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で‐づかい【出遣い】‥ヅカヒ🔗⭐🔉
で‐づかい【出遣い】‥ヅカヒ
①多くの金銭を費やすこと。
②人形遣いが顔を見物人の前にあらわして人形をつかうこと。誹風柳多留19「眠たがる子を―につかふなり」
⇒出遣いより小遣い
○出遣いより小遣いでづかいよりこづかい🔗⭐🔉
○出遣いより小遣いでづかいよりこづかい
まとまった多額の支出よりも、平生のこまごました支出の方が、総額ではかえって大きな高になるということ。「大使いより小使い」とも。
⇒で‐づかい【出遣い】
てっか‐うち【鉄火打】‥クワ‥
ばくちうち。博徒。莫切自根金生木きるなのねからかねのなるき「大ぜい―をあつめ」
⇒てっ‐か【鉄火】
て‐づかえ【手支え】‥ヅカヘ
手もとのさしつかえ。仕事のさしつかえ。手づまり。浄瑠璃、孕常盤「さあといふ時、御用に―なきやうに」
て‐づか・える【手支へる】‥ヅカヘル
〔自下一〕
手もとに差支えが起こる。さしつかえる。金銭の都合がつかなくなる。ひとりね「大夫を請出す段に成て―・へる人多しといふ」
てづか‐おさむ【手塚治虫】‥ヲサム
漫画家。本名、治。大阪生れ。大阪大付属医学専門部卒。映画的手法を駆使し、ストーリー漫画を芸術の域に高めた。アニメーションも制作。作「ジャングル大帝」「鉄腕アトム」「火の鳥」など。(1928〜1989)
手塚治虫
撮影:田村 茂
⇒てづか【手塚】
てっ‐かく【的確】テキ‥
⇒てきかく
てっ‐かく【適格】テキ‥
⇒てきかく
てつ‐がく【哲学】
①(philosophy)(philosophia ギリシアは愛智の意。西周にしあまねは賢哲の明智を希求する意味で、周敦頤とんいの「士希賢」ということばに基づき希哲学と訳し、それが哲学という訳語に定着した)物事を根本原理から統一的に把握・理解しようとする学問。古代ギリシアでは学問一般を意味し、近代における諸科学の分化・独立によって、新カント派・論理実証主義・現象学など諸科学の基礎づけを目ざす学問、生の哲学・実存主義など世界・人生の根本原理を追求する学問となる。認識論・倫理学・存在論・美学などを部門として含む。
②俗に、経験などから築き上げた人生観・世界観。また、全体を貫く基本的な考え方・思想。「―に欠ける政策」
⇒てつがく‐し【哲学史】
⇒てつがく‐しゃ【哲学者】
⇒てつがく‐てき【哲学的】
⇒てつがくてき‐にんげんがく【哲学的人間学】
てつがく‐し【哲学史】
哲学の歴史。哲学思想の変遷・推移を明らかにする学問。
⇒てつ‐がく【哲学】
てつがくじい【哲学字彙】‥ヰ
日本最初の哲学辞書。井上哲次郎ら編。1881年(明治14)初版、84年再版、1912年(大正1)3版を刊行。
てつがく‐しゃ【哲学者】
哲学の思索や研究にたずさわる者。二葉亭四迷、落葉のはきよせ「夫れ―は吾人の中尤も智識の発達したる者なり」
⇒てつ‐がく【哲学】
てつがく‐てき【哲学的】
哲学に関するさま。哲学でするように思考・行動するさま。
⇒てつ‐がく【哲学】
てつがくてき‐にんげんがく【哲学的人間学】
人間の本性や行動や文化の特質を、生物学など経験科学の知見を踏まえながら、自然的・歴史的に考察しようとする哲学の一分野。1920年代のドイツに始まり、代表的論者にシェーラー・ゲーレンなど。
⇒てつ‐がく【哲学】
て‐つかず【手付かず】
①未だ使用しないこと。まだ手をつけないこと。「―の金」
②手をつかわないこと。手を労しないこと。浮世風呂2「つむりへ乗せさへすれば―に髷が出来る」
でっかち
頭がからだの割に大きいこと。「頭―」
⇒でっかち‐な・い
でっかちけ‐な・い
〔形〕
(→)「でっかちない」に同じ。
でっかち‐な・い
〔形〕
(「ない」は甚だしいの意)非常に大きい。でっかい。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「此の間はお上には―・いおこしらへ」
⇒でっかち
てっか‐どんぶり【鉄火丼】‥クワ‥
マグロの生身を鮨飯すしめしにのせた丼物。てっかどん。
⇒てっ‐か【鉄火】
てっか‐ば【鉄火場】‥クワ‥
ばくち場。賭場。
⇒てっ‐か【鉄火】
てっか‐はだ【鉄火肌】‥クワ‥
侠気に富んだ気質。「―の姐御あねご」
⇒てっ‐か【鉄火】
てつ‐かぶと【鉄兜】
弾丸・落下物などから頭部を保護する鉄製の帽子。
てっか‐まき【鉄火巻】‥クワ‥
鮨すしの一つ。マグロの生身を芯にして海苔で巻いたもの。
⇒てっ‐か【鉄火】
て‐づかみ【手掴み】
直接手でつかむこと。「―で食べる」「鮭を―にする」
てっか‐みそ【鉄火味噌】‥クワ‥
炒り大豆を油でいためて赤味噌・トウガラシと練ったなめ味噌。ゴボウなどを加えることもある。また、落花生でも作る。
⇒てっ‐か【鉄火】
てっかり
光りかがやくさま。てかてか。奴俳諧「壁のすきまに月は―」
でっかり
重いものを置くさま。また、大きく重々しいさま。どっかり。紅梅千句「―と重ね畳に押しなほり」
てっ‐かん【鉄幹】
老梅の幹の雅称。
てっかん【鉄幹】
与謝野寛の号。
てっ‐かん【鉄管】‥クワン
鉄製の管。
⇒てっかん‐ビール【鉄管ビール】
てっ‐かん【鉄艦】
鉄板で装甲した軍艦。甲鉄艦。
てつ‐がん【鉄丸】‥グワン
鉄のたま。謡曲、歌占「飢ゑては―を呑み、渇しては銅汁を飲むとかや、地獄の苦しみは無量なり」
てっかんのん【鉄観音】‥クワンオン
中国福建・台湾などで栽培される、ウーロン茶に適した茶樹。また、その茶葉から製した半発酵茶。ウーロン茶としては焙煎が強い。
てっかん‐ビール【鉄管ビール】‥クワン‥
水道の水のことをふざけていう語。
⇒てっ‐かん【鉄管】
てっ‐き【鉄軌】
鉄道の軌条。レール。
てっ‐き【鉄器】
鉄製の利器・器具。
⇒てっき‐じだい【鉄器時代】
てっ‐き【鉄騎】
①鉄甲を着けた騎馬武者。
②勇猛な騎兵。
てっ‐き【摘記】テキ‥
かいつまんでしるすこと。また、その記録。摘録。
てっ‐き【適帰】テキ‥
行ってたよること。行って落ち着くこと。
てっ‐き【適期】テキ‥
適当な時期。
てっ‐き【敵機】テキ‥
敵の飛行機。
てっ‐き【敵騎】テキ‥
敵の騎兵。
て‐つき【手付】
①手を使って事をするときの、手のかっこうや動かし方。てなみ。源氏物語帚木「かい弾く爪音、―、口つき」。「慣れた―で」
②江戸幕府の郡代・代官・寺社奉行・勘定吟味役などに直属して事務をとった役人。御家人格。職務は手代と同じで、寛政(1789〜1801)のころ、小普請組の救済策として新設。
て‐つき【手突き】
弓を用いずに矢を手で投げつけて突くこと。太平記15「わざと弓をば持たず、是は―にせんがためなりけり」
⇒てつき‐や【手突き矢】
て‐つぎ【手次・手継】
①手から手にうけつぐこと。代々うけつぐこと。日葡辞書「テツギサウデン(相伝)ノヲシエ」
②浄土真宗で、檀家から所属の寺院をいう称。本山と檀家との中間にあって、本山からの教化を取り次ぐからいう。てつぎでら。
⇒てつぎ‐しょうもん【手継証文】
デッキ【deck】
①船の甲板。
②列車の昇降口・出入口の床。昇降口から客室に入るところ。
③空港・桟橋の送迎用見張らし台。
④テープデッキの略。
⇒デッキ‐シューズ【deck shoes】
⇒デッキ‐チェア【deck chair】
⇒デッキ‐ブラシ【deck brush】
てっき‐じだい【鉄器時代】
考古学上の時代区分の一つ。鉄が利器に使用された時代。石器時代・青銅器時代に次ぐ。
⇒てっ‐き【鉄器】
デッキ‐シューズ【deck shoes】
甲板(デッキ)などで履く靴。厚手のキャンバス地と防水加工したオイルド‐レザーとがあり、滑り止めのゴム底がついている。
⇒デッキ【deck】
てつぎ‐しょうもん【手継証文】
古代・中世、不動産の権利の移動を証明する文書。その移動ごとに新しい文書を既存の文書に貼って継ぎ足す。手継券文けんもん。連券。
⇒て‐つぎ【手次・手継】
デッキ‐チェア【deck chair】
甲板などで用いる、寝そべるのに便利な折り畳み椅子。
⇒デッキ【deck】
デッキ‐ブラシ【deck brush】
船の甲板や床を洗うのに用いる長い柄のブラシ。
⇒デッキ【deck】
てつき‐や【手突き矢】
手突きにする矢。打矢うちや。→手矢てや2
⇒て‐つき【手突き】
てっ‐きゃく【鉄脚】
①鉄製の、橋・塔などの脚。
②丈夫な脚。
てっ‐きゃく【撤却】
とりのぞくこと。撤去。
てっ‐きゅう【鉄灸】‥キウ
(テッキョウともいい、「鉄橋」「鉄弓」とも書く)火の上にかけ、魚・田楽豆腐などをのせて焼くのに用いる、細い鉄の串やそれを格子状・網状に組んだもの。鉄架。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「火鉢にかけし―の火に成つたのを追つ取つて」
てつぎゅう【鉄牛】‥ギウ
江戸前期の黄檗おうばく宗の僧。諱いみなは道機。号は自牧子。石見の人。長崎で隠元に謁し、その高弟木庵性瑫もくあんしょうとう(1611〜1684)の弟子となり、万福寺の創建、法弟鉄眼の大蔵経刊行に尽力。また、老中稲葉正則に進言して下総の椿海つばきのうみの干拓事業を達成。諡号しごうは大慈普応国師。(1628〜1700)
てっ‐きょ【撤去】
取りさること。取りのぞくこと。撤却。「違法建造物を―する」「鉄道の―」
てつ‐ぎょ【鉄魚】
コイ科の淡水産の硬骨魚。フナに似るが、どのひれも非常に長くのび、体色もさまざまある。日本各地の池沼に野生する。
てつ‐ぎょ【轍魚】
[荘子外物](轍わだちの水たまりの中で苦しんでいる魚の意)困窮に迫られているもののたとえ。轍鮒てっぷ。
てっ‐きょう【鉄橋】‥ケウ
①鉄材または鋼材を用いて造った橋。また、鉄道橋。服部撫松、東京新繁昌記「乃ち―を架するは独り此の一川耳のみ」
②⇒てっきゅう(鉄灸)
てっ‐きょう【敵境】テキキヤウ
敵地とのさかい。また、敵地。
てっきり
〔副〕
①はっきり。間違いなく。好色一代女5「おなかにお子さまがやどり給ふなどいひてよろこび、―と男子には覚えあり」
②さだめて。きっと。必ず。東海道中膝栗毛初「―そんなことと思つたのさ」。「―泥棒が入ったものと思った」
⇒てっきり‐こ
てっきり‐こ
(コは接尾語)きちんとしているさま。きっちり。傾城禁短気「―に銀かねを取つて」
⇒てっきり
てっ‐きん【鉄琴】
〔音〕小型の鉄板を音階順に並べ、桴ばちで打って演奏する打楽器。17世紀頃オランダ人が東南アジアの民俗楽器をまねて改良したといわれる。携帯用のベルリラもこの一種。鉄心琴。グロッケンシュピール。
てっ‐きん【鉄筋】
①コンクリート建築の張力を補強するために中に埋め込む棒状の鋼材。
②鉄筋コンクリート建築の略。「―5階建て」
⇒てっきん‐こう【鉄筋工】
⇒てっきん‐コンクリート【鉄筋コンクリート】
てっきん‐こう【鉄筋工】
鉄筋の加工・組立て・取付けを業とする労働者。
⇒てっ‐きん【鉄筋】
てっきん‐コンクリート【鉄筋コンクリート】
(reinforced concrete)鉄筋を組み合わせ、まわりにコンクリートをうちこんだもの。圧力に強いコンクリートと張力に強い鉄筋との特徴を生かして、建造物の耐久性・耐火性・耐震性を強化する。RC
⇒てっ‐きん【鉄筋】
でっ‐く【重五・畳五】
双六すごろくで、二つの采さいに、共に五の目が出ること。でく。
テックス【tex】
糸の太さの単位の一つ。1000メートルの糸の質量をグラムで表したもの。
テックス
(textureから)
①軟質繊維板。→繊維板。
②織物・生地の意。
てつ‐くず【鉄屑】‥クヅ
鉄のくず。スクラップ。
で‐つく・す【出尽くす】
〔自五〕
残らず出てしまう。出切る。「意見が―・す」
て‐づくね【手捏ね】
陶器などの形を作るのに、轆轤ろくろや型を用いず、指先で粘土をこねて作ること。また、そのもの。
て‐づくり【手作り・手造り】
①手ずから作ること。自身で製すること。また、その物。手製。てさく。「―のケーキ」
②手織りの布。たづくり。万葉集14「多摩川にさらす―さらさらに」
③轆轤ろくろや型を用いず、指先で製した陶器。てづくね。
④古代末期〜中世、荘園領主・地頭・荘官・有力名主などの直営田。つくだ。正作田。
⑤江戸時代以後、地主が所有地の一部を小作に出さず、自分で耕作すること。てさく。
⑥独断。手前勝手。日葡辞書「テヅクリナコトヲイウ」
でっくり
肥満して重いさま。でっぷり。東海道中膝栗毛5「大あばた、ひげだらけの―おしやう」
で‐づくり【出作り】
⇒でさく
でっ‐くわ・す【出っ会す】‥クハス
〔自五〕
デクワスの促音化。
て‐つけ【手付】
(テヅケとも)
①手をつけること。手を下して物事を行うこと。
②売買・請負・貸借などの契約締結の際、その履行の保証として買主や注文主から相手方に交付する金銭。手付金。「―を打つ」
③(→)御手付おてつきに同じ。
④日本の伝統音楽で楽器、とりわけ弦楽器のパートの作曲のこと。歌や囃子はやしの作曲は、それぞれ節付、作調という。
⇒てつけ‐きん【手付金】
⇒てつけ‐ながれ【手付流れ】
⇒てつけ‐ばいもどし【手付倍戻し】
⇒手付を打つ
てっけい‐きせき【鉄珪輝石】
鉄を主成分とする斜方晶系の輝石。緑褐色ないし褐色の柱状結晶として火成岩や変成岩中に産出。頑火輝石と固溶体を形成。
てつけ‐きん【手付金】
(→)手付2に同じ。
⇒て‐つけ【手付】
てっ‐けつ【剔抉】テキ‥
えぐってほじくりだすこと。悪事などをあばき出すこと。「欠陥を―する」
てっ‐けつ【鉄血】
(ビスマルクが、ドイツ統一を達成するものは政治家の演説とか多数決ではなくて、鉄と血とのみ、と議会に宣言したことに基づく)鉄と血、すなわち兵器と兵力。軍備のこと。
⇒てっけつ‐さいしょう【鉄血宰相】
てっけつ‐さいしょう【鉄血宰相】‥シヤウ
(→)ビスマルクの異名。
⇒てっ‐けつ【鉄血】
てつけ‐ながれ【手付流れ】
手付金の交付者が、契約を履行しないため、手付金を受領者に没収されること。
⇒て‐つけ【手付】
てつけ‐ばいもどし【手付倍戻し】
手付金の受領者が、契約を解除するために、その手付金を倍額にして返付すること。手付損倍戻し。
⇒て‐つけ【手付】
⇒てづか【手塚】
てっ‐かく【的確】テキ‥
⇒てきかく
てっ‐かく【適格】テキ‥
⇒てきかく
てつ‐がく【哲学】
①(philosophy)(philosophia ギリシアは愛智の意。西周にしあまねは賢哲の明智を希求する意味で、周敦頤とんいの「士希賢」ということばに基づき希哲学と訳し、それが哲学という訳語に定着した)物事を根本原理から統一的に把握・理解しようとする学問。古代ギリシアでは学問一般を意味し、近代における諸科学の分化・独立によって、新カント派・論理実証主義・現象学など諸科学の基礎づけを目ざす学問、生の哲学・実存主義など世界・人生の根本原理を追求する学問となる。認識論・倫理学・存在論・美学などを部門として含む。
②俗に、経験などから築き上げた人生観・世界観。また、全体を貫く基本的な考え方・思想。「―に欠ける政策」
⇒てつがく‐し【哲学史】
⇒てつがく‐しゃ【哲学者】
⇒てつがく‐てき【哲学的】
⇒てつがくてき‐にんげんがく【哲学的人間学】
てつがく‐し【哲学史】
哲学の歴史。哲学思想の変遷・推移を明らかにする学問。
⇒てつ‐がく【哲学】
てつがくじい【哲学字彙】‥ヰ
日本最初の哲学辞書。井上哲次郎ら編。1881年(明治14)初版、84年再版、1912年(大正1)3版を刊行。
てつがく‐しゃ【哲学者】
哲学の思索や研究にたずさわる者。二葉亭四迷、落葉のはきよせ「夫れ―は吾人の中尤も智識の発達したる者なり」
⇒てつ‐がく【哲学】
てつがく‐てき【哲学的】
哲学に関するさま。哲学でするように思考・行動するさま。
⇒てつ‐がく【哲学】
てつがくてき‐にんげんがく【哲学的人間学】
人間の本性や行動や文化の特質を、生物学など経験科学の知見を踏まえながら、自然的・歴史的に考察しようとする哲学の一分野。1920年代のドイツに始まり、代表的論者にシェーラー・ゲーレンなど。
⇒てつ‐がく【哲学】
て‐つかず【手付かず】
①未だ使用しないこと。まだ手をつけないこと。「―の金」
②手をつかわないこと。手を労しないこと。浮世風呂2「つむりへ乗せさへすれば―に髷が出来る」
でっかち
頭がからだの割に大きいこと。「頭―」
⇒でっかち‐な・い
でっかちけ‐な・い
〔形〕
(→)「でっかちない」に同じ。
でっかち‐な・い
〔形〕
(「ない」は甚だしいの意)非常に大きい。でっかい。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「此の間はお上には―・いおこしらへ」
⇒でっかち
てっか‐どんぶり【鉄火丼】‥クワ‥
マグロの生身を鮨飯すしめしにのせた丼物。てっかどん。
⇒てっ‐か【鉄火】
てっか‐ば【鉄火場】‥クワ‥
ばくち場。賭場。
⇒てっ‐か【鉄火】
てっか‐はだ【鉄火肌】‥クワ‥
侠気に富んだ気質。「―の姐御あねご」
⇒てっ‐か【鉄火】
てつ‐かぶと【鉄兜】
弾丸・落下物などから頭部を保護する鉄製の帽子。
てっか‐まき【鉄火巻】‥クワ‥
鮨すしの一つ。マグロの生身を芯にして海苔で巻いたもの。
⇒てっ‐か【鉄火】
て‐づかみ【手掴み】
直接手でつかむこと。「―で食べる」「鮭を―にする」
てっか‐みそ【鉄火味噌】‥クワ‥
炒り大豆を油でいためて赤味噌・トウガラシと練ったなめ味噌。ゴボウなどを加えることもある。また、落花生でも作る。
⇒てっ‐か【鉄火】
てっかり
光りかがやくさま。てかてか。奴俳諧「壁のすきまに月は―」
でっかり
重いものを置くさま。また、大きく重々しいさま。どっかり。紅梅千句「―と重ね畳に押しなほり」
てっ‐かん【鉄幹】
老梅の幹の雅称。
てっかん【鉄幹】
与謝野寛の号。
てっ‐かん【鉄管】‥クワン
鉄製の管。
⇒てっかん‐ビール【鉄管ビール】
てっ‐かん【鉄艦】
鉄板で装甲した軍艦。甲鉄艦。
てつ‐がん【鉄丸】‥グワン
鉄のたま。謡曲、歌占「飢ゑては―を呑み、渇しては銅汁を飲むとかや、地獄の苦しみは無量なり」
てっかんのん【鉄観音】‥クワンオン
中国福建・台湾などで栽培される、ウーロン茶に適した茶樹。また、その茶葉から製した半発酵茶。ウーロン茶としては焙煎が強い。
てっかん‐ビール【鉄管ビール】‥クワン‥
水道の水のことをふざけていう語。
⇒てっ‐かん【鉄管】
てっ‐き【鉄軌】
鉄道の軌条。レール。
てっ‐き【鉄器】
鉄製の利器・器具。
⇒てっき‐じだい【鉄器時代】
てっ‐き【鉄騎】
①鉄甲を着けた騎馬武者。
②勇猛な騎兵。
てっ‐き【摘記】テキ‥
かいつまんでしるすこと。また、その記録。摘録。
てっ‐き【適帰】テキ‥
行ってたよること。行って落ち着くこと。
てっ‐き【適期】テキ‥
適当な時期。
てっ‐き【敵機】テキ‥
敵の飛行機。
てっ‐き【敵騎】テキ‥
敵の騎兵。
て‐つき【手付】
①手を使って事をするときの、手のかっこうや動かし方。てなみ。源氏物語帚木「かい弾く爪音、―、口つき」。「慣れた―で」
②江戸幕府の郡代・代官・寺社奉行・勘定吟味役などに直属して事務をとった役人。御家人格。職務は手代と同じで、寛政(1789〜1801)のころ、小普請組の救済策として新設。
て‐つき【手突き】
弓を用いずに矢を手で投げつけて突くこと。太平記15「わざと弓をば持たず、是は―にせんがためなりけり」
⇒てつき‐や【手突き矢】
て‐つぎ【手次・手継】
①手から手にうけつぐこと。代々うけつぐこと。日葡辞書「テツギサウデン(相伝)ノヲシエ」
②浄土真宗で、檀家から所属の寺院をいう称。本山と檀家との中間にあって、本山からの教化を取り次ぐからいう。てつぎでら。
⇒てつぎ‐しょうもん【手継証文】
デッキ【deck】
①船の甲板。
②列車の昇降口・出入口の床。昇降口から客室に入るところ。
③空港・桟橋の送迎用見張らし台。
④テープデッキの略。
⇒デッキ‐シューズ【deck shoes】
⇒デッキ‐チェア【deck chair】
⇒デッキ‐ブラシ【deck brush】
てっき‐じだい【鉄器時代】
考古学上の時代区分の一つ。鉄が利器に使用された時代。石器時代・青銅器時代に次ぐ。
⇒てっ‐き【鉄器】
デッキ‐シューズ【deck shoes】
甲板(デッキ)などで履く靴。厚手のキャンバス地と防水加工したオイルド‐レザーとがあり、滑り止めのゴム底がついている。
⇒デッキ【deck】
てつぎ‐しょうもん【手継証文】
古代・中世、不動産の権利の移動を証明する文書。その移動ごとに新しい文書を既存の文書に貼って継ぎ足す。手継券文けんもん。連券。
⇒て‐つぎ【手次・手継】
デッキ‐チェア【deck chair】
甲板などで用いる、寝そべるのに便利な折り畳み椅子。
⇒デッキ【deck】
デッキ‐ブラシ【deck brush】
船の甲板や床を洗うのに用いる長い柄のブラシ。
⇒デッキ【deck】
てつき‐や【手突き矢】
手突きにする矢。打矢うちや。→手矢てや2
⇒て‐つき【手突き】
てっ‐きゃく【鉄脚】
①鉄製の、橋・塔などの脚。
②丈夫な脚。
てっ‐きゃく【撤却】
とりのぞくこと。撤去。
てっ‐きゅう【鉄灸】‥キウ
(テッキョウともいい、「鉄橋」「鉄弓」とも書く)火の上にかけ、魚・田楽豆腐などをのせて焼くのに用いる、細い鉄の串やそれを格子状・網状に組んだもの。鉄架。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「火鉢にかけし―の火に成つたのを追つ取つて」
てつぎゅう【鉄牛】‥ギウ
江戸前期の黄檗おうばく宗の僧。諱いみなは道機。号は自牧子。石見の人。長崎で隠元に謁し、その高弟木庵性瑫もくあんしょうとう(1611〜1684)の弟子となり、万福寺の創建、法弟鉄眼の大蔵経刊行に尽力。また、老中稲葉正則に進言して下総の椿海つばきのうみの干拓事業を達成。諡号しごうは大慈普応国師。(1628〜1700)
てっ‐きょ【撤去】
取りさること。取りのぞくこと。撤却。「違法建造物を―する」「鉄道の―」
てつ‐ぎょ【鉄魚】
コイ科の淡水産の硬骨魚。フナに似るが、どのひれも非常に長くのび、体色もさまざまある。日本各地の池沼に野生する。
てつ‐ぎょ【轍魚】
[荘子外物](轍わだちの水たまりの中で苦しんでいる魚の意)困窮に迫られているもののたとえ。轍鮒てっぷ。
てっ‐きょう【鉄橋】‥ケウ
①鉄材または鋼材を用いて造った橋。また、鉄道橋。服部撫松、東京新繁昌記「乃ち―を架するは独り此の一川耳のみ」
②⇒てっきゅう(鉄灸)
てっ‐きょう【敵境】テキキヤウ
敵地とのさかい。また、敵地。
てっきり
〔副〕
①はっきり。間違いなく。好色一代女5「おなかにお子さまがやどり給ふなどいひてよろこび、―と男子には覚えあり」
②さだめて。きっと。必ず。東海道中膝栗毛初「―そんなことと思つたのさ」。「―泥棒が入ったものと思った」
⇒てっきり‐こ
てっきり‐こ
(コは接尾語)きちんとしているさま。きっちり。傾城禁短気「―に銀かねを取つて」
⇒てっきり
てっ‐きん【鉄琴】
〔音〕小型の鉄板を音階順に並べ、桴ばちで打って演奏する打楽器。17世紀頃オランダ人が東南アジアの民俗楽器をまねて改良したといわれる。携帯用のベルリラもこの一種。鉄心琴。グロッケンシュピール。
てっ‐きん【鉄筋】
①コンクリート建築の張力を補強するために中に埋め込む棒状の鋼材。
②鉄筋コンクリート建築の略。「―5階建て」
⇒てっきん‐こう【鉄筋工】
⇒てっきん‐コンクリート【鉄筋コンクリート】
てっきん‐こう【鉄筋工】
鉄筋の加工・組立て・取付けを業とする労働者。
⇒てっ‐きん【鉄筋】
てっきん‐コンクリート【鉄筋コンクリート】
(reinforced concrete)鉄筋を組み合わせ、まわりにコンクリートをうちこんだもの。圧力に強いコンクリートと張力に強い鉄筋との特徴を生かして、建造物の耐久性・耐火性・耐震性を強化する。RC
⇒てっ‐きん【鉄筋】
でっ‐く【重五・畳五】
双六すごろくで、二つの采さいに、共に五の目が出ること。でく。
テックス【tex】
糸の太さの単位の一つ。1000メートルの糸の質量をグラムで表したもの。
テックス
(textureから)
①軟質繊維板。→繊維板。
②織物・生地の意。
てつ‐くず【鉄屑】‥クヅ
鉄のくず。スクラップ。
で‐つく・す【出尽くす】
〔自五〕
残らず出てしまう。出切る。「意見が―・す」
て‐づくね【手捏ね】
陶器などの形を作るのに、轆轤ろくろや型を用いず、指先で粘土をこねて作ること。また、そのもの。
て‐づくり【手作り・手造り】
①手ずから作ること。自身で製すること。また、その物。手製。てさく。「―のケーキ」
②手織りの布。たづくり。万葉集14「多摩川にさらす―さらさらに」
③轆轤ろくろや型を用いず、指先で製した陶器。てづくね。
④古代末期〜中世、荘園領主・地頭・荘官・有力名主などの直営田。つくだ。正作田。
⑤江戸時代以後、地主が所有地の一部を小作に出さず、自分で耕作すること。てさく。
⑥独断。手前勝手。日葡辞書「テヅクリナコトヲイウ」
でっくり
肥満して重いさま。でっぷり。東海道中膝栗毛5「大あばた、ひげだらけの―おしやう」
で‐づくり【出作り】
⇒でさく
でっ‐くわ・す【出っ会す】‥クハス
〔自五〕
デクワスの促音化。
て‐つけ【手付】
(テヅケとも)
①手をつけること。手を下して物事を行うこと。
②売買・請負・貸借などの契約締結の際、その履行の保証として買主や注文主から相手方に交付する金銭。手付金。「―を打つ」
③(→)御手付おてつきに同じ。
④日本の伝統音楽で楽器、とりわけ弦楽器のパートの作曲のこと。歌や囃子はやしの作曲は、それぞれ節付、作調という。
⇒てつけ‐きん【手付金】
⇒てつけ‐ながれ【手付流れ】
⇒てつけ‐ばいもどし【手付倍戻し】
⇒手付を打つ
てっけい‐きせき【鉄珪輝石】
鉄を主成分とする斜方晶系の輝石。緑褐色ないし褐色の柱状結晶として火成岩や変成岩中に産出。頑火輝石と固溶体を形成。
てつけ‐きん【手付金】
(→)手付2に同じ。
⇒て‐つけ【手付】
てっ‐けつ【剔抉】テキ‥
えぐってほじくりだすこと。悪事などをあばき出すこと。「欠陥を―する」
てっ‐けつ【鉄血】
(ビスマルクが、ドイツ統一を達成するものは政治家の演説とか多数決ではなくて、鉄と血とのみ、と議会に宣言したことに基づく)鉄と血、すなわち兵器と兵力。軍備のこと。
⇒てっけつ‐さいしょう【鉄血宰相】
てっけつ‐さいしょう【鉄血宰相】‥シヤウ
(→)ビスマルクの異名。
⇒てっ‐けつ【鉄血】
てつけ‐ながれ【手付流れ】
手付金の交付者が、契約を履行しないため、手付金を受領者に没収されること。
⇒て‐つけ【手付】
てつけ‐ばいもどし【手付倍戻し】
手付金の受領者が、契約を解除するために、その手付金を倍額にして返付すること。手付損倍戻し。
⇒て‐つけ【手付】
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