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つめ🔗🔉

つめ 文楽人形の首かしらの一つ。男女の雑多な端役に用いるもの。

つめ【爪】🔗🔉

つめ】 ①指または趾あしゆびの先端に生じる角質の突起。表皮の堅くなったもの。人の爪は扁爪ひらづめといい、他の動物には鉤爪かぎづめと蹄ひづめがある。また、昆虫では跗節ふせつの末端の小節をいう。万葉集18「馬の―い尽す極み」 ②琴爪ことづめ。また、鞍爪くらづめ。 ③物をひっかけるために装置した物、すなわち、こはぜ・鉤かぎの類。 ④花弁の基部の細まった部分。 ⇒爪食う ⇒爪で拾って箕で零す ⇒爪に爪なく瓜に爪あり ⇒爪に火をともす ⇒爪を隠す ⇒爪を銜える ⇒爪を研ぐ

つめ【詰め】🔗🔉

つめ詰め】 ①物をつめること。 ②隙間につめこむもの。日葡辞書「ツメヲカ(支)ウ」 ③物の端。きわ。特に、橋のたもと。万葉集9「大橋の―に家あらば」 ④かぎり。結末。三道「その所の名歌・名句の言葉を取ること、能の破三段の中の―と覚しからん在所に書くべし」 ⑤勝負・決着をつけるべき最後の追込み・手順。また、物事の最後の段取り。「―が甘い」 ⑥城の最も高い所。日葡辞書「シロノツメ」 ⑦(振袖に対する脇つめの衣の意から)年増としまの女。わきつめ。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「枕の御伽が御用ならば振袖なりと―なりと」 ⑧(→)「おつめ」に同じ。 ⑨蹴鞠けまりで、詰め寄せること。狂言、八幡の前「お若い衆の遊ばすに依て―を致いてござる」 ⑩牢ろう内の便所。大便。 ⑪(「づめ」の形で) ㋐詰めること。また、詰めてあるもの。「瓶―」「氷―」 ㋑一定の場所に控えて勤務すること。その場所、また、その人。「警視庁―の記者」 ㋒もっぱらそれで通すこと。「理―」「規則―」 ㋓(動詞の連用形に付けて)その状態が続くこと。「笑い―」「働き―」

つめ‐あい【詰め合い】‥アヒ🔗🔉

つめ‐あい詰め合い‥アヒ ①共に同じ所につめていること。同じ所に勤めていること。また、その人。 ②論じあうこと。

つめ‐あ・う【詰め合ふ】‥アフ🔗🔉

つめ‐あ・う詰め合ふ‥アフ 〔自四〕 ①同じ所に出仕する。同じ所に勤める。 ②論じあって互いにつめよる。歌舞伎、傾城壬生大念仏「後に若林と―・ひ、実めきて面白し」

つめ‐あと【爪痕】🔗🔉

つめ‐あと爪痕】 ①物についている爪のかた。 ②爪でかいたきずあと。比喩的に、事件・災害が残した被害や影響。「台風の―」

つめ‐あわせ【詰合せ】‥アハセ🔗🔉

つめ‐あわせ詰合せ‥アハセ 一つの容器にいろいろの品物を詰めること。また、その詰めたもの。「果物の―」

つめ‐あわ・せる【詰め合わせる】‥アハセル🔗🔉

つめ‐あわ・せる詰め合わせる‥アハセル 〔他下一〕[文]つめあは・す(下二) いろいろの品物を一つの容器に一緒に詰める。

つめ‐いくさ【詰め軍】🔗🔉

つめ‐いくさ詰め軍】 敵を追いつめて戦ういくさ。義経記4「壇の浦の―までもつひに弱げを見せ給はず」

つめ‐いし【詰め石】🔗🔉

つめ‐いし詰め石】 積み上げた石。積石。また、いしずえ。栄華物語音楽「大象の―、紫金銀の棟」

つめ‐いん【爪印】🔗🔉

つめ‐いん爪印】 (ソウインとも)爪先に墨・印肉をつけ、印鑑の代りに押して証とするもの。墨などをつけないで、紙面に爪痕だけをつける場合もある。奈良時代に中国から伝わり江戸時代に盛行。爪判そうはん。つめばん。

つめ‐うた【詰歌】🔗🔉

つめ‐うた詰歌】 狂歌の一種。故意に名詞・助詞などを省略、要約したもの。天明(1781〜1789)ごろ江戸で流行。

つめ‐えり【詰襟】🔗🔉

つめ‐えり詰襟】 洋服の襟の立っているもの。また、その洋服。軍服や学生服に多い。

つめ‐かえ【詰め替え】‥カヘ🔗🔉

つめ‐かえ詰め替え‥カヘ つめかえること。また、つめかえたもの。

つめ‐か・える【詰め替える】‥カヘル🔗🔉

つめ‐か・える詰め替える‥カヘル 〔他下一〕[文]つめか・ふ(下二) 改めてつめる。つめなおす。「パイプの煙草を―・える」「大瓶から小瓶に―・える」

つめ‐がえる【爪蛙】‥ガヘル🔗🔉

つめ‐がえる爪蛙‥ガヘル カエルの一種。体長約10センチメートル。後肢のみずかきはよく発達し、内側の3本の指先に黒色の爪がある。ほとんど水中生活。舌がないので、前肢を使って餌をとる。オタマジャクシは透きとおっていて、口角にひげがある。アフリカ中部・南部に分布。医学などの実験動物として広く飼育。ペットとしても人気がある。アフリカツメガエル。 つめがえる ツメガエル 提供:東京動物園協会

つめ‐か・ける【詰め掛ける】🔗🔉

つめ‐か・ける詰め掛ける】 〔自下一〕[文]つめか・く(下二) ①大勢の人がひと所に押しよせる。「新聞記者が―・ける」 ②間近く迫り寄る。色道大鏡「立たんとするをもすかさず―・けてのますれば」

つめ‐がた【爪形】🔗🔉

つめ‐がた爪形】 ①つめのあと。つめのかた。 ②爪印つめいん

つめ‐かみ【爪髪】🔗🔉

つめ‐かみ爪髪】 馬のひづめとたてがみ。狂言、富士松「是は―はつたと致いて、たくましいよいお馬ではござれども」

つめ‐かんむり【爪冠】🔗🔉

つめ‐かんむり爪冠】 漢字の冠かんむりの一つ。「爰」「爵」などの冠の「爫」の称。

つめ‐きり【爪切り】🔗🔉

つめ‐きり爪切り】 ①刃先が爪形に曲がっている、爪を切る具。 ②爪切り鋏の略。 ⇒つめきり‐ばさみ【爪切り鋏】

つめ‐きり【詰め切り】🔗🔉

つめ‐きり詰め切り】 たえずそこにいること。つめっきり。「―で看病する」

つめきり‐ばさみ【爪切り鋏】🔗🔉

つめきり‐ばさみ爪切り鋏】 手足の爪を切りとるのに使う小さい鋏。つめとりばさみ。 ⇒つめ‐きり【爪切り】

つめ‐き・る【詰め切る】🔗🔉

つめ‐き・る詰め切る】 [一]〔自五〕 その場を離れずに、ずっとそこにいて勤務や待機をする。 [二]〔他五〕 つめこみおわる。いっぱいに詰め込む。 ○爪食うつめくう はずかしがる様子をいう。もじもじする。源氏物語帚木「なま人わろく、爪くはるれど」 ⇒つめ【爪】

○爪食うつめくう🔗🔉

○爪食うつめくう はずかしがる様子をいう。もじもじする。源氏物語帚木「なま人わろく、爪くはるれど」 ⇒つめ【爪】 つめ‐くさ爪草】 ナデシコ科の一年草または越年草。路傍や山野に普通な雑草で、茎は根元から枝分れし、高さ3〜10センチメートル。葉は線形で小さい。春から秋にかけて白色5弁の小花を次々と開き、蒴果さくかを結ぶ。タカノツメ。 つめ‐くさ詰草】 (梱包の詰物として用いたのでいう)シロツメクサの別称。 つめ‐くそ爪糞】 爪にたまった垢。爪のあか。 つめ‐ぐみ詰組】 〔建〕柱上ばかりでなく、柱と柱との間にも組物を配する組み方。唐様建築にみられる。↔阿麻組 つめ‐クラッチ爪クラッチ】 〔機〕(→)咬合かみあいクラッチに同じ。 つめ‐ぐるま爪車】 爪と噛み合わせて、間歇かんけつ的な一方向回転運動を伝達し、逆方向回転を防止する一種の歯車。ラチェット。 爪車 つめ‐ご詰碁】 碁の部分的な局面を作り、死活を考えさせるもの。 つめ‐ごい詰乞い‥ゴヒ 強く、しつこく乞いもとめること。日葡辞書「ツメゴイニコウ」 つめ‐こすり爪擦り】 切った爪の角かどをこすってなめらかにする具。細長いやすり状のもの。爪みがき。 つめ‐こみ詰込み】 つめこむこと。 ⇒つめこみ‐しゅぎ【詰込み主義】 つめこみ‐しゅぎ詰込み主義】 知識の注入や、知識の暗誦・記憶を重視する教育の仕方。 ⇒つめ‐こみ【詰込み】 つめ‐こ・む詰め込む】 〔他五〕 ①つめて入れる。つめられるだけ一杯に入れる。「腹一杯―・む」 ②知識をむやみに覚える。「英語の単語を―・む」 つめ‐ごろし詰め殺し】 こっそりと、物を言わせないで殺すこと。〈日葡辞書〉 つめ‐ざ詰座】 末座。幸若舞曲、和田酒盛「―に、ちやうと直つた」 つめ‐さいそく詰催促】 きびしい催促。根無草後編「日夜朝暮の―」 つめ‐ざかもり詰酒盛】 詰座で酒盛をすること。幸若舞曲、和田酒盛「これ程広い座敷にて、―は無用さうぞ」 つめ‐さむらい詰侍‥サムラヒ 勤務中の侍。つめている侍。浄瑠璃、平家女護島「荒れに荒れたる有王丸、当番の―」 つめ‐しゅう詰衆⇒おつめしゅう(御詰衆)⇒つめしゅう‐なみ【詰衆並】 つめしゅう‐なみ詰衆並(→)詰並つめなみに同じ。 ⇒つめ‐しゅう【詰衆】 つめ‐しょ詰所】 ①多くの人の詰めている所。 ②官吏・係員などの出勤している所。「警備員の―」 つめ‐しょうぎ詰将棋‥シヤウ‥ 将棋で、与えられた譜面と駒とを使って、規則に従って王手をつづけて王将を詰めること。詰物。 つめ‐じん詰陣‥ヂン 敵に近く接している軍隊の陣。〈日葡辞書〉 つめ‐そで詰袖】 袖の腋明けを縫い縮めた袖。また、その着物。近世、男は半元服(13、4歳)、女は19歳になると着た。 つめた冷た】 (ツメタシの語幹)麻布の夜具または綿入れ。布子。おひえ。狂言、比丘貞「鎌倉の上臈は、すす竹の―に織物の手おほひ」 ⇒つめた‐もの【冷た物】 つめた・い冷たい】 〔形〕[文]つめた・し(ク) ①温度が低く、ひややかに感ずる。ひややかである。つべたい。〈[季]冬〉。落窪物語1「単衣もなくていと―・ければ、単衣を脱ぎすべして起き出でたまふ」。「―・い飲み物」 ②人情に薄い。冷淡である。「―・い仕打ちを受ける」「―・い目で見る」 ⇒冷たくなる つめたい‐せんそう冷たい戦争‥サウ (cold war)(→)冷戦に同じ。 つめた‐がい津免多貝‥ガヒ タマガイ科の巻貝。殻高約7センチメートル、殻幅約8センチメートル。殻は淡い褐色で底面は黄色。潮間帯の砂の中にすみ、アサリなどの殻に孔を開けて肉を食う。夏、茶碗形の卵塊を産む(すなぢゃわんと呼ばれる)。うつぼがい。虚貝うつせがい。津辺多貝つべたがい。蚜貝。〈書言字考節用集〉 つめたがい ツメタガイ 提供:東京動物園協会

つめ‐くさ【爪草】🔗🔉

つめ‐くさ爪草】 ナデシコ科の一年草または越年草。路傍や山野に普通な雑草で、茎は根元から枝分れし、高さ3〜10センチメートル。葉は線形で小さい。春から秋にかけて白色5弁の小花を次々と開き、蒴果さくかを結ぶ。タカノツメ。

つめ‐くさ【詰草】🔗🔉

つめ‐くさ詰草】 (梱包の詰物として用いたのでいう)シロツメクサの別称。

つめ‐くそ【爪糞】🔗🔉

つめ‐くそ爪糞】 爪にたまった垢。爪のあか。

つめ‐ぐみ【詰組】🔗🔉

つめ‐ぐみ詰組】 〔建〕柱上ばかりでなく、柱と柱との間にも組物を配する組み方。唐様建築にみられる。↔阿麻組

つめ‐クラッチ【爪クラッチ】🔗🔉

つめ‐クラッチ爪クラッチ】 〔機〕(→)咬合かみあいクラッチに同じ。

つめ‐ぐるま【爪車】🔗🔉

つめ‐ぐるま爪車】 爪と噛み合わせて、間歇かんけつ的な一方向回転運動を伝達し、逆方向回転を防止する一種の歯車。ラチェット。 爪車

つめ‐ご【詰碁】🔗🔉

つめ‐ご詰碁】 碁の部分的な局面を作り、死活を考えさせるもの。

つめ‐ごい【詰乞い】‥ゴヒ🔗🔉

つめ‐ごい詰乞い‥ゴヒ 強く、しつこく乞いもとめること。日葡辞書「ツメゴイニコウ」

つめ‐こすり【爪擦り】🔗🔉

つめ‐こすり爪擦り】 切った爪の角かどをこすってなめらかにする具。細長いやすり状のもの。爪みがき。

つめ‐こみ【詰込み】🔗🔉

つめ‐こみ詰込み】 つめこむこと。 ⇒つめこみ‐しゅぎ【詰込み主義】

つめこみ‐しゅぎ【詰込み主義】🔗🔉

つめこみ‐しゅぎ詰込み主義】 知識の注入や、知識の暗誦・記憶を重視する教育の仕方。 ⇒つめ‐こみ【詰込み】

つめ‐こ・む【詰め込む】🔗🔉

つめ‐こ・む詰め込む】 〔他五〕 ①つめて入れる。つめられるだけ一杯に入れる。「腹一杯―・む」 ②知識をむやみに覚える。「英語の単語を―・む」

つめ‐ごろし【詰め殺し】🔗🔉

つめ‐ごろし詰め殺し】 こっそりと、物を言わせないで殺すこと。〈日葡辞書〉

つめ‐ざ【詰座】🔗🔉

つめ‐ざ詰座】 末座。幸若舞曲、和田酒盛「―に、ちやうと直つた」

つめ‐さいそく【詰催促】🔗🔉

つめ‐さいそく詰催促】 きびしい催促。根無草後編「日夜朝暮の―」

つめ‐ざかもり【詰酒盛】🔗🔉

つめ‐ざかもり詰酒盛】 詰座で酒盛をすること。幸若舞曲、和田酒盛「これ程広い座敷にて、―は無用さうぞ」

つめ‐さむらい【詰侍】‥サムラヒ🔗🔉

つめ‐さむらい詰侍‥サムラヒ 勤務中の侍。つめている侍。浄瑠璃、平家女護島「荒れに荒れたる有王丸、当番の―」

つめ‐しょ【詰所】🔗🔉

つめ‐しょ詰所】 ①多くの人の詰めている所。 ②官吏・係員などの出勤している所。「警備員の―」

つめ‐しょうぎ【詰将棋】‥シヤウ‥🔗🔉

つめ‐しょうぎ詰将棋‥シヤウ‥ 将棋で、与えられた譜面と駒とを使って、規則に従って王手をつづけて王将を詰めること。詰物。

つめ‐じん【詰陣】‥ヂン🔗🔉

つめ‐じん詰陣‥ヂン 敵に近く接している軍隊の陣。〈日葡辞書〉

つめ‐そで【詰袖】🔗🔉

つめ‐そで詰袖】 袖の腋明けを縫い縮めた袖。また、その着物。近世、男は半元服(13、4歳)、女は19歳になると着た。

つめた【冷た】🔗🔉

つめた冷た】 (ツメタシの語幹)麻布の夜具または綿入れ。布子。おひえ。狂言、比丘貞「鎌倉の上臈は、すす竹の―に織物の手おほひ」 ⇒つめた‐もの【冷た物】

つめた・い【冷たい】🔗🔉

つめた・い冷たい】 〔形〕[文]つめた・し(ク) ①温度が低く、ひややかに感ずる。ひややかである。つべたい。〈[季]冬〉。落窪物語1「単衣もなくていと―・ければ、単衣を脱ぎすべして起き出でたまふ」。「―・い飲み物」 ②人情に薄い。冷淡である。「―・い仕打ちを受ける」「―・い目で見る」 ⇒冷たくなる

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