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め・ぐ🔗🔉

め・ぐ [一]〔他四〕 こわす。こぼつ。日葡辞書「サラ(皿)ヲウチメグ」。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「あたる物を幸ひにうち―・ぐうちわる踏み砕く」 [二]〔自下二〕 ⇒めげる(下一)

メグオーム【megohm】🔗🔉

メグオームmegohm】 電気抵抗の単位の一つ。メガオーム(1オームの100万倍)のこと。記号MΩ

め‐ぐし【目串】🔗🔉

め‐ぐし目串】 見当。目ぼし。特に、犯人の目あて。「―をつける」

めぐ・し【愛し】🔗🔉

めぐ・し愛し】 〔形ク〕 ①いとおしい。かわいらしい。万葉集5「妻子めこ見れば―・しうつくし」 ②かわいそうだ。いたわしい。万葉集11「―・くや君が恋に死なする」

め‐ぐすり【目薬・眼薬】🔗🔉

め‐ぐすり目薬・眼薬】 ①眼病の治療のため眼に滴下する薬。〈運歩色葉集〉。「―をさす」 ②賄賂わいろに用いる極めて少量の金品。鼻薬。「―を利かす」 ③極めて少量なさまのたとえ。「―ほどの情け」 ⇒めぐすり‐の‐き【眼薬の木】

めぐすり‐の‐き【眼薬の木】🔗🔉

めぐすり‐の‐き眼薬の木】 カエデ科の落葉高木。山地に生え、葉は3小葉から成る複葉で、裏面と葉柄に細毛を密生。樹皮を煎じて洗眼に用いるのでこの名がある。長者の木。 ⇒め‐ぐすり【目薬・眼薬】

め‐ぐま【目隈】🔗🔉

め‐ぐま目隈】 役者が目のふちをくまどること。

めぐま・れる【恵まれる】🔗🔉

めぐま・れる恵まれる】 〔自下一〕 (「恵む」の受身形)よい物事・状態・環境などが与えられる。「資源に―・れる」「―・れた才能」「―・れた生活」

めぐみ【恵み】🔗🔉

めぐみ恵み】 めぐむこと。なさけをかけること。あわれみ。いつくしみ。地蔵十輪経元慶点「微く賜ひ恤メクミすることを自らの国土に加へたまひぬ」。「天の―」「―を垂れる」 ⇒めぐみ‐の‐あめ【恵みの雨】

め‐ぐみ【め組】🔗🔉

め‐ぐみめ組】 江戸の町火消を、いろは四十七組(のち四十八組)に分けた中の一組。 ⇒めぐみ‐の‐けんか【め組の喧嘩】

めぐみ‐の‐あめ【恵みの雨】🔗🔉

めぐみ‐の‐あめ恵みの雨】 草木を潤す雨。慈雨。また、神仏・君主などの恩があまねくゆきわたることを雨にたとえていう語。夫木和歌抄19「日をへつつ民の草葉の枯れゆくに―をいかでそそがむ」 ⇒めぐみ【恵み】

めぐみ‐の‐けんか【め組の喧嘩】‥クワ🔗🔉

めぐみ‐の‐けんかめ組の喧嘩‥クワ ①文化2年(1805)2月17日、江戸芝神明境内で四ツ車大八・九竜山波右衛門らの力士と、め組の町火消人足との間に起こり、負傷者99人を出した喧嘩。 ②1の事件を講釈種から脚色した竹柴其水きすい作、1890年(明治23)初演の歌舞伎「神明恵和合取組かみのめぐみわごうのとりくみ」の通称。 ⇒め‐ぐみ【め組】

めぐ・む【恵む・恤む】🔗🔉

めぐ・む恵む・恤む】 〔他五〕 ①なさけをかける。あわれむ。恩恵を与える。万葉集19「四方よもの人をもあぶさはず―・みたまへば」→恵まれる。 ②あわれに思って物品を与える。ほどこす。大鏡道長「飯・酒しげく賜び、持ちて参る果物をさへ―・み賜び」。「人に金を―・む」

め‐ぐ・む【芽ぐむ・萌む】🔗🔉

め‐ぐ・む芽ぐむ・萌む】 〔自五〕 草木が芽を出す。めばえる。〈[季]春〉。永久百首「―・むよりけしきことなる花なれば」

めぐら・う【回らふ】メグラフ🔗🔉

めぐら・う回らふメグラフ 〔自四〕 (メグルに接尾語フの付いた語) ①世の中に立ちまじる。人中に交わる。源氏物語若菜上「同じ世の中の内に―・ひ侍りつれど」 ②ためらう。躊躇ちゅうちょする。皇極紀「便旋めぐらひて進まざるを見て」

めぐらか・す【回らかす】🔗🔉

めぐらか・す回らかす】 〔他四〕 (→)「めぐらす」に同じ。

めぐらし‐ぶみ【回文】🔗🔉

めぐらし‐ぶみ回文(→)「まわしぶみ」に同じ。今昔物語集28「かねて院より―を以て参るべき由催されたりければ」

めぐら・す【回らす・廻らす・巡らす】🔗🔉

めぐら・す回らす・廻らす・巡らす】 〔他五〕 ①回るようにする。円を描くように動かす。神代紀「首を―・して」。「踵くびすを―・す」 ②囲ませる。取り巻かせる。万葉集3「白波を伊予に―・し」。「城に堀を―・す」 ③ふれまわって知らせる。回文で知らせる。源氏物語「俄かに御車―・しおほせ給ひて見給ふ」。今昔物語集3「花の逍遥有るべしと―・す」 ④回送する。回漕する。仁徳紀「南海みなみのみちより―・して難波の津にゐて来りて」 ⑤考えをあれこれと働かせる。金光明最勝王経(石山寺本)平安後期点「備つぶさに軍儀を整へ、想を運メクラし」。平治物語「涯分武略を―・して」。「策を―・す」「工夫を―・す」 ⑥時を経過させる。平家物語2「時刻を―・さず西光父子が命をめしとり給へや」 ⑦運営する。風流志道軒伝「天下を―・す掌の内」 ○盲千人目明き千人めくらせんにんめあきせんにん 世の中には道理のわかる人もわからない人もそれぞれに多い。「目明き千人盲千人」とも。 ⇒め‐くら【盲・瞽】

めぐり🔗🔉

めぐり (→)「えぐり」に同じ。

めぐり【回り・廻り・巡り】🔗🔉

めぐり回り・廻り・巡り】 ①あるもののまわりをまわること。行道ぎょうどうすること。栄華物語本雫「またちごどもの―するとも見えたり」 ②ある順序に従って移動すること。一定の順序で移っていくこと。循環すること。浮世物語「四季の―」。「名所―」「血の―が悪い」 ③かこいの垣や塀。更級日記「門出したる所は―などもなくて」 ④まわり。周囲。万葉集18「乎不おふの浦のありその―見れど飽かずけり」 ⑤⇒おめぐり⇒めぐり‐あい【巡り合い】 ⇒めぐり‐あわせ【巡り合せ】 ⇒めぐり‐がみ【巡神】

めぐり‐あい【巡り合い】‥アヒ🔗🔉

めぐり‐あい巡り合い‥アヒ めぐりあうこと。邂逅かいこう⇒めぐり【回り・廻り・巡り】

めぐり‐あ・う【巡り合う】‥アフ🔗🔉

めぐり‐あ・う巡り合う‥アフ 〔自五〕 めぐりめぐって出会う。邂逅かいこうする。「旧友と―・う」「幸運に―・う」

めぐり‐あわせ【巡り合せ】‥アハセ🔗🔉

めぐり‐あわせ巡り合せ‥アハセ 自然にまわってくる運命。まわりあわせ。「―が悪い」 ⇒めぐり【回り・廻り・巡り】

めぐり‐がみ【巡神】🔗🔉

めぐり‐がみ巡神】 暦の吉凶を支配する暦神で、年あるいは日によって居る方位を変えるもの。その方角を犯すことを忌む。→天一神なかがみ→金神こんじん ⇒めぐり【回り・廻り・巡り】

めぐりみず‐の‐とよのあかり【曲水の豊明】‥ミヅ‥🔗🔉

めぐりみず‐の‐とよのあかり曲水の豊明‥ミヅ‥ 曲水きょくすいの宴。顕宗紀(図書寮本)院政期点「後苑に幸いでまして曲水宴メクリミツノトヨノアカリキコシメス

めぐ・る【回る・廻る・巡る】🔗🔉

めぐ・る回る・廻る・巡る】 〔自五〕 ①ぐるぐるまわる。円を描くように動く。竹取物語「燕子産まむとする時は尾をささげて七度―・りてなん産み落すめる」。徒然草「水車…思ふやうに―・りて水をくみいるることめでたかりけり」 ②周囲をぐるりとまわる。特に、行道ぎょうどうする。神代紀「便ち磤馭慮嶋おのごろしまを以て国中の柱として陽神は左より―・り陰神は右より―・る」。源氏物語賢木「みこたちもさまざまの捧物ほうもちささげて―・り給ふに」。「池を―・る」 ③物が次々移り渡って1巡する。循環する。源氏物語若菜下「盃の―・りくるも頭いたく覚ゆれば」 ④まわりをとりかこむ。また、あることを中心にして、それにまつわり関連する。万葉集17「いみづ川い行き―・れる玉くしげ二上山は」。源氏物語「宿直の人々は近う―・りてさぶらへど」。「領土を―・る紛争」 ⑤あちこちを歩きまわる。万葉集17「女郎花咲きたる野べを行き―・り」。源氏物語真木柱「春宮の御かたがたに―・るほどに夜あけぬ」。「名所旧跡を―・る」 ⑥次々と移り進んで結局もとのさだまったところへもどる。また、輪廻の境界を脱し得ないで、幾度も世の中に生まれ変わる。源氏物語澪標「みをつくし恋ふるしるしにここまでも―・りあひける縁えには深しな」 ⑦時が移り行く。紫式部日記「めづらしき光さし添ふ盃は持ちながらこそ千代も―・らめ」。「季節が―・る」 ⑧月日を送る。世に生きながらえる。源氏物語手習「我かくてうき世の中に―・るとも誰かは知らむ月の都に」 ⇒回る因果 ○回る因果めぐるいんが 因果のめぐり来ること。また、めぐって来た因果。 ⇒めぐ・る【回る・廻る・巡る】

○回る因果めぐるいんが🔗🔉

○回る因果めぐるいんが 因果のめぐり来ること。また、めぐって来た因果。 ⇒めぐ・る【回る・廻る・巡る】 め‐くるめ・く目眩く】 〔自五〕 目がくるめく。目がくらむ。〈倭名類聚鈔3〉。「―・く思い」 めく・れる捲れる】 〔自下一〕 めくった状態になる。まくれる。 メクレンブルク‐フォアポンメルンMecklenburg-Vorpommern】 ドイツ北部、バルト海に面した州。州都はシュヴェリーン。 め‐ぐろ目黒】 スズメ目ミツスイ科の鳥。小形で、多少メジロに似ているのでメジロ科とされることもある。背はオリーブ色、風切羽と尾羽は黒褐色。下面は黄緑色で、眼の周囲は黒い。小笠原諸島の特産。特別天然記念物。 めぐろ ハハジマメグロ 撮影:小宮輝之 めぐろ目黒】 東京都23区の一つ。武蔵野台地の一部、住宅地として発展。東京大学教養学部・東京工業大学や目黒不動(滝泉寺)・祐天寺などがある。 目黒不動(滝泉寺) 撮影:関戸 勇 ⇒めぐろぎょうにんざか‐の‐たいか【目黒行人坂の大火】 ⇒めぐろ‐の‐さんま【目黒の秋刀魚】 めぐろぎょうにんざか‐の‐たいか目黒行人坂の大火‥ギヤウ‥クワ 明暦の大火と並称される江戸の大火。明和9年(1772)2月29日、目黒行人坂大円寺から出火、麻布・飯倉から下町に延焼し、神田・下谷・浅草・千住に及び、翌日ようやく鎮火。延焼距離は6里(24キロメートル)に達し、死者・行方不明1万9000人。 ⇒めぐろ【目黒】 めぐろ‐の‐さんま目黒の秋刀魚】 落語。殿様が鷹狩りの途中、目黒の農家で供せられたさんまの美味が忘れられず、後日家臣に所望したところ、蒸して脂を抜いたためすこぶるまずく、「さんまは目黒にかぎる」という話。 ⇒めぐろ【目黒】 め‐くわ・す眴すメクハス 〔自下二〕 目つきで知らせる。目くばせする。源氏物語夕顔「子どもはいと見苦しと思ひて、…つきしろひ―・す」 め‐くわせ眴せメクハセ 目つきで知らせること。めくばせ。 めげ ①欠け損じ。 ②損になること。 め・げる 〔自下一〕[文]め・ぐ(下二) ①こわれる。欠け損ずる。日葡辞書「メグル」。好色五人女5「飛鳥川の茶入、かやうの類ごろつきて―・げるをかまはず」 ②気が弱る。ひるむ。「暑さに―・げる」「失敗に―・げずにがんばる」 め‐こ女子】 女の子。女子。栄華物語つぼみ花「さべき人の―皆宮仕へに出ではてぬ」 め‐こ妻子】 ①妻と子。さいし。万葉集5「―見ればめぐしうつくし」 ②妻。宇津保物語嵯峨院「わが―出でこむ」 め‐ご目籠(→)「めかご」に同じ。〈日葡辞書〉 めご・い 〔形〕 (東北地方で)かわいらしい。めんこい。めんごい。 め‐こう目功】 本物・真実を見極める力。鑑識眼。また、その力を備えていること。めきき。「手功より―」 め‐ごち雌鯒】 ①コチ科の海産の硬骨魚。全長20センチメートル余。本州中部以南台湾まで分布。練ねり製品の原料。 めごち ②ネズッポ科ネズッポ属魚類の俗称。 め‐こと目言】 目に見、口に言うこと。会って話すこと。万葉集4「―をだにもここだ乏しき」 め‐ごな目粉(→)目糟めかすに同じ。 め‐こぼし目溢し】 ①とがめるべきことを故意にとがめないこと。見のがすこと。「お―を願いたい」 ②(→)「めこぼれ」に同じ。 め‐こぼれ目溢れ】 見おとすこと。また、そのもの。 メコンMekong】 東南アジア第一の大河。中国青海省南部、チベット高原東部に発源、山系の走向に従って南東流、のち南流、中国雲南省およびラオス・タイの境を流れ、カンボジアを貫流、ベトナム南部で南シナ海に注ぐ。下流のデルタ地帯は水田地帯として重要。長さ4350キロメートル。 メコン川下流 撮影:小松義夫 メサmesa スペイン】 (卓・台の意)頂上が平坦で、周囲が急傾斜した卓状地形。すなわち、台地が浸食作用を受けて、抵抗の強い水平な地層が下の抵抗の弱い地層の上にのったもの。香川県屋島などがその例。 メサイアMessiah】 ①⇒メシア。 ②ヘンデル作曲のオラトリオ。1741年作曲、翌年ダブリンで初演。キリストの降誕・受難・復活の3部53章から成る。曲中の「ハレルヤ‐コーラス」が有名。 ヘンデル 提供:Lebrecht Music & Arts/APL め‐さき目前・目先】 ①目の前。眼前。「―にちらつく」 ②その場。当座。「―の利益」 ③ちょっとした先の見通し。 ⇒目前が利く ⇒目前を変える

め‐ぐろ【目黒】(鳥)🔗🔉

め‐ぐろ目黒】 スズメ目ミツスイ科の鳥。小形で、多少メジロに似ているのでメジロ科とされることもある。背はオリーブ色、風切羽と尾羽は黒褐色。下面は黄緑色で、眼の周囲は黒い。小笠原諸島の特産。特別天然記念物。 めぐろ ハハジマメグロ 撮影:小宮輝之

めぐろ【目黒】(地名)🔗🔉

めぐろ目黒】 東京都23区の一つ。武蔵野台地の一部、住宅地として発展。東京大学教養学部・東京工業大学や目黒不動(滝泉寺)・祐天寺などがある。 目黒不動(滝泉寺) 撮影:関戸 勇 ⇒めぐろぎょうにんざか‐の‐たいか【目黒行人坂の大火】 ⇒めぐろ‐の‐さんま【目黒の秋刀魚】

めぐろぎょうにんざか‐の‐たいか【目黒行人坂の大火】‥ギヤウ‥クワ🔗🔉

めぐろぎょうにんざか‐の‐たいか目黒行人坂の大火‥ギヤウ‥クワ 明暦の大火と並称される江戸の大火。明和9年(1772)2月29日、目黒行人坂大円寺から出火、麻布・飯倉から下町に延焼し、神田・下谷・浅草・千住に及び、翌日ようやく鎮火。延焼距離は6里(24キロメートル)に達し、死者・行方不明1万9000人。 ⇒めぐろ【目黒】

めぐろ‐の‐さんま【目黒の秋刀魚】🔗🔉

めぐろ‐の‐さんま目黒の秋刀魚】 落語。殿様が鷹狩りの途中、目黒の農家で供せられたさんまの美味が忘れられず、後日家臣に所望したところ、蒸して脂を抜いたためすこぶるまずく、「さんまは目黒にかぎる」という話。 ⇒めぐろ【目黒】

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