表す。「噂では母親が反対しているらしい」「判決が下ったらしい。町は大変な騒ぎだ」 [二]〔接尾〕 形容詞を作る。平安時代まで行われた推量の助動詞「らし」の転。鎌倉時代頃からわずかながら接尾語として用いられるようになり、室町時代以後広く使われた。 ①(体言に付いて)…の様子である。…の風である。沙石集1「御目はほそぼそとして愛らしくおはしますぞや」。人情本、花筐「そんな嫉妬やきもちらしいことは決してしません」。浄瑠璃、心中宵庚申「弟の事を頼むも馬鹿らしけれど」。浄瑠璃、薩摩歌「尤もらしうぞ言ひなしける」。花暦八笑人「立廻りらしい事」。「娘らしくなる」 ②(形容詞の語幹などに付いて)…感じがする。いかにも…と思われる。梅暦「おかしらしい」。仮名文章娘節用「可愛らしい子」。人情本、春色雪の梅「憎らしい」。いろは文庫「恨みらしい事」

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