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かみ‐すり【剃刀】🔗🔉

かみ‐すり剃刀(→)「かみそり」に同じ。

かみ‐そり【剃刀】🔗🔉

かみ‐そり剃刀】 (「髪剃り」の意) ①頭髪・ひげなどを剃るのに用いる鋭利な刃物。こうぞり。「―を当てる」 ②比喩的に、才気鋭く果断なこと。また、その人。 ③(僧の隠語)鮨すし⇒かみそり‐がい【剃刀貝】 ⇒かみそり‐かぶれ【剃刀気触れ】 ⇒かみそり‐ど【剃刀砥】 ⇒かみそり‐とぎ【剃刀研ぎ】 ⇒かみそり‐まけ【剃刀負け】 ⇒剃刀の刃を渡る

かみそり‐がい【剃刀貝】‥ガヒ🔗🔉

かみそり‐がい剃刀貝‥ガヒ マテガイの別称。 ⇒かみ‐そり【剃刀】

かみそり‐かぶれ【剃刀気触れ】🔗🔉

かみそり‐かぶれ剃刀気触れ】 剃刀で剃った後に皮膚に生じる小さい発赤。剃刀負け。 ⇒かみ‐そり【剃刀】

かみそり‐ど【剃刀砥】🔗🔉

かみそり‐ど剃刀砥】 剃刀を研ぐための砥石。 ⇒かみ‐そり【剃刀】

かみそり‐とぎ【剃刀研ぎ】🔗🔉

かみそり‐とぎ剃刀研ぎ】 剃刀を研ぐこと。また、それを職業とする人。 ⇒かみ‐そり【剃刀】 ○剃刀の刃を渡るかみそりのはをわたる 危険な行動のたとえ。 ⇒かみ‐そり【剃刀】

○剃刀の刃を渡るかみそりのはをわたる🔗🔉

○剃刀の刃を渡るかみそりのはをわたる 危険な行動のたとえ。 ⇒かみ‐そり【剃刀】 かみそり‐まけ剃刀負け】 剃刀で剃ったあとにできる、かぶれ。「―する質たち⇒かみ‐そり【剃刀】 かみ‐た神田】 神社に属する田。為家集「きのふこそ―の早苗いそぎしを」 かみ‐だあり神だあり】 (奄美・沖縄地方で)巫女が神がかりして神託・占いをすること。「だあり」は祟たたり、すなわち神の示現を意味する語か。 かみ‐だいどころ上台所】 貴人の奥向きの食物を料理する所。好色一代女4「御―の御次に居て、見えわたりたる諸道具を取さばきの奉公」↔下台所 かみ‐だし髪出⇒かみいだし かみ‐だすけ神助け】 神のお蔭で、不思議に危難から助かること。 かみ‐だたき神叩き】 神に祈り乞うこと。浄瑠璃、傾城恋飛脚「―も不便さから」 かみ‐たち紙裁ち】 ①紙を裁ち切ること。また、それを職業とする人。 ②「紙裁ち庖丁」の略。 ⇒かみたち‐ぼうちょう【紙裁ち庖丁】 かみたち‐ぼうちょう紙裁ち庖丁‥バウチヤウ 紙を裁ち切るのに用いる庖丁。かみたち。 ⇒かみ‐たち【紙裁ち】 かみ‐たて神楯】 神事に供する楯。 かみ‐たて髪立て(→)「髪置き」1に同じ。 かみ‐だな神棚】 家の中で、大神宮などの神符を祭る棚。 かみ‐だのみ神頼み】 神に祈って加護を願うこと。「苦しい時の―」 かみ‐タバコ噛煙草】 噛んで香気を味わう煙草。押し固めた葉に香味・色などを加えたもの。 かみ‐たれ髪垂れ】 (髪を切ることを忌んでいう語)(→)産剃うぶぞりに同じ。日葡辞書「カミタレノイワイヲスル」 か‐みつ花蜜クワ‥ 花の蜜腺から分泌する甘い液汁。 か‐みつ過密クワ‥ ①精密すぎること。童子問「公穀の二伝は深刻―、殆ど隠語を解するがごとし」 ②人口などがある地域・範囲に集中しすぎていること。「―なスケジュール」「―都市」↔過疎 かみ‐つ‐え上つ枝⇒かみつえだ。藻塩草「かみつ枝…かみつえともいふ」 かみ‐つ‐えだ上つ枝】 ①上の方の枝。ほつえ。 ②(兄弟姉妹を枝にたとえて)兄または姉。拾遺和歌集「おほけなく―をばさしこえて」 かみ‐づかい紙遣い‥ヅカヒ 紙の色合などに心を用いること。源氏物語浮舟「さばかりめでたき御―」 かみつかさ上司】 姓氏の一つ。 ⇒かみつかさ‐しょうけん【上司小剣】 かみ‐づかさ主神⇒かむづかさ かみ‐づかさ神司・神官⇒かむづかさ かみ‐づかさ神祇官(→)「じんぎかん」1に同じ。 かみつかさ‐しょうけん上司小剣‥セウ‥ 小説家。名は延貴。奈良県生れ。新聞記者から作家となり、自然主義的傾向から社会主義的傾向に転じた。作「鱧はもの皮」「U新聞年代記」など。(1874〜1947) ⇒かみつかさ【上司】 かみ‐つ‐かた上つ方】 ①上の方。かみに当たる方。 ②京都で、御所に近い、北の方。栄華物語初花「―にさべき御さまにと、おきてきこえさせ給ふ」 かみ‐つき髪付き】 髪の結いぶり。かみかたち。 かみ‐つ・く噛み付く】 〔自五〕 ①噛んで離れずにいる。食いつく。 ②(議論などで)くってかかる。「上司に―・く」 がみ‐つ・く 〔自五〕 がみがみ言う。 かみ‐つけあい紙付け合い‥アヒ 唾などで紙を額につけ、その一端を目のあたりまで垂らして、これを息で吹き落としあう遊戯。 かみ‐つ‐けの上毛野「けの(毛野)」参照。 かみ‐つ‐せ上つ瀬】 川上にある瀬。万葉集17「泉の河の―にうち橋わたし」↔下つ瀬 かみ‐つた紙寸莎⇒かみすさ かみ‐つち紙土】 鋳型に用いる珪砂と粘土と和紙の混合物。繊維によって強靱性が加わり、鋳型の亀裂を防ぐ。 かみ‐づつみ紙包み】 紙で包んだもの。 かみ‐つどい神集い‥ツドヒ 旧暦10月に、諸国の神が出雲大社に集まること。→かむつどう かみ‐づな髪綱】 毛髪を集めて綯った綱。大きな棟木をひきあげるのに用い、また、碇綱いかりづななどにしたという。 かみ‐つ‐ふさ上総⇒かずさ。〈倭名類聚鈔5かみ‐つぶし噛み潰し】 「噛み潰し錘」の略。 ⇒かみつぶし‐おもり【噛み潰し錘】 かみつぶし‐おもり噛み潰し錘】 釣のおもりの一種。割れ目をつけた鉛の粒で、割れ目に糸をはさみ噛みつぶしてとめる。噛錘かみしず⇒かみ‐つぶし【噛み潰し】 かみ‐つぶ・す噛み潰す】 〔他五〕 ①噛んでつぶす。噛みくだく。「苦虫を―・したよう」 ②言いたいことや笑い・あくびなどをじっとこらえる。「あくびを―・す」 かみ‐つぶて紙礫】 紙を固く丸めてぶつけるもの。 かみ‐つ‐みち上つ道】 古代、大和平野を南北に貫く三道の一つ。中つ道の東4里、山の辺の道の西で、北は奈良坂、南は桜井から南西に山田の道を経て藤原京南京極に至る。→中つ道→下しもつ道 上つ道(天理市) 撮影:的場 啓 かみ‐つ‐ゆみはり上つ弓張(→)上弦じょうげんに同じ。 かみ‐つ‐よ上つ世】 大昔の時代。上代。上古。 かみ‐つ‐よほろ上つ丁】 諸国から奉る壮丁そうてい。万葉集20「足柄の下の郡こおりの―丹比部の国人」 カミツレ 〔植〕(kamille オランダを「加密列」と書いたため)カミルレの訛。 かみ‐て上手】 ①上かみの方。上座の方。 ②(川の)上流。 ③舞台の、見物席から見て右の方。 ↔下手しもて かみ‐テープ紙テープ】 紙製のテープ。 かみ‐でっぽう紙鉄砲‥パウ ①玩具の一つ。細い竹筒の両端に濡らしてまるめた紙のたまを詰め、一方のたまを棒で筒内に押し込めば、空気の圧力で、他方のたまが音を発して飛び出すもの。突鉄砲。 ②折り紙の一種。新聞紙などを三角形に折り込み、一端を持って打ち振ると音を発するようにしたもの。 かみ‐どいや上問屋‥ドヒヤ 近世、上方で、上方地方の取引を専門とする問屋。好色五人女2「其後は北浜の備前屋といふ―に季を重ね」↔下問屋 かみ‐とうじん上唐人‥タウ‥ 素姓すじょうの知れない上方の人。浄瑠璃、博多小女郎波枕「表の間借り切つた―」 かみ‐どおり上通り‥ドホリ 市街などで、中心地の方にある街路。 かみ‐とき霹靂】 (雷解きの意)雷の落ちること。落雷。〈日本霊異記訓釈〉 かみ‐とけ霹靂(→)「かみとき」に同じ。〈倭名類聚鈔2かみ‐どこ髪床(→)「かみゆいどこ」に同じ。 かみ‐どころ神所・神地⇒かむどころ かみとの‐もり神殿守⇒かむとのもり かみ‐とも神部⇒かむとも かみ‐とものお神部・神伴緒‥ヲ ⇒かむとものお かみ‐とわし神問はし‥トハシ ⇒かむとわし かみな寄居虫】 ヤドカリの古名。ごうな。〈本草和名〉 かみ‐なが髪長】 ①(斎宮の忌詞)僧。 ②女。好色五人女5「明暮若道じゃくどうに身をなし、弱々としたる―の戯れ一生知らずして」 かみ‐ながら随神・惟神⇒かむながら かみ‐なき巫・覡⇒かんなぎ かみ‐なげし上長押】 長押を上下に設けたとき、上にある長押。↔下長押 かみ‐な・し上無し】 〔形ク〕 それより上がない。最高だ。最上だ。源氏物語帚木「君だちの―・き御選びには」 かみ‐な・す醸み成す】 〔他四〕 酒をかもしつくる。万葉集16「味飯うまいいを水に―・し」 かみな‐づき神無月】 (神の月の意か。また、八百万やおよろずの神々が、この月に出雲大社に集まり他の国にいないゆえと考えられて来た。また、雷のない月の意とも、新穀により酒をかもす醸成月かみなしづきの意ともいわれる)陰暦10月の異称。かみなしづき。かんなづき。神去かみさり月。〈[季]冬〉。→神在かみあり かみ‐なび神名備・神南備⇒かむなび かみ‐ナプキン紙ナプキン】 食卓で、布製ナプキンに代用する紙。 紙ナプキン 撮影:関戸 勇

かみそり‐まけ【剃刀負け】🔗🔉

かみそり‐まけ剃刀負け】 剃刀で剃ったあとにできる、かぶれ。「―する質たち⇒かみ‐そり【剃刀】

すりあげ‐びたい【剃上げ額】‥ビタヒ🔗🔉

すりあげ‐びたい剃上げ額‥ビタヒ 広くそりあげた額。

すり‐だし【剃出し】🔗🔉

すり‐だし剃出し】 江戸時代、髪結の弟子の称。(俚言集覧)

すり‐ぼうし【剃法師】‥ボフ‥🔗🔉

すり‐ぼうし剃法師‥ボフ‥ 新たに髪を剃り落とした僧。今道心いまどうしん。義経記1「―なりけるが、これはおそろしき者の子孫なり」

す・る【剃る】🔗🔉

す・る剃る】 〔他五〕 ソルの訛。狂言、拄杖「最前の出家が、坊主は楽なものぢや、なれというたによつて―・らうかと思うて」

そり【剃刀】🔗🔉

そり剃刀】 「かみそり」の略。(物類称呼)

そり‐あじ【剃り味】‥アヂ🔗🔉

そり‐あじ剃り味‥アヂ かみそりの、毛を剃るときの具合。

そり‐あと【剃り跡】🔗🔉

そり‐あと剃り跡】 髪・ひげを剃った跡。「青々とした―」

そり‐おと・す【剃り落とす】🔗🔉

そり‐おと・す剃り落とす】 〔他五〕 毛を剃っておとす。曾我物語4「わが山にて髪―・し、膚はだえを墨に染め隠し」。「まゆを―・す」 ○反りが合わないそりがあわない (刀の反りが鞘さやと合わない意から)気心が合わない。夏目漱石、彼岸過迄「世間に有勝がちな反そりの合ない本当の親子よりも」 ⇒そり【反り】

そり‐くい【剃杭・剃杙】‥クヒ🔗🔉

そり‐くい剃杭・剃杙‥クヒ 剃った髭ひげのあとに少し伸びた毛を杭に見立てた語。万葉集16「法師らが鬢ひげの―馬繋ぎ」

そり‐け【剃毛】🔗🔉

そり‐け剃毛】 剃り落とした毛。

そり‐こぼ・つ【剃り毀つ】🔗🔉

そり‐こぼ・つ剃り毀つ】 〔他四〕 毛を剃り落とす。剃る。そりこぼす。浄瑠璃、国性爺後日合戦「月代さかやき頭に―・ち」

そり‐こみ【剃込み】🔗🔉

そり‐こみ剃込み】 生え際を深く剃り込むこと。また、その剃った部分。

そり‐こ・む【剃り込む】🔗🔉

そり‐こ・む剃り込む】 〔他五〕 深く剃る。

そり‐さげ【剃下げ】🔗🔉

そり‐さげ剃下げ】 頭髪を広く剃り下げて両鬢りょうびんを細く残したもの。卑しくて野暮なものとされた。

そり‐さ・げる【剃り下げる】🔗🔉

そり‐さ・げる剃り下げる】 〔他下一〕[文]そりさ・ぐ(下二) 頭の頂から髪を下の方へと剃る。

そり‐す・つ【剃り捨つ】🔗🔉

そり‐す・つ剃り捨つ】 〔自下二〕 頭を剃ってしまう。出家することにいう。奥の細道「―・てて黒髪山に衣がへ」

そり‐やつ・す【剃り窶す】🔗🔉

そり‐やつ・す剃り窶す】 〔他四〕 頭を剃って僧形そうぎょうに身をやつす。狭衣物語4「実まことしく―・し給へらむやうに惜しみ」

そ・る【剃る】🔗🔉

そ・る剃る】 〔他五〕 (古くは主に僧侶の剃髪する意に用いた)頭髪・ひげなどを根元から切りおとす。する。新撰字鏡3「髪、除髪也、加美曾留」。続日本紀25「朕は髪を―・りて仏の御袈裟を着てあれど」。平家物語10「今は頭かしらを―・り、戒を保ちなんとして」

てい‐ど【剃度】🔗🔉

てい‐ど剃度】 剃髪得度すること。僧・尼となること。

てい‐はつ【剃髪】🔗🔉

てい‐はつ剃髪】 ①髪を剃ること。仏門に入って髪を剃ること。薙髪ちはつ。 ②うぶぞり。 ③江戸時代、女子に科した刑。髪を剃り落として親族に下付したもの。多く姦通罪に科した。 ⇒ていはつ‐しき【剃髪式】 ⇒ていはつ‐ぜんえ【剃髪染衣】

ていはつ‐しき【剃髪式】🔗🔉

ていはつ‐しき剃髪式】 ①出家得度して仏門に入る時に行う剃髪の儀式。 ②かつてカトリック教で、司祭志願者の頭の頂部を円形に剃る式。 ⇒てい‐はつ【剃髪】

ていはつ‐ぜんえ【剃髪染衣】🔗🔉

ていはつ‐ぜんえ剃髪染衣】 〔仏〕髪を剃り墨染の法衣を着ること、すなわち仏門に入って僧・尼となること。 ⇒てい‐はつ【剃髪】

[漢]剃🔗🔉

 字形 〔刀(刂・)部7画/9画/3670・4466〕 〔音〕テイ(漢) 〔訓〕そる [意味] 髪・ひげをそる。かみそりなどで毛を根もとから切りとる。「剃髪」 ▷は異体字。 [難読] 剃刀かみそり

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