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もち🔗🔉

もち (俗語で)(→)「もちろん」の略。

もち【持ち】🔗🔉

もち持ち】 ①持つこと。 ㋐所有すること。「―家」「―時間」「衣装―」 ㋑負担すること。「費用はそっち―だ」 ②品質や働きが長い時間変わらずにつづくこと。「―がよい」 ③相場の上がるのを待つこと。 ④歌合・囲碁・将棋などで、引分け。持。 ⑤持太刀もちだちの略。

もち【望】🔗🔉

もち】 ①(→)「もちづき」の略。 ②陰暦で月の15日。望日もちのひ。万葉集3「ふじの嶺に降り置く雪は六月みなつきの―に消ぬれば」

もち【餅】🔗🔉

もち】 (モチヒの約)糯米もちごめを蒸し、臼で搗いて種々の形に作った食物。多く正月・節句や祝事に搗く。〈[季]冬〉。〈名語記6〉。「雑煮―」「鏡―」「草―」 ⇒餅に搗く ⇒餅は乞食に焼かせろ、魚は殿様に焼かせろ ⇒餅は餅屋 ⇒餅を搗く

もち【糯】🔗🔉

もち】 米・粟・黍きびなどで、粘り気が強く、ついて餅とすることのできる品種。↔粳うる

もち【黐】🔗🔉

もち】 ①(→)モチノキの別称。 ②モチノキ・ヤマグルマなどの樹皮をつき砕き、繊維などを水で洗い落として製した粘り強いもの。鳥・蠅などを捕らえるのに用いる。とりもち。万葉集13「末枝ほつえに―引き懸け」

もち‐あい【持合・保合】‥アヒ🔗🔉

もち‐あい持合・保合‥アヒ ①互いに力を合わせて持つこと。 ②力関係のつり合いが保たれていること。 ③(取引用語)相場が、一定の小範囲を上下するだけの状態にあること。 ④企業同士が互いに相手の株式を保有し合うこと。 ⇒もちあい‐じょたい【持合所帯】

もち‐あい【餅間】‥アヒ🔗🔉

もち‐あい餅間‥アヒ (→)「もちあわい」に同じ。

もちあい‐じょたい【持合所帯】‥アヒ‥🔗🔉

もちあい‐じょたい持合所帯‥アヒ‥ 数人または数家族が共同して営む所帯。 ⇒もち‐あい【持合・保合】

もち‐あ・う【持ち合う】‥アフ🔗🔉

もち‐あ・う持ち合う‥アフ 〔自五〕 ①ちょうど持ち合わせている。日葡辞書「モチヤウタニヨッテシン(進)ズル」 ②双方がつり合いを保つ。 ③(取引用語)値段または相場が持合いの状態にある。

もち‐あが・る【持ち上がる】🔗🔉

もち‐あが・る持ち上がる】 〔自五〕 ①力が加わって上に上がる。「地面が―・る」 ②降ってわいたように事が起こる。「大事件が―・る」「縁談が―・る」 ③学級担任の教師が生徒の進級と共にその担任を続ける。「5年の担任が6年に―・る」

もち‐あ・げる【持ち上げる】🔗🔉

もち‐あ・げる持ち上げる】 〔他下一〕[文]もちあ・ぐ(下二) ①持って高く上げる。「俵を―・げる」 ②ほめておだて上げる。「大いに―・げて仕事をさせる」

もち‐あじ【持ち味】‥アヂ🔗🔉

もち‐あじ持ち味‥アヂ ①ある食物にもとから備わっている味。「―を生かした料理」 ②人柄や小説・技芸・美術品などの持つ独特の味わいや良さ。「本来の―を出す」

もち‐あそび【玩び・翫び・弄び】🔗🔉

もち‐あそび玩び・翫び・弄び(→)「もてあそび」に同じ。

もち‐あそ・ぶ【玩ぶ・翫ぶ・弄ぶ】🔗🔉

もち‐あそ・ぶ玩ぶ・翫ぶ・弄ぶ】 〔他四〕 (→)「もてあそぶ」に同じ。〈日本霊異記訓釈〉

もち‐あつかい【持扱い】‥アツカヒ🔗🔉

もち‐あつかい持扱い‥アツカヒ もちあつかうこと。

もち‐あつか・う【持ち扱う】‥アツカフ🔗🔉

もち‐あつか・う持ち扱う‥アツカフ 〔他五〕 ①あつかう。とりはからう。 ②取扱いに困る。もてあます。保元物語(金刀比羅本)「十善の帝王に―・はれたてまつりて」。夏目漱石、門「泥棒も―・つたんでせう。それとも余り金にならないんで、已を得ず返して呉れた」

もち‐あば【もち網端】🔗🔉

もち‐あばもち網端】 (宮崎県などで)漁網の袋網に付けた大浮木あば

もち‐あみ【持網】🔗🔉

もち‐あみ持網】 四手網よつであみに似た網。網の四方に竹を張って造り、竹を船の舷にかけて手で支え、水中の魚をすくい捕らえるようにしたもの。

もち‐あみ【餅網】🔗🔉

もち‐あみ餅網】 ①餅を入れてつるしておく網。 ②火の上において餅などを焼く金網。

もち‐あら・す【持ち荒らす】🔗🔉

もち‐あら・す持ち荒らす】 〔他四〕 持っていて損じさせる。日葡辞書「イエ(家)ヲ、また、ウマヲモチアラス」

もち‐ある・く【持ち歩く】🔗🔉

もち‐ある・く持ち歩く】 〔他五〕 もって歩く。携帯する。「いつもパソコンを―・く」

もち‐あわ【糯粟】‥アハ🔗🔉

もち‐あわ糯粟‥アハ アワのうち、実に粘り気があるもの。粟餅を作る。

もち‐あわい【餅間】‥アハヒ🔗🔉

もち‐あわい餅間‥アハヒ 東日本で、正月7日か8日から14日あるいは16日までをいう。餅あい。餅中もちなか。松あいさ。〈[季]新年〉

もち‐あわ・す【持ち合わす】‥アハス🔗🔉

もち‐あわ・す持ち合わす‥アハス [一]〔他五〕 (→)「持ち合わせる」に同じ。 [二]〔他下二〕 ⇒もちあわせる(下一)

もち‐あわせ【持合せ】‥アハセ🔗🔉

もち‐あわせ持合せ‥アハセ 持ち合わせている物。特に、金銭。「あいにく今、―がない」

もち‐あわ・せる【持ち合わせる】‥アハセル🔗🔉

もち‐あわ・せる持ち合わせる‥アハセル 〔他下一〕[文]もちあは・す(下二) ①ちょうど必要なものを持っている。「筆記具を―・せていない」 ②(自分が今、手にさかずきを持っているとき)相手にさかずきをさすのにいう語。浮世草子、諸道聴耳世間猿「盃取上げて一つうけて―・せましたがあげませうか」

もちい【用い】モチヰ🔗🔉

もちい用いモチヰ ①用いること。役に立つこと。つかいみち。用途。 ②尊重。〈日葡辞書〉

もちい【餅】モチヒ🔗🔉

もちいモチヒ (モチイヒ(餅飯)の約)餅の古称。源氏物語「―のさまも殊更びいとをかしう調へたり」 ⇒もちい‐かがみ【餅鏡】

もち‐い【望日】‥ヒ🔗🔉

もち‐い望日‥ヒ 正月15日。望もち。望年もちどし。もちもち節供。戻り正月。返り正月。

もち‐いい【餅飯】‥イヒ🔗🔉

もち‐いい餅飯‥イヒ ⇒もちい(餅)

もち‐いえ【持ち家】‥イヘ🔗🔉

もち‐いえ持ち家‥イヘ 所有している家。もちや。

もちい‐かがみ【餅鏡】モチヒ‥🔗🔉

もちい‐かがみ餅鏡モチヒ‥ かがみもち。〈[季]新年〉。源氏物語初音「―をさへとりよせて」 ⇒もちい【餅】

もち‐いつ・く【持ち斎く】🔗🔉

もち‐いつ・く持ち斎く】 〔自四〕 神としてあがめる。古事記「阿曇連あずみのむらじ等が祖神おやがみと―・く神なり」

もち‐いね【糯稲】🔗🔉

もち‐いね糯稲】 糯米を産するイネ。胚乳は不透明な白色で粘り気が強く、餅の原料となる。↔うるしね

モチーフ【motif フランス】🔗🔉

モチーフmotif フランス】 ①絵画・彫刻・小説などにおいて、表現の中心的な動機となるものごと。 ②音楽を構成する最小単位。二つ以上の音が集まり、一つの音楽的意味を形作り、楽節の基本となるもの。動機。 ③壁紙・編物などの装飾美術で、模様の主題を構成する単位。

もち・いる【用いる】モチヰル🔗🔉

もち・いる用いるモチヰル 〔他上一〕 (元来は「持ち率る」の意で、ワ行上一段活用であったが、平安中期以降ハ行転呼の現象が生じてヰ・ヒが混同し、「もちひる」とも記されるようになり、さらにハ行上二段にも活用するようになった。また、イ・ヒ・ヰの混同により中世以降ヤ行にも活用した) ①主君などが能力を認めてつかう。特に、職務・地位につかせる。任用する。孝徳紀「要かならず臣の翼たすけを―・ゐる」。源氏物語少女「世のひが者にて才のほどよりは―・ゐられず」。太平記30「―・ゆる時は鼠も虎となり、―・ゐざる時は虎も鼠となる」。「営業課長に―・いる」 ②よしとして取り上げる。採用する。源氏物語賢木「致仕の表奉り給ふを…たびたび―・ゐさせ給はねど」。平家物語8「西国へ院宣を下されたりけれども、平家―・ゐ奉らず」。「部下の意見を―・いる」 ③役に立てて使う。使用する。平家物語3「僧都一期の間、身に―・ゐる処、大伽藍の寺物仏物にあらずと云ふ事なし」。「申込みには所定の用紙を―・いること」「兵を―・いる」「意を―・いる」

もち・う【用ふ】モチフ🔗🔉

もち・う用ふモチフ 〔他上二〕 ⇒もちいる。史記抄「卒史に―・ふべき人の員かず足らざるは」

もち‐うた【持ち歌・持ち唄】🔗🔉

もち‐うた持ち歌・持ち唄】 いつでも歌えるように持ち合わせている得意な歌曲。レパートリー。

もち‐うち【望打ち】🔗🔉

もち‐うち望打ち】 小正月に、祝い棒を持って嫁の尻を打ち、果樹をたたきなどして生産をうながす予祝行事。→木呪きまじない

もち‐おい【餅負い】‥オヒ🔗🔉

もち‐おい餅負い‥オヒ 満1年の誕生祝い。この日、祝い餅をついて子に負わせる儀式がある。力餅。立ち餅。→餅踏み

もち‐おうぎ【持扇】‥アフギ🔗🔉

もち‐おうぎ持扇‥アフギ 所持している扇。特に、陣中で軍配団扇ぐんばいうちわに対して常の扇の称。

もち‐おくり【持送り】🔗🔉

もち‐おくり持送り】 壁柱または壁体から突出して、庇・梁・棚・床などを支える構造物、また、その構法。鉄・木・石などで造って、実用的なもののほかに、単に装飾だけのものもある。ブラケット。 持送り

もち‐おもり【持ち重り】🔗🔉

もち‐おもり持ち重り】 持っているうちに重さが増してくるように感ずること。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「わしも此背中が―がして、どふもならぬ」

もち‐かえ・す【持ち返す】‥カヘス🔗🔉

もち‐かえ・す持ち返す‥カヘス 〔自五〕 (→)「持ち直す」2に同じ。「業績が―・す」

もち‐かえり【持ち帰り】‥カヘリ🔗🔉

もち‐かえり持ち帰り‥カヘリ 買った物を自分で持って帰ること。テイクアウト。

もち‐かえ・る【持ち帰る】‥カヘル🔗🔉

もち‐かえ・る持ち帰る‥カヘル 〔他五〕 ①品物を持って帰る。 ②その場で解決できない問題などを、もとの部署に持って帰る。「―・って検討します」

もち‐か・える【持ち替える】‥カヘル🔗🔉

もち‐か・える持ち替える‥カヘル 〔他下一〕[文]もちか・ふ(下二) 持ちなおす。持つ手をかえる。また、持っているものを別のものにかえる。「フォークを右手に―・える」「筆をペンに―・える」

もち‐かがみ【餅鏡】🔗🔉

もち‐かがみ餅鏡(→)「かがみもち」に同じ。

もち‐か・ける【持ち掛ける】🔗🔉

もち‐か・ける持ち掛ける】 〔他下一〕[文]もちか・く(下二) 相談などを切り出す。誘いかける。「縁談を―・ける」「うまく―・けて承知させる」

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