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はさ【稲架】🔗🔉

はさ稲架】 (新潟・富山・福井・岐阜などで)稲掛け。稲架とうか。はざ。〈[季]秋〉

は‐さい【破砕・破摧】🔗🔉

は‐さい破砕・破摧】 やぶりくだくこと。また、やぶれくだけること。「岩石の―」「敵を―する」 ⇒はさい‐き【破砕機】

はさか・う【挟かふ】ハサカフ🔗🔉

はさか・う挟かふハサカフ 〔自四〕 はさまる。猿蓑「塩魚の歯に―・ふや秋の暮」(荷兮)

はさ‐がた【夾形】🔗🔉

はさ‐がた夾形】 結髪用具。長さ約1尺、幅約5分ほどの羅うすものの紐。飾り紐に使う。

は‐さき【刃先】🔗🔉

は‐さき刃先】 刀などのきっさき。刀鋩とうぼう

は‐さき【羽先】🔗🔉

は‐さき羽先】 はねの先端。

は‐さき【葉先】🔗🔉

は‐さき葉先】 ①葉の先端。ようせん。 ②(→)「かいさき(櫂先)」2に同じ。

はささ・く【馳ささく】🔗🔉

はささ・く馳ささく】 〔他下二〕 馳せさせる。万葉集14「小林に駒を―・け」

はさ・す【馳さす】🔗🔉

はさ・す馳さす】 〔他下二〕 馳せさせる。走らせる。万葉集14「さざれ石に駒を―・せて」

はさつ‐おん【破擦音】🔗🔉

はさつ‐おん破擦音】 〔言〕(affricate)破裂音の直後に摩擦音がつづき、全体で一つの単音と見なされる音。〔ts〕〔dz〕〔tʃ〕〔dʒ〕など。

はさま・る【挟まる】🔗🔉

はさま・る挟まる】 〔自五〕 物と物との間に入って動きがとれなくなる。宇治拾遺物語13「股に―・りてある折」。「扉に手が―・る」「二人の間に―・って苦労する」

はさみ【鋏・剪刀】🔗🔉

はさみ鋏・剪刀】 ①2枚の刃で挟むようにして物を切る道具。切符などに穴をあけるパンチのこともいう。〈倭名類聚鈔15〉 ②(「螯」「鉗」とも書く)節足動物のカニ・サソリなどの脚の(→)鋏1のような部分。これを持つ脚を特に鋏脚(鉗脚かんきゃくとも)という。 ③(じゃんけんで)2本の指を伸ばした形。ちょき。「石、紙、―」 ⇒はさみじょう‐かかくさ【鋏状価格差】 ⇒はさみ‐ばん【鋏盤】 ⇒はさみ‐むし【鋏虫・蠼螋】 ⇒鋏を入れる

はさみ‐あ・げる【挟み上げる】🔗🔉

はさみ‐あ・げる挟み上げる】 〔他下一〕[文]はさみあ・ぐ(下二) 箸などで、はさんで持ち上げる。

はさみ‐いた【挟板】🔗🔉

はさみ‐いた挟板】 門の左右に取り付ける板作りの袖。はさいた。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐い・れる【挟み入れる】🔗🔉

はさみ‐い・れる挟み入れる】 〔他下一〕[文]はさみい・る(下二) ①物の間に入れこむ。はさみこむ。 ②はさんで他へ移し入れる。

はさみ‐うち【挟み撃ち】🔗🔉

はさみ‐うち挟み撃ち】 相手を両側から挟むようにして攻撃すること。「敵を―にする」 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐う・つ【挟み撃つ】🔗🔉

はさみ‐う・つ挟み撃つ】 〔他五〕 敵を中に挟んで、左右または前後から攻撃する。

はさみ‐おび【挟み帯】🔗🔉

はさみ‐おび挟み帯】 はさみ結びにすること。さしこみおび。つっこみおび。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐かせ【挟械】🔗🔉

はさみ‐かせ挟械】 掘建ほったて柱の根を固めるために、その左右に取り付ける根かせ。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐がみ【挟み紙】🔗🔉

はさみ‐がみ挟み紙】 ①書物の中の必要な箇所に注意のために挟む紙片。しおり。 ②重ねてある物品の間に挟んで、傷がつかないようにする紙。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐き・る【剪み切る】🔗🔉

はさみ‐き・る剪み切る】 〔他四〕 鋏で切り取る。

はさみ‐ゲージ【挟みゲージ】🔗🔉

はさみ‐ゲージ挟みゲージ】 限界ゲージの一種。ゲージの口を工作物にあてがい、円筒形・球形の直径、直方体の厚さなどが許しうる上限と下限の間に入っているかどうか検査するのに用いる。スナップ‐ゲージ。 挟みゲージ ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐ことば【挟み詞・挿語】🔗🔉

はさみ‐ことば挟み詞・挿語】 ①文の中に挟み込むことば。 ②(→)唐言からことに同じ。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐こ・む【挟み込む】🔗🔉

はさみ‐こ・む挟み込む】 〔他五〕 物の間に入れこむ。はさみいれる。

はさみ‐ざかな【挟み肴】🔗🔉

はさみ‐ざかな挟み肴】 酒宴などの席で、大きな器に盛って箸で挟み取って配る肴。とりざかな。はさみもの。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐じょう【挟み状】‥ジヤウ🔗🔉

はさみ‐じょう挟み状‥ジヤウ 直訴じきその時などに、竹の先または木の枝に挟み、高く捧げて差し出す書状。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみじょう‐かかくさ【鋏状価格差】‥ジヤウ‥🔗🔉

はさみじょう‐かかくさ鋏状価格差‥ジヤウ‥ 〔経〕(→)シェーレに同じ。 ⇒はさみ【鋏・剪刀】

はさみ‐しょうぎ【挟み将棋】‥シヤウ‥🔗🔉

はさみ‐しょうぎ挟み将棋‥シヤウ‥ 将棋の遊びの一つ。双方とも将棋盤の端に横1列に九つの駒を並べ、これを交互に動かし、相手の駒を前後または左右から挟んで取る。早く相手の駒を取り尽くした方が勝ち。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐だけ【挟み竹】🔗🔉

はさみ‐だけ挟み竹】 ①ものを挟むために一端を割った竹。 ②2枚の板の間に衣服の類を入れて、これを更に割竹で挟み、にない持つもの。戦国時代から使用。後の挟箱。〈日葡辞書〉 ③読みかけなどの目じるしに、書物の間に挟んでおく竹。夾算きょうさんの類。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐だ・す【挟み出す】🔗🔉

はさみ‐だ・す挟み出す】 〔他五〕 はさんで取り出す。つまみ出す。

はさみ‐ばこ【挟箱】🔗🔉

はさみ‐ばこ挟箱】 ①外出に際し、具足や着替用の衣服などを中に入れ、棒を通して従者にかつがせた箱。「挟み竹」2に由来する名称。→先箱→後箱→両掛りょうがけ。 挟箱 ②(挟箱風の略)「おたふくかぜ」の異称。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐むし【鋏虫・蠼螋】🔗🔉

はさみ‐むし鋏虫・蠼螋】 ハサミムシ目の昆虫の総称。また、その一種。体長1〜3センチメートル、体は細長でやや硬く、尾端に鋏状付属物があり、前翅は短い。地中・石下などに穴をあけてすむ。雌は卵および孵化ふか直後の幼虫を保護する性質がある。雑食性。しりはさみ。〈[季]夏〉 ハサミムシ 撮影:海野和男 ⇒はさみ【鋏・剪刀】

はさみ‐むすび【挟み結び】🔗🔉

はさみ‐むすび挟み結び】 締めた帯の端を結ばず、折って挟んでおくこと。挟み帯。好色一代男1「訳知立なる茶繻子の幅広、―にして」 挟み結び ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐もの【挟み物・挿み物】🔗🔉

はさみ‐もの挟み物・挿み物】 ①板・扇・紙などを竹の串に挟んで騎射うまゆみの的まととしたもの。 挟み物 (→)「挟み肴」に同じ。 ⇒はさみ【挟み・挿み】 ○鋏を入れるはさみをいれる ①鋏で切る。 ②樹木や頭髪の刈込をする。手入れをする。 ③乗客などの差し出す切符にパンチで穴をあける。 ④フィルムを検閲でカットする。 ⇒はさみ【鋏・剪刀】

○鋏を入れるはさみをいれる🔗🔉

○鋏を入れるはさみをいれる ①鋏で切る。 ②樹木や頭髪の刈込をする。手入れをする。 ③乗客などの差し出す切符にパンチで穴をあける。 ④フィルムを検閲でカットする。 ⇒はさみ【鋏・剪刀】 はさ・む挟む・挿む】 〔他五・下二〕 ①物と物との間にさし入れて両側から固定する。物と物との間に入れて落ちないようにする。万葉集2「みどり児の乞ひ泣くごとにとり与ふ物しなければ男じものわき―・みもち」。大鏡伊尹「みづから下がさねの尻―・みて乗り給ひぬ」。天草本平家物語「重俊といふ者これを聞いて足を―・うでさまざまに痛めて問うた」。「箸で―・む」「本の間にしおりを―・む」「耳に―・む」 ②中間の位置に置く。間に入れる。古今著聞集19「左右の殿上人、階を―・めて欄干に候ひて」。「川を―・んで相対する」「昼休みを―・んだ午前午後の試験」「口を―・む」「疑いを―・む」 ③持つ。所有する。日葡辞書「ウマイッピキハサムホドノヒトデゴザル」 はさ・む鋏む・剪む】 〔他五〕 (「挟む」の転義)鋏で切る。はさみきる。つむ。源氏物語若菜下「忌む事の力もやとて、御いただきしるしばかり―・みて」。天草本平家物語「あまりのせん方なさに、白髪を―・みおろすを」。「枝を―・む」 は‐ざむらい端侍・葉侍‥ザムラヒ 取るに足りないつまらぬ武士。はむしゃ。 はざ‐め・睆】 二重まぶたの目。〈新撰字鏡2はざ‐め狭め】 (「挟目」か) ①物と物との間。能因本枕草子硯きたなげに「おき口の―に塵ゐなど」 ②(接尾語的に)…おき。日葡辞書「イチニチ(一日)ハザメ」 ばさら婆娑羅・時勢粧】 (「跋折羅ばざら」から。室町時代の流行語) ①派手にみえを張ること。だて。太平記21「例の―に風流をつくして」 ②遠慮なく振る舞うこと。しどけないこと。乱れること。狼藉ろうぜき⇒ばさら‐え【婆娑羅絵】 ⇒ばさら‐おうぎ【婆娑羅扇】 ⇒ばさら‐がみ【婆娑羅髪】 ⇒ばさら‐ろうぜき【婆娑羅狼藉】 ばざら縛日羅・跋折羅・伐折羅】 〔仏〕(梵語vajra)金剛のこと。→金剛杵こんごうしょ⇒ばざら‐だいしょう【伐折羅大将】 ばさら‐え婆娑羅絵‥ヱ 扇・団扇・絵馬などに描いた粗放な風流画。 ⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】 ばさら‐おうぎ婆娑羅扇‥アフギ はでな扇。また、婆娑羅絵を描いた扇。 ⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】 ばさら‐がみ婆娑羅髪】 ばさばさになった髪。乱れ髪。 ⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】 ばざら‐だいしょう伐折羅大将‥シヤウ 薬師十二神将の一つ。勢至菩薩せいしぼさつを本地とし、丑うし神将とされるが、十二支との結びつきは必ずしも一定しない。多く忿怒相を表し右手に剣を持つ。ばしゃらだいしょう。 ⇒ばざら【縛日羅・跋折羅・伐折羅】 ばさら‐ろうぜき婆娑羅狼藉‥ラウ‥ 乱暴すること。 ⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】 バサロVasallo】 背泳のスタートの仕方の一つ。潜水したまま両手を前方に伸ばし、ドルフィン‐キックで進むもの。アメリカ人、ヴァサロ(J. Vasallo1961〜)の名に因む。 は‐ざわり歯触り‥ザハリ 食べ物などを歯で噛んだ時の感じ。「さわやかな―」 は‐さん破産】 ①家産を破り失うこと。身代かぎり。胆大小心録「火にかかりて―した後は」 ②〔法〕債務者がその債務を完済することができない状態に陥った場合に、総債権者に公平な弁済を受けさせようとする裁判上の手続。→会社更生法⇒はさん‐かんざいにん【破産管財人】 ⇒はさん‐さいけん【破産債権】 ⇒はさん‐ざいだん【破産財団】 ⇒はさん‐せんこく【破産宣告】 ⇒はさん‐ほう【破産法】 は‐さん破算⇒ごはさん(御破算) は‐さん配盞】 さかずきを人にさすこと。日葡辞書「ゴハサンアレ」 ばさん馬山⇒マサン はさん‐かんざいにん破産管財人‥クワン‥ 裁判所の選任により、裁判所の監督の下に破産財団に属する財産の管理と処分に当たる者。 ⇒は‐さん【破産】 はさん‐さいけん破産債権】 破産手続において、届出・確定を経て、破産財団から平等弁済すなわち配当を受け得る債権。 ⇒は‐さん【破産】 はさん‐ざいだん破産財団】 破産手続開始の決定を受けた債務者の財産。その管理処分権は破産管財人の手に移る。 ⇒は‐さん【破産】 はさん‐せんこく破産宣告】 裁判所が破産手続を開始する旨を宣言する決定。1922年(大正2)制定の旧破産法のもとでの用語。 ⇒は‐さん【破産】 ハサン‐バンナーḤasan al-Bannā】 エジプトの学校教師・イスラム運動指導者。1928年ムスリム同胞団を設立。エジプト革命前の動乱期に秘密警察によって暗殺。(1906〜1949) はさん‐ほう破産法‥ハフ 裁判上の破産手続を定めた法律。1922年(大正11)制定、2004年新法制定。 ⇒は‐さん【破産】 はし】 はしご。かけはし。垂仁紀「神庫ほくらの為に―を造てむ」 はし觜・嘴】 くちばし。伊勢物語「白き鳥の―と足と赤き」 はし】 庭から屋内に昇る階段。きざはし。あがりだん。源氏物語桐壺「御―のもとに」 はし】 ①物の末の部分。先端。万葉集5「短きものを―きると云へるがごとく」。「縄の―」 ②中心から遠い、外に近い所。へり。ふち。源氏物語空蝉「このきはに立てたる屏風も、―の方おし畳まれたるに」。源氏物語若紫「今日しも―におはしましけるかな」。「部屋の―に置く」 ③切り放した部分。切れ端。枕草子7「ただ木の―などのやうに思ひたるこそ、いといとほしけれ」。「布の―」 ④多くの中の一部分。蜻蛉日記「世の中に多かる古物語の―などを見れば」。「言葉の―に出る」 ⑤あとが続く最初の部分。きっかけ。いとぐち。端緒。「事件解決の―をつかむ」「―から片づける」 ⑥あいだ。あわい。万葉集2「行く鳥の争ふ―に」 ⑦書物の初めの方の部分。袖。↔奥。 ⑧端女郎はしじょろうの略。 はし】 中国や日本などで、食事などに物を挟み取るのに用いる細長く小さい2本の棒。木・竹・金属・象牙などで作る。古事記「―其の河より流れ下る」 ⇒箸が転んでもおかしい年頃 ⇒箸が進む ⇒箸で含めるよう ⇒箸にも棒にもかからない ⇒箸の上げ下ろし ⇒箸より重い物は持ったことがない ⇒箸を下ろす ⇒箸をつける ⇒箸を取る ⇒箸を持って食うばかりに はし】 ①おもに水流・渓谷、または低地や他の交通路の上にかけわたして通路とするもの。橋梁きょうりょう。伊勢物語「―を八つわたせるによりてなむ八橋といひける」。「―をかける」 ②転じて、かけわたすもの。仲介。媒介。 ⇒橋が無ければ渡られぬ ⇒橋を掛ける ⇒橋を渡す はし波斯】 ①中国におけるペルシアの古称。波斯国。 ②日本で、マレー半島地方の古称。 は・し疾し】 〔形シク〕 はやい。とし。万葉集12「石いわ走る垂水たるみの水の―・しきやし」 は・し愛し】 〔形シク〕 いとしい。かわいい。万葉集2「み吉野の玉松が枝は―・しきかも」 はじ恥・辱ハヂ ①恥じること。(過失や失敗をして)面目を失うこと。万葉集3「山守のありける知らにその山に標しめひ立てて結ひの―しつ」 ②名誉をけがされること。不名誉。恥辱ちじょく。侮辱。源氏物語桐壺「かかる折にもあるまじき―もこそと心づかひして」。「―をしのぶ」 ③恥ずべきことを知ること。名誉を重んずること。廉恥心。平家物語5「―をもおもひ、名をもをしむ程のものは、奈良坂にて討死し」。「―を知れ」 ⇒恥あり ⇒恥隠る ⇒恥なし ⇒恥の上の損 ⇒恥の上塗り ⇒恥の掻上げ ⇒恥の恥 ⇒恥も外聞もない ⇒恥をかく ⇒恥を曝す ⇒恥を知る ⇒恥を雪ぐ ⇒恥を捨つ ⇒恥を見す はじ】 ハシの訛。 はじ土師】 (ハニシの約)大和政権で葬式・陵墓・土器製作などを担当した氏うじ。はにし。 はじ黄櫨】 ①ハゼノキの別称。神代紀「梔、此をば―と云ふ」 ②襲かさねの色目。表は赤、裏は黄。または、表は黄、裏は薄萌葱うすもえぎ。 ③(→)「はじいろ」に同じ。 は‐じ把持‥ヂ ①手にしっかり持つこと。手に握ること。 ②〔心〕(→)保持2に同じ。 ば‐し馬歯】 自分の年齢の謙譲語。犬馬の歯よわい。馬齢。 ばし 〔助詞〕 (係助詞ハに強意の間投助詞シが付いて、語頭が濁音化したもの)平安末期より用いられた。江戸時代にはあまり使われなくなり、現在、佐賀・鹿児島方言に残っている。主として禁止・推量・疑問の文中、また条件を表す文に用いて、強調を表す。平家物語6「これ―出し参らすな」。三体詩絶句抄「此の曹侍御は湖湘に謫せられて―あるか」。尾崎紅葉、二人比丘尼色懺悔「麁忽そこつ―のたまふな」 パジ (朝鮮語paji)朝鮮の民族服で、男性が穿くズボン状の袴はかま。または、女性がチマの下に着ける下着。バチ。 はし‐あらい箸洗い‥アラヒ 懐石料理で、八寸の前に、小さな器で出すごく薄味の吸物。一口吸い物。湯吸い物。一口椀。小吸い物。

はさ・む【挟む・挿む】🔗🔉

はさ・む挟む・挿む】 〔他五・下二〕 ①物と物との間にさし入れて両側から固定する。物と物との間に入れて落ちないようにする。万葉集2「みどり児の乞ひ泣くごとにとり与ふ物しなければ男じものわき―・みもち」。大鏡伊尹「みづから下がさねの尻―・みて乗り給ひぬ」。天草本平家物語「重俊といふ者これを聞いて足を―・うでさまざまに痛めて問うた」。「箸で―・む」「本の間にしおりを―・む」「耳に―・む」 ②中間の位置に置く。間に入れる。古今著聞集19「左右の殿上人、階を―・めて欄干に候ひて」。「川を―・んで相対する」「昼休みを―・んだ午前午後の試験」「口を―・む」「疑いを―・む」 ③持つ。所有する。日葡辞書「ウマイッピキハサムホドノヒトデゴザル」

はさ・む【鋏む・剪む】🔗🔉

はさ・む鋏む・剪む】 〔他五〕 (「挟む」の転義)鋏で切る。はさみきる。つむ。源氏物語若菜下「忌む事の力もやとて、御いただきしるしばかり―・みて」。天草本平家物語「あまりのせん方なさに、白髪を―・みおろすを」。「枝を―・む」

は‐さん【破産】🔗🔉

は‐さん破産】 ①家産を破り失うこと。身代かぎり。胆大小心録「火にかかりて―した後は」 ②〔法〕債務者がその債務を完済することができない状態に陥った場合に、総債権者に公平な弁済を受けさせようとする裁判上の手続。→会社更生法⇒はさん‐かんざいにん【破産管財人】 ⇒はさん‐さいけん【破産債権】 ⇒はさん‐ざいだん【破産財団】 ⇒はさん‐せんこく【破産宣告】 ⇒はさん‐ほう【破産法】

は‐さん【破算】🔗🔉

は‐さん破算⇒ごはさん(御破算)

は‐さん【配盞】🔗🔉

は‐さん配盞】 さかずきを人にさすこと。日葡辞書「ゴハサンアレ」

はさん‐かんざいにん【破産管財人】‥クワン‥🔗🔉

はさん‐かんざいにん破産管財人‥クワン‥ 裁判所の選任により、裁判所の監督の下に破産財団に属する財産の管理と処分に当たる者。 ⇒は‐さん【破産】

はさん‐さいけん【破産債権】🔗🔉

はさん‐さいけん破産債権】 破産手続において、届出・確定を経て、破産財団から平等弁済すなわち配当を受け得る債権。 ⇒は‐さん【破産】

はさん‐ざいだん【破産財団】🔗🔉

はさん‐ざいだん破産財団】 破産手続開始の決定を受けた債務者の財産。その管理処分権は破産管財人の手に移る。 ⇒は‐さん【破産】

はさん‐せんこく【破産宣告】🔗🔉

はさん‐せんこく破産宣告】 裁判所が破産手続を開始する旨を宣言する決定。1922年(大正2)制定の旧破産法のもとでの用語。 ⇒は‐さん【破産】

ハサン‐バンナー【Ḥasan al-Bannā】🔗🔉

ハサン‐バンナーḤasan al-Bannā】 エジプトの学校教師・イスラム運動指導者。1928年ムスリム同胞団を設立。エジプト革命前の動乱期に秘密警察によって暗殺。(1906〜1949)

🄰HACCP🔗🔉

HACCP(ハサップ) [hazard analysis and critical control point]食品の製造過程で,厳格に衛生・品質の管理を行う方法.

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