にそく‐さんもん【
二束三文】
(二束でわずか三文の意。江戸初期の金剛草履の値段から出たという)数が多くて値段のきわめて安いこと。多く、物を捨売りにする場合の値段にいう。二足三文。
○二足の草鞋を履くにそくのわらじをはく
同一人が、両立しないような2種の業を兼ねること。転じて、単に二つの職業を兼ねること。略して「二足の草鞋」とも。
▷本来は、博徒が十手
じってをあずかるような、仕事が相矛盾する場合をいった。
⇒に‐そく【二足】
○二鼠藤を噛むにそふじをかむ
〔仏〕[翻訳名義集]現世は無常で、刻々に死地に近づくことをいう。二鼠は昼夜に、藤は命にたとえる。
⇒に‐そ【二鼠】