複数辞典一括検索+

かたみ‐がわり【互替り】‥ガハリ🔗🔉

かたみ‐がわり互替り‥ガハリ 互いにかわりあうこと。交互。輪番。

かたみ‐に【互に】🔗🔉

かたみ‐に互に】 〔副〕 (「片身に」の意)互いに。かわるがわる。源氏物語若紫「あやしと思へど、―言ひ合はすべきにあらねば」

ご‐かく【互角・牛角】🔗🔉

ご‐かく互角・牛角】 (牛の角が左右互いに長短・大小のない意から)互いに力量に優劣のないこと。平家物語2「仏法王法―なり」。「―に渡り合う」

ご‐かん【互換】‥クワン🔗🔉

ご‐かん互換‥クワン たがいにとりかえること。また、とりかえがきくこと。「―性のある部品」 ⇒ごかん‐せい【互換性】

ごかん‐せい【互換性】‥クワン‥🔗🔉

ごかん‐せい互換性‥クワン‥ 機械、特にパソコンなどで、部品やソフトウェアが他機種と共通に使えること。 ⇒ご‐かん【互換】

ごけい‐かんぜい【互恵関税】‥クワン‥🔗🔉

ごけい‐かんぜい互恵関税‥クワン‥ 条約を締結した諸国が、相互に関税率を引き下げて、第三国に対するよりも低い関税を適用すること。 ⇒ご‐けい【互恵】

ごけい‐じょうやく【互恵条約】‥デウ‥🔗🔉

ごけい‐じょうやく互恵条約‥デウ‥ 締約国が互いに相手国の貨物・船舶などに、第三国に対するよりも有利な条件を与えるために結ばれた条約。 ⇒ご‐けい【互恵】

ごけい‐つうしょう‐きょうてい‐ほう【互恵通商協定法】‥シヤウケフ‥ハフ🔗🔉

ごけい‐つうしょう‐きょうてい‐ほう互恵通商協定法‥シヤウケフ‥ハフ (Reciprocal Trade Agreement Act)1934年アメリカで成立した通商法。最恵国待遇・相互主義等のガットの原則を先取りしたもの。これにより、南米を中心に20カ国とアメリカとの間で通商協定が結ばれ、保護貿易から多角的自由貿易への転換点となった。 ⇒ご‐けい【互恵】

ご‐し【互市】🔗🔉

ご‐し互市】 外国と貿易すること。中国で、古くは北方民族との貿易をいった。

ごし‐じょう【互市場】‥ヂヤウ🔗🔉

ごし‐じょう互市場‥ヂヤウ 貿易を許可された場所。開港場。条約港。

ご‐しゅう【互酬】‥シウ🔗🔉

ご‐しゅう互酬‥シウ ①物品や役務などを互いに提供しあうこと。 ②経済人類学で、贈与と返礼。 ⇒ごしゅう‐せい【互酬性】

ごしゅう‐せい【互酬性】‥シウ‥🔗🔉

ごしゅう‐せい互酬性‥シウ‥ 個人あるいは集団間で、贈与を受けた側が与えた側に何らかの返礼をすることによって、相互関係が更新・持続されること。 ⇒ご‐しゅう【互酬】

ご‐じょ【互助】🔗🔉

ご‐じょ互助】 互いにたすけあうこと。 ⇒ごじょ‐かい【互助会】

ご‐じょう【互譲】‥ジヤウ🔗🔉

ご‐じょう互譲‥ジヤウ 互いに譲りあうこと。「―の精神」

ごじょ‐かい【互助会】‥クワイ🔗🔉

ごじょ‐かい互助会‥クワイ 会員が互いに助け合うことを目的とした組織。 ⇒ご‐じょ【互助】

ごじょ‐ほう【互除法】‥ヂヨハフ🔗🔉

ごじょ‐ほう互除法‥ヂヨハフ 〔数〕(→)「ユークリッドの互除法」のこと。

ご‐せい【互生】🔗🔉

ご‐せい互生】 〔植〕茎や枝に交互に1枚ずつ葉を生じること。サクラ・アサガオの類。互生葉序。→葉序(図)

ご‐せん【互選】🔗🔉

ご‐せん互選】 お互いの中から選挙して選び出すこと。「議長を―する」

ご‐そう【互層】🔗🔉

ご‐そう互層】 〔地〕2種以上の岩石から成る地層が交互に重なっていること。砂岩と泥岩とが繰り返し重なっている砂泥互層など。

ご‐ぶつ【互物】🔗🔉

ご‐ぶつ互物】 互いに組み合って初めて役に立つもの。

ご‐へん【互変】🔗🔉

ご‐へん互変】 二つのものが相互に変ずること。 ⇒ごへん‐いせい【互変異性】

ごへん‐いせい【互変異性】🔗🔉

ごへん‐いせい互変異性】 〔化〕(tautomerism)化合物に2種の異性体が存在し、それらが互いに容易に変化しあう異性。アセト酢酸エチルがケト型とエノール型をとる類。 ⇒ご‐へん【互変】

ご‐ゆう【互有】‥イウ🔗🔉

ご‐ゆう互有‥イウ 互いに所有すること。 ⇒ごゆう‐けん【互有権】

ごゆう‐けん【互有権】‥イウ‥🔗🔉

ごゆう‐けん互有権‥イウ‥ 土地の境界線上に設けた界標・囲障・牆壁しょうへき・溝渠こうきょに対する相隣者の共有持分権。分割が禁止される点で通常の共有権と異なる。旧民法の用語に由来。 ⇒ご‐ゆう【互有】

ご‐よう【互用】🔗🔉

ご‐よう互用】 互いにまじえて用いること。かわるがわる用いること。 ⇒ごよう‐り【互用犂】

ごよう‐り【互用犂】🔗🔉

ごよう‐り互用犂】 プラウの一種。犂体を左右両側または上下に装置して、往きと帰りに交互に使用するもの。リバーシブル‐プラウ。 ⇒ご‐よう【互用】

たがい【互い】タガヒ🔗🔉

たがい互いタガヒ (タガヒ(違)から。多く「に」を伴い副詞として用いる。平安時代には漢文訓読系の文章で用い、和文系の文章では「かたみ(に)」を用いた)相対する二つのものの双方。特に、自分と相手。今昔物語集10「―の恩を忘れむ、此れ、思はざる事なり」。「―の欠点を知る」「お―よく話し合おう」 ⇒たがい‐ずく【互い尽】 ⇒たがい‐せん【互先】 ⇒たがい‐だめ【互い為】 ⇒たがい‐ちがい【互い違い】 ⇒たがい‐どく【互いどく】 ⇒たがい‐に【互いに】 ⇒互いに素

たがい‐ずく【互い尽】タガヒヅク🔗🔉

たがい‐ずく互い尽タガヒヅク 双方が相談してのこと。納得ずく。あいたいずく。 ⇒たがい【互い】

たがい‐せん【互先】タガヒ‥🔗🔉

たがい‐せん互先タガヒ‥ 囲碁で、技量の互角の者同士の手合割てあいわり。交互に先番で打つ。相先あいせん⇒たがい【互い】

たがい‐だめ【互い為】タガヒ‥🔗🔉

たがい‐だめ互い為タガヒ‥ 双方にとって都合のよいこと。傾城禁短気「是は―といふもの」 ⇒たがい【互い】

たがい‐ちがい【互い違い】タガヒチガヒ🔗🔉

たがい‐ちがい互い違いタガヒチガヒ 両方から入れちがうさま。かわるがわる。交互。「―に並べる」 ⇒たがい【互い】

たがい‐どく【互いどく】タガヒ‥🔗🔉

たがい‐どく互いどくタガヒ‥ タガヒヅク(互尽)の訛。一説に、「互い得」の意。狂言、八句連歌「けいこのためぢやほどに、―になほそ」 ⇒たがい【互い】

たがい‐に【互いに】タガヒ‥🔗🔉

たがい‐に互いにタガヒ‥ 〔副〕 双方が同じことをするさま。また、同じ状態にあるさま。それぞれ。土佐日記「これかれ―国の境のうちはとて、見送りに来る人あまたが中に」。「―挨拶あいさつをかわす」「―浪人中の身の上」 ⇒たがい【互い】 ○互いに素たがいにそ 〔数〕二つの整数が1以外の公約数をもたないこと。二つの整式が定数以外の公約数をもたないこと。二つの集合が共通の要素をもたないこと。 ⇒たがい【互い】

○互いに素たがいにそ🔗🔉

○互いに素たがいにそ 〔数〕二つの整数が1以外の公約数をもたないこと。二つの整式が定数以外の公約数をもたないこと。二つの集合が共通の要素をもたないこと。 ⇒たがい【互い】 たか‐いぬ鷹犬】 鷹狩に用いる犬。藤原隆祐朝臣集「帰さの道より―を乞ひ侍るとて」 たか‐いびき高鼾】 高いいびき声。また、いびきをかいて何の心配もないようによく寝入ること。尾崎紅葉、紫「先生は無頓着の―」 たがい‐め違い目タガヒ‥ ①ちがっているところ。くいちがい。源氏物語若紫「その中に―ありて、慎しませ給ふべきことなむ侍る」 ②失態。過失。源氏物語蜻蛉「心ぎたなき末の―に思ひ知らするなめり」 ⇒たがい【違い】 たかいやまから高い山から】 「高い山から…」で始まる民謡の総称。全国に分布。江戸時代から、近松門左衛門の浄瑠璃「薩摩歌」や歌謡集「山家鳥虫歌」などに類歌が見える。 たかい‐らんざん高井蘭山‥ヰ‥ 江戸末期の読本よみほん作者。名は伴寛、字は思明、通称は文左衛門。江戸の人。作「星月夜顕晦録」「絵本三国妖婦伝」など。(1762〜1838) ⇒たかい【高井】 たが・う違うタガフ [一]〔自五〕 ①一致しなくなる。相違する。竹取物語「かぐや姫のたまふやうに―・はず造り出でつ」。天草本平家物語「そのお文は…有王が申すに―・はず書かれて」。「予想に―・う結末」 ②そむきはずれる。万葉集14「汝いましを頼み母に―・ひぬ」。天草本平家物語「家長日ごろの契約―・ひ奉るまじいと言うて」。「法に―・う」 ③変化する。尋常でなくなる。源氏物語少女「けさうじ給へる御顔の色―・ひて」 [二]〔他下二〕 ⇒たがえる(下一) だか・う抱かふダカフ 〔他下二〕 抱きかかえる。好色一代女6「手づから風呂敷づつみを―・へしが」 たか‐うきぼり高浮彫】 浮彫の一種。肉が最も厚く浮き上がったもので、建築装飾となる。高肉彫。 たか‐うすべお高薄部尾・鷹護田鳥尾‥ウスベヲ (タカウスビョウとも)矢羽の一種。→うすべお たか‐うで高腕】 肘ひじと肩との間の称。高手。 たか‐うね高畦】 作物を栽培するのに、特に高くした畦。排水の良くない時などに行う。 たか‐え高笑・噱‥ヱ 声高に笑うこと。たかわらい。〈新撰字鏡2たがえ違えタガヘ ①たがえること。ちがえること。 ②「方かた違え」の略。蜻蛉日記「―こそはせましか」 ⇒たがえ‐もの【違え物】 た‐がえし耕しタガヘシ たがえすこと。耕作。 た‐がえ・す耕すタガヘス 〔他四〕 (田を返す意)田畑を掘り返す。たがやす。東大寺諷誦文稿「歴山に耕タカヘして」 たか‐えびら竹箙】 竹で造ったえびら。今昔物語集29「―箭十許り差したるをかき負ひて」 たか‐えみ高笑み‥ヱミ 声高く笑うこと。たかわらい。 たがえ‐もの違え物タガヘ‥ とりちがえた物。 ⇒たがえ【違え】 た‐がえり手返り‥ガヘリ たがえること。夫木和歌抄11「空とぶ鷹は―もせず」 たが・える違えるタガヘル 〔他下一〕[文]たが・ふ(下二) ①ちがわせる。合わないようにする。一致させない。源氏物語橋姫「ひとこともかく打ち出で聞えさせてむさまを―・へ侍るまじくなむ」。天草本平家物語「本書のことばを―・へず書写し」。「色を―・える」 ②そむいて裏切る。約束や言いつけを破る。天草本平家物語「日ごろの契約を―・へず、参つたる事はまことに神妙な儀ぢや」。「約束を―・える」 ③方違えをする。源氏物語帚木「二条院にも同じ筋にて。いづくにか―・へん」 た‐がえ・る手返る‥ガヘル 〔自四〕 獲物に合わせた鷹が鷹飼の手に返って来る。〈日葡辞書〉 たかお高尾‥ヲ 江戸吉原の三浦屋四郎左衛門抱えの遊女。前後11人ある。初代は子持高尾と称し、寛永頃の人。2代は万治高尾・仙台高尾・石井高尾などと称し、容姿艶麗、和歌と書とを巧みにした。5代西条高尾は京都島原の名妓春との献酬で有名。10代榊原高尾(越後高尾)は、姫路藩主榊原政岑に落籍され、政岑は隠居を命ぜられた。世俗に伝える仙台侯の遊興は、戯作者がこの事件を付会したものという。 ⇒たかお‐さんげ【高尾懺悔】 たかお高雄‥ヲ (Gaoxiong)台湾南部の港湾都市。古くは打狗(Dagao)と呼んだが、日本の統治下で高雄と改称。台湾最大の輸出港・遠洋漁業基地で、南部最大の工業地帯を形成。人口146万9千(1999)。 たかお高雄・高尾‥ヲ 京都市右京区梅ヶ畑の一地区。清滝川の右岸に位置する。栂尾とがのお・槙尾まきのおとともに三尾さんびと称し、古来紅葉の勝地。真言宗の名刹、高雄山神護寺がある。 西明寺 撮影:山梨勝弘 ⇒たかお‐まんだら【高雄曼荼羅】 たか‐おうぎ高扇‥アフギ ①扇を高く上げて、ゆっくりあおぐこと。今昔物語集31「―を使ひてその札の許に立ちてのどかに物を見て」 ②田楽でんがくの道具で、竿の先に大きな扇をつけたもの。洛陽田楽記「基忠卿は九尺の―を捧げ」 たか‐おか高岡‥ヲカ 高い岡。岡。 たかおか高岡‥ヲカ 富山県北西部の市。礪波となみ平野北東部の商工業都市で交通の要地。銅器・漆器・捺染の特産地。紡績・化学・アルミ・製紙工業が盛ん。人口18万1千。 ⇒たかおか‐たんき‐だいがく【高岡短期大学】 たかおか‐しんのう高岳親王‥ヲカ‥ワウ 真如の俗名。 たかおか‐たんき‐だいがく高岡短期大学‥ヲカ‥ もと国立の独立短期大学。1983年設置。2004年国立大学法人。05年富山大学に統合。 ⇒たかおか【高岡】 たか‐おかみ高龗】 (「たか」は山峰の意)「闇龗くらおかみ参照。 たかお‐さん高尾山‥ヲ‥ 東京都八王子市にある山。小仏峠の南東に連なり、標高599メートル。山頂に薬王院がある。古樹多く、新緑・紅葉共によく、東京西郊の行楽地。 たかお‐さんげ高尾懺悔‥ヲ‥ 歌舞伎舞踊。長唄。本名題「高尾懺悔の段」。1744年(延享1)初演。初世杵屋新右衛門作曲。傾城高尾の亡霊が、在りし日の追懐、今の地獄の責苦を語る。のち荻江節に移曲。富本・清元でも、のちに同じ趣向の曲が作られる。 ⇒たかお【高尾】 たかお‐まんだら高雄曼荼羅‥ヲ‥ 紫の綾地に金銀泥を用いて描いた両界曼荼羅。高雄の神護寺に伝来し、淳和天皇の御願によって天長(824〜834)年間に作られたものと伝える。空海の請来した両界図の系統で、この種の両界図中最古の遺品。 ⇒たかお【高雄・高尾】 たか‐か多花果‥クワクワ (→)集合果に同じ。 たか‐が高が】 〔副〕 (「全額を数えても」の意から)たかだか。せいぜい。見くびった気持で使う。浄瑠璃、薩摩歌「―後家の身、いたづら者といはるるまで」。「―百円ぐらいで」 たか‐がい鷹飼‥ガヒ ①鷹を飼うこと。また、その人。 ②鷹匠たかじょう。伊勢物語「大鷹の―にてさぶらはせ給ひける」 たか‐がかり高掛り】 ①村などの石高に応じて賦課されること。石掛り。→高割。 ②高掛物の略称。 ③囲碁で、隅を占めている相手の石に対して、高い位置から(直線的に)攻めかかること。桂馬掛りに対していう。 ⇒たかがかり‐さんやく【高掛り三役】 ⇒たかがかり‐もの【高掛物】 たかがかり‐さんやく高掛り三役(→)三役2に同じ。 ⇒たか‐がかり【高掛り】 たかがかり‐もの高掛物】 江戸時代、村々に対しその石高に応じて課された付加税の総称。 ⇒たか‐がかり【高掛り】 たか‐がき竹垣】 竹でつくった垣。たけがき。万葉集11「あら玉の伎倍きへが―編目ゆも」 たか‐がき高垣・雉】 (雉は中国で城壁の大きさの単位で、一雉は長さ3丈、高さ1丈)高い垣。神代紀「其の宮は―堞ひめがき整へ頓そなわりて」 たか‐がけ高賭け】 大きなかけごと。〈日葡辞書〉

[漢]互🔗🔉

 字形  筆順 〔二部2画/4画/常用/2463・385F〕 〔音〕(呉) 〔訓〕たがい [意味] かわるがわる(する)。たがいに。「互助・互恵・互選・相互・交互」 [解字] 切りこみの入った木材がたがいにかみ合うさまを描いた象形文字。

[漢]互🔗🔉

 〔彑(・彐)部1画〕 ⇒二部

広辞苑で始まるの検索結果 1-37